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考古学のカテゴリーに書くような質問ではないのかもしれません。
昔の戦争は鎧を着ていたわけで、鎧を着た敵に刀で切りつけても意味がないと思うのです。
日本の鎧の場合は切りつけるよりも、突き刺したほうが効果的なのではないでしょうか(フェンシング?)。
甲冑なんて全身金属で固められて、ほぼ無敵じゃないですか。
私が思うに、刀は切るというより殴りつける武器だったのではないかと思うのですが・・・
どうなんでしょうか。

A 回答 (5件)

刀は西洋の剣に比べて切れ味が良いと言われていますが、ご指摘の通り鎧を着た相手には効果があまりありません。


で、どうするかというと、鎧を着ていても斬りつけられた衝撃までは無くせないので、何度も殴っていると骨折や打撲で戦闘不能(?)に陥ります。
そうなったら、相手の鎧をめくりあげて脇差しでトドメを刺す、という方法だったそうです。(以上、高校の歴史の授業での知識です)

だので、「鎧を着た相手を刀だけでばっさばっさと」というのは無理と思われます。しかし、平時や鎧を着ていない相手には「斬る」ことはできたんでしょう。
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この回答へのお礼

やっぱり斬ることはできなかったんですね
ありがとうございました

お礼日時:2001/12/05 20:37

甲冑を着た場合、確かに刀で斬りつけても斬ることはできません。


甲冑武者を相手にした場合、刀では斬り合いのような物ではなく、おっしゃる通り殴り合いのようになり、組み伏せて頸をかききる。のが一般的でした。つまり、鎧相手の剣術がありそれは江戸時代に入って、発達した鎧を着ない剣法「素肌剣法」とは全く違った物でした。槍は鎖の間を貫けるため効果的でした。
刀はサイドアーム的な物で、メインウェポンは槍だったようです。日本ではあまり見られませんが、鎧相手には斧が一番効果的です。
日本刀は切れ味が売り物ですが、それは鎧を着なくなってからのことで、それ以前は、斬れなくても折れない、曲がらない、が重要視されたはずです。

参考URL:http://member.nifty.ne.jp/bintaro/index.htm
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この回答へのお礼

クビを掻っ切る・・・おそろいしいですね

お礼日時:2001/12/05 20:39

 刀がどのように使われていたかとうご質問ですが、そもそも戦争(戦闘)において刀を使った白兵戦そのものがほとんど行われていません。

時代にもよりますが、分かりやすい戦国時代に限って言いますと、刀は専ら敵の首を取る(首を胴体から切り離す)ために用いられていたもので、戦闘用としてはほとんど使用されていません。当時の負傷者リストの原因を参照してみると、8割以上が鉄砲か弓による負傷で、10%ほどが槍による負傷です。刀による負傷はわずか2、3%に過ぎません。日本では戦の勝ち負けよりも首級を如何に取るかということの方が重視されていた風潮があります。弓や槍では首を取れませんから、相手の首を切断するために刀が用いられていたようです。

 江戸時代に入ると、刀が信仰され、武士の主要武器になりましたが、これは平和な世の中の成せる技であり、鉄砲や弓などの実用的な武器を使う機会がなくなったことと無関係ではありません。実際、幕末になると幕府側の平和ボケした日本刀崇拝者が薩摩・長州等の洋式による遠戦武装者にあっさり殲滅させられた場面が数多くあります。

 日本の戦争(戦闘)において、刀が武器として使われた場面はほとんどないでしょう。常識的に考えても、刀で槍に勝つのは困難ですし、刀や槍で鉄砲・弓に勝つことは不可能であると思われます。武器としてよりも、首取りや祭事等の目的で使われる事が刀の本来の使用方法だったように思います。
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この回答へのお礼

8割以上が鉄砲や弓で1割が槍による負傷だったとは・・・
私達が時代劇などで見る戦のイメージとは、そんなにも間違っているものだったなんて・・・
薩摩・長州と幕府の話はとてもおもしろかったです
ありがとうございました

お礼日時:2001/12/05 20:46

>昔の戦争は鎧を着ていたわけで、鎧を着た敵に刀で切りつけても意味がないと思うのです。



確かに刀で斬りつけても意味がありません。
日本の鎧は鉄砲伝来後は鉄板を多用するようになりましたが、それ以前は布や皮をメインにしていました
それでも刀で切れることはありません。
ただ、突き刺すと容易に刀が通ったようです。

>刀は切るというより殴りつける武器だったのではないかと思うのですが・・・

刀で殴るというのもあまりなかったようです。

一つには刀の性能上、殴ると刀が曲がったり折れたりするからで、曲がったり折れたら戦争になりません。

もう一つには、武士は刀を戦闘の武器としては軽んじていたからです。
元々、もののふ(武士)は「弓馬の家」と呼ばれるように、戦闘での最高の武器は弓とされていました。
frankさんがイメージする鎧は乗馬の認められた武士の鎧だと思われます。そのような武士は戦場には乗馬にて参加し馬上の高い位置から弓を放つのが効果的です。
また歩兵となる徒歩(かち)だちは、主に槍を主力兵器とします。
徒歩だちのうち槍も揃えるお金のない者は、刃物でも切れない堅い材木を持って戦闘に参加します。へたに刀などで殴るより効果的で長持ちするからです。

戦争がなくなった江戸時代になって武士の主力兵器が刀になり、刀を神聖視するようになりました。
その江戸時代を知っている現代の人間が大河ドラマなどで武士の戦争を描くために、鎧武者が馬に乗らずに地面に立って刀で戦うという不自然な描写があるのでしょう。
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日本ばかりのようですので、西洋の方の回答も。



青銅器時代の刀剣は確かに、斬るというよりも
むしろ相手の骨を砕くことがメインでした。
しかしそのうち、「鉄」が登場するようになってから始めて、
剣を斬る用途に使えるようになりました。

そこからが武器と防具との競争です。
「斬る」に耐えることができるように、
鎧は革製から金属のリングメイルやチェインメイルに、
すると今度は攻撃側はその鎧の隙間を斬れるように
メイルピアッシングソードなどの斬るから刺すの攻撃に変わり、
次は「斬る」から変わって「刺す」攻撃から身を守るために
プレートメイルといった全身を覆った鎧に変わっていきました。
このころの刀剣はすでに、フランベルジュやハルバードのように、
斬ることよりも刺すことを重点に置いた形に変化してきています。

プレートメイルにまでなるともはや自分では馬に乗ることもできず、
何人かで釣り上げて馬に乗せていたそうです。
また、リング・チェインメイルまでは何とか使えた弓も、
プレートメイルまでくるともはや全く歯が立たなくなってました。

ところが、銃火器の登場で鎧の意味は全く意味を成さなくなりました。
弾丸は簡単にプレートメイルを貫通してしまうため、
この銃の登場から鎧は防御力よりも俊敏性を重視し、
分厚い鎧はなくなっていきました。

というわけで、回答としては、
刀は昔は殴る用途、ちょっと昔なら斬る用途、さらに現代に近づけば刺す、
そして現在では飾るという用途に変わってきています、
っていうことでよろしいでしょうか。
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この回答へのお礼

武器と鎧の話、とてもおもしろいですね
しかし、武器と鎧が進化して、鎧なんてものはなくなり、
最近では爆弾ひとつで数百、数千人の命を奪えるほどになってしまったのですね

お礼日時:2001/12/05 20:49

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