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こんにちは。

ふと疑問に思ったのですが、各国の英語名はどうやって決まったのでしょうか?

例えば日本=Japanならジパングからきていると言われますし、ヨーロッパならそれぞれの言語で呼ばれていた名前から来ているような気がします。

ではアジアとか他の国は?と思うのです。Chinaであったり、Koreaなどがさしあたり疑問なのですが、これも現地の言葉からきているのでしょうか?他の国の英語名の由来などもどなたかご存じでしたら教えてください。

A 回答 (4件)

 


  「-スタン」というのは、国とか土地という意味なので、国名で、「-国、-土地」というような名前の国名を集めてみます。
 
  Finland フィンランド-これは、フィン(Finn)族の土地の意味です。Finn はゲルマン語が起源で固有名です。「オシャーン」という捏造だといわれている、叙事詩にフィン王またはフィンガル王が出てきますが、これはアイルランドの伝説の英雄の名で、フィンランドのフィンとはまた別です。
 
  Poland ポーランド-「ポールの国」の意味で、Pole は、ドイツ語から来ましたが、元々は、ポーランド語の poljane[原義:草原に住む者]が語源です。
 
  Ireland アイルランド-古英語の Irland(イールランド,イールの国)から来ており、「イール」は、古アイルランド語の Eriu(エーリウ,原義:島)から派生しています。「島の国」です。
 
  Denmark デンマーク-「デーン(Dane)の領土」の意味で、mark(マルク)は、ドイツ語にあるように、土地・国・領土の意味。Dane は、10世紀頃イギリスに侵攻した北欧系の人々で、ゲルマン語の *dan-(低地)が語源ともされます。
 
  Netherlands オランダ-「ネーデルランド」と言い、オランダ語の Nederlanden(低地)が語源です。低地であるので、水に沈まないよう堤防があり、現代のオランダは、堤防がないと、国土の過半数が水没します。
 
  Luxembourg ルクセンブルグ-これは、-土地という意味ではありませんが、フランス語+ドイツ語の Luxemburg から来ており、元々 Luetzelburg(小さな城)から来ています。
 
  Iceland アイスランド-名前からして、「氷の土地」で、「氷の島」が相応しいようです。語源は、古ノルド語の Island で、意味は「氷の土地」です。氷河があり、火山島です。
 
  New Zealnad ニュージーランド-これは、「新しい Zealand」のように見えますが、New York などの場合と違い、オランダ語の Nieuw Zeeland の英語訳です。従って語源はオランダ語です。この言葉は「新しい Zeeland」で、Zeeland(ゼーラント)とはオランダの州の名前で、意味は、「海の土地・国」です。
 
  Canada カナダ-これは、フランス語から来たものですが、元々北米インディアン語で、kanada が語源で、この意味は「村」で、初期に、土地の名前と誤解してこういう名になったそうです。ルクセンブルグの「ブルグ」は、町・都市という意味で、城下町なのでしょう。カナダの方が大きいのに「村」とは不思議です。
 
  Sri Lanka スリランカ-これは、サンスクリット語で、「聖なるランカ」という意味だと思うのですが、ドイツ語辞書の語源説明では、シンハリ語で、「光り輝く卓越した土地・国」の意味だと出ています。sri に「光り輝く」という意味があるのかも知れません。
 
  Liechtenstein リヒテンシュタイン-これは、ドイツ語で「光の石」の意味だと思ったのですが、よく見ると、Licht でなく、Liecht です。しかし起源はやはり、Lichtenstein なので、「光の石」です。元々リヒテンシュタインという貴族の家名で、公国です。他にもあるかも知れませんがとりあえず。
 
  付録:
 
  Ethiopia エティオピア-これは、ギリシア語の Aithiopia(アイティオピア)が語源で、この言葉は、ギリシア語の Aithiops(アイティオプス,焼けた顔)が語源です。「焼けた顔」で「黒い顔」の意味なのでしょう。
 
  (出典:Kenkyusha's New English-Japanese Dictionary 1980 の語源表示に基づき、その他の知見を加えて説明しました)。
 
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これまでの回答の中で中南米が抜けていますのでいくつか紹介しましょう。



メキシコ(Mexico)
1521年スペイン人に滅ぼされたアステカ帝国はメシカ族が中心だった。スペイン人はこれをmexicaと書き写した。xiをシと発音するのは古いスペイン語で現代はヒと発音。スペイン語でメヒコ、英語でメキシコ。

コスタ・リカ(Costa Rica)
スペイン語で豊かな海岸(Rich Coast) コロンブスがカリブ海側の海岸に到着したとき、緑豊かな海岸線を見て命名したと云われる。(インディオが金の装飾品を身につけていたからという説もある)

ベネズエラ(Venezuela)
コロンブスが1498年に到着。マラカイボ湖を見てイタリアのベネチアに似ていることから小ベネチア(Venezuela)と命名した。

コロンビア(Colombia)
コロンブスのイタリア名Colomboとラテン語の国名や地名につく接尾語ーiaで
Colombiaと名づけられた。

エクアドール(Ecuador)
ずばり赤道(Equator)のスペイン語が国名となった。首都キト(Quito)郊外に
記念碑と郵便局があり、ここを訪れる人は北半球と南半球にまたがり記念撮影をし、家族や友人に記念ハガキを出す。

アルゼンチン(Argentina)
初期のスペイン人探検家たちがラ・プラタ沿いで銀が産出すると誤解して命名。
ラテン語Argentumが語源。

ブラジル(Brasil)
ポルトガルでブラジルと呼ぶ。英語名Brazilはその発音を受けたもの。
特産のブラジルと呼ばれる木の名前から。

ペルー(Peru)
パナマからコロンビアにかけて住んでいた原住民の酋長の名前Biruに由来すると言われる。スペイン人ピサロがパナマを出発してインカ帝国を征服したことからペルーはインカ帝国を指す言葉になり、現在の国名となった。

新大陸の歴史が浅いため、また同地を探検、植民地化したスペイン人やポルトガル人の記録が残されているため、国名や都市名の語源は比較的はっきりしています。

参考文献:小学館〔西和中辞典〕文芸新書〔地名の世界地図〕他
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  Asia アジア-これは、ギリシア語の Asia からラテン語の Asia に入り、そのまま英語に取りいれられた。ギリシア語は推定では、アッカド語(古代セム語)の aasu[アーシュー]から派生したと思える。アーシューは、「昇る」という意味で、アッカドから見て、アジアが太陽に昇る方向であるためだと思える。アッカド語は、紀元前第三千年期から第二千年期の言語。
 
  Europe ヨーロッパ-これは、ギリシア神話の乙女 Euroopee[エウローペー]が直接の語源である。更に、古い語源としてセム語の系統の語源が考えられる。ヘブライ語で、#Erebh が対応語源で、この意味は「日没・夕暮れ」。エウローパ(ラテン語)は、セム語の原義では、「太陽の沈む土地」の意味であるが、ギリシア語では、通俗語源解釈が行われた。eur-oopee[広い顔]の意味と意味解釈して、エウローペーの音になった。神話は、この名の縁起譚と考えられる。
 
  America アメリカ-イタリア人商人・冒険家・探検者アメリゴ・ヴェスプッチ Amerigo Vespucci [1454-1512] のラテン語形、Americus Vespucius の名より来たと一般にされる。Americus を女性形にすると、America となる。
 
  Africa アフリカ-北アフリカに居住していた古代のアーフリー人[Aafrii]よりラテン語で造られ、「アーフリー人の土地」の意味で、Africa。他方、ギリシア語では、並行的に、Aphrikee[アプリケー]という名称があり、これで、「カルタゴ人の土地」を意味した。
 
  Persia ペルシア-古ペルシア語 Paarsa のギリシア語形 Persis から派生したラテン語 Persia が語源。
 
  Iran イラン-古ペルシア語 ariya(アリヤ,高貴な)から、ペルシア語 Iran[イーラーン]となり、この名より英語の名となる。ariya は、印欧語の再現共通語源 *aryo-[支配者・王・統治者]よりの展開。サンスクリット語の arya[アーリヤ]と同語源で、アーリヤ民族は、この語より来た。
 
  India インド-古英語形 Indea ……この語はラテン語 India より来た。ギリシア語 Indos[インドス,インダス川 Indus]より地名として、India となり、これがラテン語に伝わる。ギリシア語インドスは、サンスクリット語 Sindhu[インダス川]がペルシア語 Hind になり、更にそれがギリシア語になったものである。サンスクリット語「シンデュ」の言語は、「川」であるらしい。
 
  Egypt エジプト-ギリシア語での Aigyptos[アイギュプトス]が語源であるが、アイギュプトスは、エジプト語方言形 Hikuptah から派生し、この語自身は、メンフィスの古都市名 Hat-kaptah のことである。
 
  Israel イスラエル-ギリシア語で、Israeel イスラエール、これはヘブライ語で、Yistaaeel[イシュラーエール,原義-神と戦った者]が語源である。アブラハムの子イサクの子ヤコブの別名。ヤコブが、神あるいは神の天使と格闘し、遂に破れたことから、この別名で呼ばれる。「ヤコブの子」は、ユダヤ民族の総称で、イスラエルは、ユダヤ人のことでもある。
 
  Syria シリア-ギリシア語 Suria より派生。スリアは、gee[ゲー,大地]と何か意味的に関連するが不明。語源はギリシア語より遡れない。もっと調べれば中近東の言葉が語源かも知れない。
 
  Arabia アラビア-アラビア語の arab[アラブ,砂漠の居住者?]よりギリシア語の Araps, Arb- に展開しラテン語に派生。
 
  きりがないことはありませんが、たくさんあるので、とりあえず。なお、中央アジアの「-スタン」の形の国名・地名は、次のURLを参照。
  http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=153231
 

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=153231
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辞書によると、Chinaは秦から、Koreaは高麗から来ているみたいです。


これらアジアの国は、元々英語に似た綴りを持ちませんので、聞こえた
ものを英語で発音しやすいような音に直し、その音に合わせて綴りを
考えたのではないでしょうか。

他の国の英語名の由来ですが、詳しくはわかりませんが、勝手に考えてみました。

英語以外の綴りの読み方をあまり知らないので、知っていることだけを
書いているため、以下都市名の例しかなくて申し訳ないのですが、国名にも
同じことが言えるのでは、という推測です。

1つ目はフランスの首都パリです。日本語では「パリ」とフランス語の地名の
読み方そのままです(アクセントの位置や'r'の発音は違いますが)。それに
対して英語では、フランス語の'Paris'を、フランス語ではで読まない最後の
's'まで発音します。

次はイタリアのいくつかの都市名の例です。私はイタリアを旅行したことが
あるのですが、そのことを英語で話す場合、どこの都市を訪れたかを
説明するのに、日本語の都市名ではほとんど通じないので、辞書で
調べた覚えがあります。日本語ではほとんど現地の都市の呼び方を
そのままカタカナにしているようですが、英語ではかなり読み方が異なり、
それに合わせて綴りも変わっていました。Milano(ミラノ)->Milan,
Venecia(ベネチア)->Venice,Firenze(フィレンツェ)->Florence,
Roma(ローマ)->Rome,Napoli(ナポリ)->Naplesなどです。

以上のように、私が知っている都市名の例からすると、国名もおそらく、
'r','v','f'の発音を別にすれば、日本語の方が現地の呼び方を反映していて、
英語は英語で発音しやすいように読んだ後、綴りもその読みに合わせて英語
らしく直しているではないでしょうか。

単なる憶測ですみません。
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