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自動車のサスペンションは、最初板ばね、今はストラットとかダブルフィッシュボーン、さらに板ばね(?)、場合によっては4輪独立でない場合もあるようですが、その間の進化の過程はどのようなものだったんでしょうか?軸懸架→独立懸架がいつごろおこったのかとか・・・
最初のサスペンションは、軸懸架だったんでしょうか?それとももっと簡単すぎる構造だったんでしょうか?
コイルばねが出たのはいつごろでしょうか?かなり初期のころでしょうか?
あと、一応写真で見たんですが、よく分からないので・・・T型フォードのサスペンションの構造はどんなものでしょうか?4輪独立か、前輪だけが左右独立で後輪は軸懸架なのか・・・とりあえず分かってるのは少なくとも前輪はコイルばね使ってるだろう、ということだけです。

最初のころは、乗り心地よりもコスト優先で構造の簡単なサス(軸懸架の板ばねとか?)で、コストが下がってくるにつれて独立懸架・コイルばねなどを使ってきたのでしょうか?

長文ですいません。

A 回答 (3件)

コイルスプリングと独立懸架がポイントのようですが。


小型車では1960年代の日野コンテッサー辺りのようです。
それ以前の軽自動車でもスバル360など独立懸架は1950年代からあるようです。
コイルスプリングは欧米では1950年代から大型乗用車の前輪独立懸架に使われたようです。
今の小型トラックとほぼ同じ仕様でリヤはリーフスプリングの固定です。
リーフスプリングを使うのは殆どが固定で稀に横置きの前輪独立懸架もあります。
後輪のリーフスプリングの固定の時期は長く商用車は現在もリーフスプリングによる固定です。
ホンダはリーフスプリングによる後輪の独立懸架を考え出すくらいリーフスプリングが全盛でした。
やはり積荷とコストの関係でしょう。
前輪のコイルスプリングの独立懸架は早かったもののリヤのコイルスプリングの固定は1970年後半くらいからポツポツ出始めたようです。
日産はブルーバード、スカイラインに4輪独立懸架を採用してもトヨタはなかなか採用せずカローラなどリーフスプリングのまま大量に販売した時期だと思います。
1980年代からはトヨタも上級モデルに4輪独立懸架が採用されていったようです。
その独立懸架もF1のダブルウィッシュボーンに近いものになってきたようです。
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>最初のサスペンションは、軸懸架だったんでしょうか



現代の自動車と同じようなものでは世界最古と言われる1886年のベンツ3輪車は軸懸架でした。

>コイルばねが出たのはいつ頃でしょうか

図で見ると、初期の車は外から板バネが見えていて、キャビンが付くようになっても車輪スポーク越しに板バネが見えました。車輪が成型品になってからバネが見えなくなったのでよく解りませんが、1931年のベンツ170の後輪はコイルだったのでこれ以前だと思います。

>最初の頃は、乗り心地よりもコスト優先で構造の簡単なサス

乗り心地やコストよりも、エンジン始動できるかとか、うまく動くかが大問題で、サスや乗り心地の観念はなかったと思います。当時は技術も材料も極めて低水準で、こんな話しがあります。組立工が硬貨を落としたらピストンとシリンダの隙間からオイルパンに落ちた。
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本題の軸懸架>独立懸架の時期はわかりませんが…



>最初のころは、乗り心地よりもコスト優先で

というよりは、当時はまだ「何本もの可動式アームで支える」「左右の軸にジョイントを入れて独立懸架にする」という「概念」そのものが無かったと考えるべきでしょう。
初期の車体は、まさしく馬車や鉄道の延長です。そのルーツをさらにたどっていけば荷車などに行き着くわけですが、大昔から両側の車輪を車軸を繋いだ形が多く用いられました。耐荷重と加工の手間を考えると、わりと効率のいい形だったからです。
そのような「常識」を引きずったまま馬車という形態を取るようになると、初めて乗り心地が気になるようになります。そこで、板バネを使った軸懸架が生まれたわけです。馬車用としては、これで十分でした。
自動車の時代になりスピードが上がると、軸懸架の改良型としてようやく独立懸架というアイデアが生まれてくるのだと思います。そこから先は費用の問題ですが、「発明」されるまではある程度の時間が必要だったでしょう。

最初に現れた蒸気自動車の場合は、車重を支えうる剛な構造とするほうが重要で、車体に軸が直接取り付けられていたようです(発送としては蒸気機関車に近い)。
また、ガソリン車の最初としては、ダイムラーのモーターバイクは木製のフレームでこれも直接車体に取り付けられていましたが、ベンツの三輪車は彼のこだわりで後輪を板バネで支持したそうです(軸懸架のようですし、前輪は直接支持ですが)。ちなみにタイヤも、ダイムラーの木製に対してベンツはソリッドゴムを採用しています。

Web上でいくらか調べてみたところ、T型フォードは初期から前後とも固定車軸、リーフスプリング(板バネ)を採用していたようです。一般的な呼称でいえば、リーフリジット式ということになるはずです。
フォードは1948年までこの型式を使い続けたそうですので、1927年に生産終了しているT型は全車この仕様でしょう。
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