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お尋ねします。
黒澤映画など、昔の映画についてなのですが、セリフが異常に聞き取りにくいものが多いと思います。

昔の言葉だからとか、方言だからといった理由ではなく、早口すぎたり、はっきりと話してなかったり、セリフの5回に1回くらいは聞き取れず「?」と思って冷めてしまいます。
DVDなので、日本語字幕を出そうかな、と思ったほどです。

当時の映画は基本的にすべてアフレコかと思いますが、なぜアフレコだったのでしょう。

また、アフレコにも関わらず聞き取りづらいのはなぜでしょうか?

「そんなことはない」というご意見でも構いません。昔から映画をご覧になっている方のご意見もぜひ聞かせていただけたらと思います。
宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

トーキーの誕生以来、邦画は同時録音の方が多かったと思います。


現在ではハリウッド作品は撮影時に同時にセリフは録音するものの、後でもう一度録り直すADRシステムが主流です。
邦画や欧州作品は大半が同時録音で、これはむかしもそうだったと思います。
アフレコだったら、あんなにぴったり口とセリフを合わせることは出来なかったのではないでしょうか。


音声クリアでないのは、当時の録音の機器の技術的な問題なのだと思います。
現在は撮影現場ではDATでのデジタル録音が大半ですが、少し前までは6ミリテープを使った録音機「ナグラ」、あるいは「クデルスキー」というものを使っていました。
もっと前となると、僕もよくわかりませんが、かなり旧式のアナログ機器だったと思います。

スタジオでもテープは幅が2インチあるアナログテープや、シネテープと呼ばれるアナログのものを使っていました。(シネテープはいまでも使いますけど)

フィルムの場合は、オリジナルネガの状態がしっかりしていれば、かなりの長期にわたって保存が可能ですが、音関係のものはすべてが磁気を使ったものなので、保存状態がよくても、長期にわたっての保存には適していませんでした。

こういった諸処の条件で音があまりよくないのだと思います。

映画に限らず、むかしのラジオ放送やSPと呼ばれるレコードも音は良くないですよね。それとおなじだと思うんですけど。


現在古い映画をDVDなどの新しいメディアにするにあたって、画質の向上や、補修作業はかなり進んでいるようですが、どういうわけか音の方はそのまんまみたいです。
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ほとんどの場合、音のマスター(録音メディアや音ネガ)は残っていないんじゃないんでしょうか。

。。たぶん、DVDにする際に、映画のフィルムの音声トラックから音を抽出することになりますが、フィルムの痛みに比例して音も悪くなります。

特に大作と呼ばれるもの以外、プリントに使うマスターポジすらもなくって、プリントしたものがかろうじて残っているなんて場合は、フィルムも傷だらけで伸びていて、なんとか補強してやっと再生できるなんていうのがほとんどじゃないかと思いますよ。
そうなると、音はかなりの雑音交じりとなり、ノイズを軽減させると本来の音も曇ってしまうなんてことが起こると思います。

最近は、音の修正技術も上がってきたので、だいぶ再現できるようになってきたようです。
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すみません。


書き忘れました。

あと、マイクを近づけて録音することが困難だった。
ということもあります。

いまではマイクは小型なので、ブームという物干し竿みたいなものの先に取り付けて、カメラに写らないギリギリのところまで近づけて録音します。

むかしはブームスタンドというのに固定して、天井からつり下げるような感じで録音してました。これだと指向性がよくないですし、雑音も拾ってしまいます。

音が悪いのはマイクの性能と、音の発信源にどこまで近寄れるか、ということにも起因しています。

50年代にナグラが登場するまでは、長いケーブルを引っ張ってスタジオ機器で録音していたみたいです。
下記、ナグラ(クデルスキーグループ)のHPです。参考までに

http://www.nagra.com/
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