アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

先日、「東大生が書いた株の教科書」という本を読んだのですが、本の中に

トヨタ自動車は実質的無借金経営である。
という記述があります。

無借金経営とは有利子負債よりも利益剰余金・現金同等物・株主資本の3つを足したよりも多いということで、仮に借金をすべて返済したとしても手元にお金が残る状態とのことですが、そんなにお金に余裕のある会社がなぜ有利子負債を背負う必要があるのでしょうか?

銀行からすれば、ほぼ間違いなく返ってくるお金なのでメリットはあると思いますが、トヨタにはどんなメリットがあるのかよくわかりません。銀行との関係作りのためでしょうか?

A 回答 (5件)

日本では借金は悪いという考えが一般的ですが、企業戦略上悪いことばかりではありません。

考えようによっては借金することはとても良いケースもあります。

ここ数年、史上最低の低金利状態が続いています。今後は金利は景気回復と同調して上昇することが見込まれています。こういう二度とない低金利時代に例えば7年とか10年とかの長期固定金利で借金が出来たらこれは文句の無い財務戦略と言えるのではないでしょうか?

例えば5,6年後を考えたら大半の企業は今より高い利子で借金をしていることが想像できますが、トヨタは昔借りた超低金利の借金で安泰に事業を進められます。

(ポイント)
トヨタの貸借対照表を見ると他の自動車メーカーと著しく違う財務上の特徴があります。それは長期の有利子負債の比率が極めて大きいことです。

トヨタと日産の短期負債、長期負債の比率

    短期負債(A)   長期負債(B)  A/B  
トヨタ:3,532,747    5,014,925   0.7倍
日産 :1,925,618    1,373,504   1.4倍

単位:百万円、2005.3月連結決算より

日本の一般的な会社は1年以内に返済する短期負債のほうが多いのが普通です。ところがトヨタは超低金利で長期で借りている借金の方が多いのです。トヨタの信用は抜群ですからお金を貸してくれる銀行はいくらでもあります。借金をしまくって将来有利に財務戦略を進めようとしているのではないかと私は考えています。

(トヨタの借金のメリット)
1.他社より低金利で長期間借りられる(それも固定金利で)

2.借金の利子は営業外費用として経費に出来る
・・・お利口な税金対策ですよね。馬鹿正直に無借金経営をするより他社より有利な借金をして利益を税金で持っていかれないようにしています。

トヨタが有利子負債を通じて行っている財務戦略は私はあっぱれ!というほかありません。皆さんはどう思われますか?
    • good
    • 1

何かメリットがあるから、借り入れしているんですよ。


当然ですが借り入れしている銀行の営業車はトヨタでしょうね。社員の車も当然トヨタでしょう。
それだけでなく、推測ですけどイロイロ取引先を紹介してもらって、半強制的にトヨタ車を導入してもらってるんじゃあないですか。
車は免許保持者全員がターゲットですからね。取引先を沢山増やして、自社製品を買ってもらうのも一つの戦略ですよ。
    • good
    • 1

ずーっと昔は、銀行とのお付き合いで借り入れしていると言われていました。


今は、トヨタ銀行と言われています。
    • good
    • 1

トヨタはグローバルで、たしかに有利子負債があります。



連結の中で、どの子会社がどの程度負債があるのかはわかりませんが、余剰金等から税金でもっていかれるよりも、借り入れ費用を払っていたほうがバランスがよい会社があるのではないでしょうか。
    • good
    • 0

とことんテキトーでいい加減ですが。

。。

トヨタが持っている余剰資金が主に債権だったりすると、あるとき現金が必要になったとき即現金化できるとは限りません。
そんなとき、現金を得るために銀行から借金することになるのでしょう。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aに関連する記事