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大学の発表で「天才は早世か」ということについて調べています。
各人物の寿命は調べられるのですが、時代ごとの平均寿命に関していまいちはっきりしたデータが見つけられずに困っています。
できれば、時代別、日本、海外などのデータがあれば助かります。
サイトや本など、なんでもいいので少しでも資料があったら教えて下さい。

A 回答 (7件)

#2です。


余計なことかもしれませんが,
大学の課題とのことですので少し付け加えさせてください。

その1。
産業革命期以前の平均寿命は20歳代とのことですが,
当時の世の中はほとんど若者ばかりだったと想像するのは間違いです。
というのも新生児や乳幼児の死亡率が高い場合,
平均寿命は低いほうに大きく引きずられてしまうからです。
これは「平均」という代表値を利用する際に注意の必要な点です。
無事大人になれた人たちは,今ほどではないにせよそれなりに長生きしていたはずです。

その2。
「天才は早世か」との問いですが,
天才と早世とは相互規定的な部分があるのではないでしょうか。
早い話が早世ゆえに天才と呼ばれる人たちがいるということです。
なので天才と呼ばれる人たちを集めると早世の人が多くなるのは理の当然ということになります。
彼らがもし長生きして凡庸な後半生を過ごしていれば別の呼ばれ方をしたかもしれません。

その3。
2とも関連しますが,
天才なるものを個人の才能(さらには脳の働き)として理解しようとするのはいささか無理があり,
むしろ一種の社会現象として理解するほうが妥当なのではないかとの考え方があります。
まぁ,これを言い出すと収拾がつかなくなるので,
そんな考えもあるのか程度に記憶の片隅に留めておいていただければ幸いです。
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この回答へのお礼

深いところまでご指摘ありがとうございます。
私は社会学を専攻していまして、1年なのですが
「固定概念について、ほんとうにそうなのか」というような内容でこのテーマを選びました。
天才を一種の社会現象として理解する、ということですが、今回は社会学入門ということなのでそこまでは求められていないのですが、またこのような課題があったら研究してもアリだなと思います。

>早世ゆえに天才と呼ばれる人たちがいる。
たしかにその通りなのですが、早世でない天才というのもいたはずですよね?
まだ調べが序盤なのでなんとも言えないのですが。

新生児や乳幼児の死亡率が低いため平均寿命も下がるということで、だから平均寿命30なん歳の時代に秀吉などは長生きしていたのか、と。
無事大人になれた人たちの寿命なんてデータはないですよね…。

お礼日時:2005/11/04 21:49

また#1です。


1で書いたネタもとは
「日本近代文学の起源」柄谷行人、講談社、初版1980年でした。
むかーし買った本なんで、内容まったく覚えてなくて、改めて読んでみると「天才」に関することも書いてあった。「「天才」はロマン派によって考えられた概念であるし、また「天才」はそれ以後にしかあらわれないのである」ということなそうな。
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1です。

よくわかんないのに首をつくこんでしまった。

「無事大人になれた人たちの寿命なんてデータはないですよね…。」

大昔の平均寿命の割り出し方というのは、どちらかというと記録に残っている人が何歳で死んだかということと、「当時は新生児の何割が死んだ」ということが伺える文献の記述から総合判断しているのでは?

レス読んで、「天才」の人が「早世」したから、「天才」と後世で評価されるという説、なるほどなと思った。老人になるまで生きていたら「偉人」「賢人」になるからね。

この回答への補足

では寿命については4番の回答をしてくれた方に教えていただいたサイトを参考にしようと思います。
注で平均寿命の意味をつけくわえる感じで。

それと自分の中で天才と偉人とで同じニュアンスで
考えていたのですが、それでしたら
「偉人は早世か」とした方が適切でしょうか。
広辞苑で調べてみたら特に、早死にしたら天才、老人まで生きたら偉人という説明はないので。
天才は天性の才能を持っている人、偉人は偉大な人、すぐれた人、と載っていました。
偉人だと天才とは限りませんが、それでも課題の主旨としては大丈夫かと。

補足日時:2005/11/05 00:58
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まずはここ


http://art-random.main.jp/samescale/001.html

をどうぞ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。日本のデータに使わせていただきます

お礼日時:2005/11/04 21:51

>なんでもいいので少しでも資料があったら


⇒以前、色色調べたのですが、データーは日本の倉庫に入れて有るので、記憶に有るのをひとつだけ・・・平安時代・・・・24歳が平均です。

原始時代で20歳で長老だったはずだから、平均で24歳と言うと、結構伸びたんだな・・って思った記憶があります。
医学・生理学とか栄養とか農業等等色色遅れていると、人間の賞味期限(~_~;)は精々30歳だと、私の研究はそこから始まりました。この頃はそれが内分泌などからもはっきりしてきました。
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この回答へのお礼

生物系の研究者の方でしょうか。色々な角度からのアドバイスありがとうございます。

お礼日時:2005/11/04 21:53

アメリカ合衆国のものでよければ1850年以降のデータがあります。


白人男女,白人以外の男女の別になっていて,
Ageの0の列が0歳児の平均余命,すなわち平均寿命です。

Life Expectancy by Age, 1850–2003
http://www.infoplease.com/ipa/A0005140.html

このほか以下のような断片的な情報がありました。

人口学/人口統計用語ミニ辞典
http://72.14.203.104/search?q=cache:ZygJdRsoIB4J …
>1891-98年には平均寿命は男35.29年、女36.86年(水島治夫『生命表の研究』)であったが、
(以下略。これは日本のデータ)

中国の人口の歴史/加藤徹
http://home.hiroshima-u.ac.jp/cato/jinkou996.html
>そもそも中国に限らず、前近代社会の人類の平均寿命はおおむね二十歳代であり、
>子供を5人生んでも大人まで育つのは2人か3人というのが普通だった。
>ヨーロッパでさえ、たとえば産業革命期のイギリスの労働者階級の出生時平均余命は
>20歳程度にすぎなかったという(エンゲルスのあげた数字)。

日本に関しては次の本に当たるともう少し情報が得られそうです。
鬼頭宏(著)
『人口から読む日本の歴史』 講談社学術文庫
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この回答へのお礼

ありがとうございます、地域に分ける必要があるときなど使わせていただくかと思います。

お礼日時:2005/11/04 21:37

平均寿命はなんらかの本で読んだ記憶があるけど(答えられなくてすみません)。


織田信長の言う「人生50年」をとりあえず念頭に置くのはどうですか?
「天才は早世」という仮説は、証明するのが難しいような。食料事情とか医学の発展にも関係していることだし(ということは、平均寿命とも関係?)。

自信ないけど、天才と歴史上、認められるには、その当時において社会で頭角を現さないとだめ。ということは、若くても認められる社会とか時代じゃないとだめ。例えばだけど、戦国時代の武将とか新撰組とか明治維新の有名な人とか、活躍した時はけっこう若いんですよね。それは、平均寿命と関係してるといえるのかもしれないけど、文化人類学なんかの話で昔は「子供という概念がなかった」「青年期がなかった」というのがあります。つまり当時「子供」は「小さい大人だった」ということなんだけど、そのへんを研究したら、なんか見えてくるような気がします。
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この回答へのお礼

なるほど、子供という概念がなかった、とは面白いです。これからの勉強に役に立ちそうです。
たしかに食糧事情、医学の発展などありますので、ある程度の時代で区切ってみようと思います。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/04 21:34

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