大陸と島の違いについて、質問があります。
河川が全て海へと流れ込むのが島で、海へ流れ込まない河川が
1つでもあるのが大陸だという話を聞いたことがあります。

海へ流れないといっても、どうもイメージが湧きません。
具体的に、川の終わりがどうなっていたら大陸なのでしょうか?

A 回答 (2件)

河川の終わりは海か湖になります.


大きな陸地だと湖があることが多く,当然その湖に注ぐ河川もあるということでしょう.
河川水の流れ込んだ湖の水は蒸発し,雲を形成し,再び雨や雪として降り注ぐという水循環が成立しています.

ただ,この定義で大陸と島を分けてしまうと,一般の認識とはかけ離れてしまうものになると思います.というのも日本のような島国といわれているところでも湖とそこに注ぐ河川がいくつも存在するからです.

大陸であるか否かは,地質学的な観点から言えば陸地の基盤を構成するのが花崗岩質か否かになります.一般に大陸は地殻の厚さが30~40kmで,その上部は厚い花崗岩質層から成っています.逆にたとえばハワイの島々は玄武岩質で比較的薄い海洋プレート上にあり,島というにはピンと来ると思います.

それにしても実際のところは慣習的に大陸と呼んでいるもの(いわゆる六大陸)が大陸で,そうでないものが島といったところでしょうか.「市」か「町」かといった人為的な地理的空間の定義とは同様にできないし,明確に定義できたとしてもそれほど意味はないように思います.
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この回答へのお礼

たいへんわかりやすい回答を、ありがとうございます。
要点が簡潔かつ明快にまとまっているおかげで、
非常によく理解できました。

お忙しい中お答えいただき、重ね重ねありがとうございます。

お礼日時:2001/12/05 22:48

 


  >河川が全て海へと流れ込むのが島で、海へ流れ込まない河川が
  >1つでもあるのが大陸だという話を聞いたことがあります。
 
  それは違っています。話が、何か勘違いされていたのでしょう。確かに大陸の場合、例えば、バイカル湖のような陸中湖というか、そこに川が流れ込む湖があります(バイカル湖は、中央アジアの北にあります)。しかし、例えば、日本の琵琶湖を考えると、琵琶湖にも琵琶湖にしか流れ込まない河川はあります(ただ、琵琶湖は、そこから更に海へと川が流れています。下流では淀川と呼ばれているのがそれです)。
 
  川の終わりがどうなっているかで、大陸か島かが決まる訳ではないのです。
 
  大陸というのは、単に、非常に大きな島というのではなく、地質学上、地球物理学上も、島とは異なるものです。プレートテクトニクス理論というものがあります。これは、大陸の形状を地図で眺めていると、例えば、南北アメリカ大陸とアフリカ・ヨーロッパは、両者を近づけて、少し海岸線を歪めると、パズルのようにぴったり合わさることから、ウェゲナーという学者が主張した「大陸漂流説」というものを、地球物理学的に説明する理論です。
 
  大陸漂流説というのは、昔、世界中の大陸は、一つの巨大大陸であった(これを、「パンゲアー」とも呼びます)、それが何かの理由で割れて、ばらならになった複数の破片が海の上を漂流して、離れて、現在のような位置に来たのが、現在のアジア、アフリカ、アメリカ大陸だ、などとする説です。これは荒唐無稽な空想だと思われていたのですが、地球の構造を研究していると、どうも本当であるということが分かりました。
 
  地球は、中心にコアという球部分があり、その周りに、マントルという厚い皮膜のようなものがあります。マントルとコアで、地球の半径の大部分です。マントルの上に、「地殻」という、相対的に薄い、パンの皮のような部分があります。地殻の厚さは、厚い処、つまり大陸の部分で10キロメートルかそれより少し厚いぐらいで、大洋の底では、もっと薄くなっています。
 
  プレートテクトニクス理論というのは、いわば、マントルの海の上に、地殻が浮かんでいて、地殻は、更に幾つか複数のものに割れていて、互いに自由に動いているという説です(自由にではなく、本当は、マントルのなかに対流というものがあり、このマントルの運動で、地殻の破片(プレート)が、動かされているのです)。
 
  地殻は、プレートと、プレートのない部分からなり、プレートのない部分が、つまり、深さ4,5千キロメートルとかの大洋で、プレートのある部分が大陸ということになります。複数のプレートが合わさって一つの大陸となっていることがあり、その場合、プレートが押し合っていると、その部分で無理が生じ、プレートの端が地面から盛り上がった感じになります。これが、例えばヒマラヤ山脈です。あれは、インドが、その上に載っているデカン高原というプレートが、アジア・プレートに衝突し、押しているので、ああいう山脈ができているのです(だから、帯状になっているのです。あの帯が、デカン高原とアジア・プレートの境界なのです)。
 
  プレートの合わさったものが大陸で、プレートでないのが大洋です(これは、少し話を簡単にしています。大洋にもプレートはあるのですが、大陸のプレートとは性質などが少し違います。ここでは、大陸型プレートは大洋にはないという話にしています)。島というのは、大陸のプレートの端の部分で、高い部分が、低い部分が海中に沈んでいるので、相対的に海面上に出ている部分です。氷河期には、海の水が、氷になっていたので、海の水面がいまより低かったので、例えば、日本列島は島ではなく、アジア大陸と繋がっていて、大陸の一部でした。
 
  非常に大きな島を昔は大陸と呼び、現在でも、それでよいようにも思いますが、他方、地球物理学的に、大陸を厳密に定義することもできるということです。
 
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この回答へのお礼

詳細な回答、ありがとうございます。
単なる私の勘違いだったんですね。

ここまで丁寧に回答いただけるとは
思ってもいませんでした。
ありがとうございます。

お礼日時:2001/12/05 22:55

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