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企業価値の本を読んでいたら、「企業価値=資産総額(株価×株数)+負債総額」とありました。

その本には載っていなかったのですが、同じような言葉に「時価総額」という言葉があると思います。これは「株価×株数」で計算されます。

この二つは全く違う概念なのでしょうか?
正直、よく分かりません・・・。

A 回答 (4件)

既に回答があった通り、「企業価値=資産総額(株価×株数)+負債総額」はおかしいと私も思います。


資産総額が株価×株数(いわゆる時価総額)で算出できるかのようにも読めますが、勿論そんな事はないし、括弧内がなかったとしても、資産総額がB/S上の資産合計の事で、負債総額が同じく負債合計だとしたら(そうとしか私には読めない)、B/Sの左側と右側(但し、資本の部を除く)を足した数字は、保有資産の価値を一部(or大部分)ダブルカウントしていて、何の意味があるのかよくわかりません。「企業価値=資産合計-負債合計=資本合計」ならそれなりの考え方だとは思いますが…。

「例えば3億円の自己資金と、2億円の借金で5億円の家を買ったとき、家の価値は自己資金の3億円じゃないでしょう?借入金(負債)の2億円も足した5億円が家の価値になりますよ。それと同じ事です」ってのもよくわかりませんね。家の価値が問題なら、全くその通りですが、企業に引き直したら、それは企業の持っている資産の価値の説明に過ぎません。極端な話、3億円の自己資本で3億円の土地を買って、その土地を担保に(例えば)2億円の土地を買って、またそれを担保にして…、とやっていけば、同じ自己資本で、その説明が言うところの企業価値は膨らませる事ができますが、それは、持っている土地が増えただけで、それで「企業価値が増えた」って言われても困りますよね。
因みに、No.1の方が仰られたように、「企業価値=資産総額+負債総額」の資産総額を、資本総額(?)に変えた場合は、「家の価値=自己資本3億円+2億円の借金」っていうのと概ね同じになります。そういう尺度で企業価値を図るのが絶対おかしい、とは思いませんが、結局、肝心なのは、そういう風に企業価値を考えた場合、何が出来るのかor何がわかるのか、って事じゃないでしょうか。個人的な意見を言わせて頂ければ、私にはピンときません。何か、その本の中で、特別な前提を置いていたり、あるいは特別な事を説明しようとしているんでしょうかね。

尚、株式市場が、その企業の株価を純資産価値(=資本合計)で評価している時、言いかえれば純資産倍率=PBR=1で株価がついていて、企業が今後上げるであろう利益などは一切考慮に入れていない時は、時価総額=株価×株数=資本合計になります。このような特殊な状況では、資本合計(自己資本の額、株主資本の額、とも言える)と時価総額は一致します。

企業価値というのは、結構曖昧な言葉ですが、具体的にそれを決めなくてはならないケースとして、M&Aが考えられます。
非上場の会社を買う場合、「企業の値段=資産合計-負債合計=資本合計」(即ちPBR=1での時価総額と同じ)というのは、一つのやり方です。但し、資産を時価評価し、また退職給付債務もきちんと反映させる必要はあります。(時価純資産方式)更に、売る側からすれば、儲かっている会社であれば間違い無く、赤字の会社でも場合によっては、営業権のようなものを、時価純資産にのせる事を要求するでしょう。上場企業のM&Aの場合、買値は市場でつけられている価格(=所謂時価総額)に相当強く引っ張られますが、それと完全に一致することはむしろ稀で、買い手が積極的に買いたければ、時価に何某かの上乗せをするし、救済合併の色合いが濃ければ、合併比率が時価での比率よりも、被合併会社にとって不利になる事もあります。(被合併会社の株主は怒るけど…)

という訳で、企業価値って、現実には結構曖昧ですから、教科書的な説明としては、企業価値=時価総額といっても、もしくは、企業価値=資本合計(or株主資本の額、自己資本の額)といっても、それなりに理屈にあっているとは思いますが、「企業価値=資産総額(株価×株数)+負債総額」ってのはやっぱりよくわかりませんね。
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その本には「例えば3億円の自己資金と、2億円の借金で5億円の家を買ったとき、家の価値は自己資金の3億円じゃないでしょう?借入金(負債)の2億円も足した5億円が家の価値になりますよ。

それと同じ事です」と説明してあったのですが、これも誤りですか?という疑問について回答します。

確かに、その場合、家の価値は5億です。しかし、家の所有者の純財産は5億から借金の2億を差し引いた3億です。家の価値が高まり6億になれば純財産は4億になり、一方で、家の価値が4億に低下すれば純財産は2億なります。いずれにしても、負債を所有者の財産の一部と考えるのは誤りです。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。
なんとなくではありますが理解できました。
これをもって皆様へのお礼と代えさせて頂きます。

お礼日時:2001/12/06 18:00

企業価値とは、株主持分つまり資本の価値のことです。

したがって、資本部分の時価である時価総額が現在の企業の価値になります。「企業価値=資産総額(株価×株数)+負債総額」という考え方は間違いです。
「企業価値=資産総額(株価×株数)+負債総額」という考え方は、他人からの借り物である負債を企業自らのものとみなしている点が誤っています。このような考え方を採るものがかなり多く見られますが、すべて間違いと考えたほうがよいでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
その本には「例えば3億円の自己資金と、2億円の借金で5億円の家を買ったとき、家の価値は自己資金の3億円じゃないでしょう?借入金(負債)の2億円も足した5億円が家の価値になりますよ。それと同じ事です」と説明してあったのですが、これも誤りですか?

お礼日時:2001/12/03 10:15

>資産総額(株価×株数)



資産総額という言葉は間違いで誤解を招く表現だと思います。正しくは、資本総額または自己資産総額ではないかと思います。
株価×株数は株式の時価総額が正しい言葉だと思います。
資本総額の大部分はこの時価総額ですが、時価総額以外に各引当金があります。
引当金を企業価値の計算に入れないという論もあることから、このような記載になったと考えられます。一つの考え方となさると宜しいかと思います。
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