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二重否定の例として、下記の例文が辞書に載っていました。

I didn't hear nothing.
=I didn't hear anything.

不勉強な私の頭では、I didn't hear nothing.は、「私は何も聞かないというわけではなかった」=「私は何かを聞いた」と訳してしまいそうです。
日本語の二重否定という意味からも、そう訳すほうが自然に感じるのですが、私の解釈にはどのような間違いがあるのでしょうか。

辞書の例文ですと、
I didn't hear nothing.
=I heard nothing.
ということになってしまい、頭がこんがらがってしまいました。

イギリス人にとって二重否定は「アメリカ人が使う間違った英語だ」という話もあるそうですが、上記の問題と関係あるのでしょうか。

宜しくお願い致します。

A 回答 (6件)

二重否定は難しいですよね。

私も混乱します。何が混乱するといって、否定になる場合、肯定になる場合の両方とも実際に使われているからです。少なくとも米語口語ならそうです。

辞書の例文は、二重否定を用いて相対的に肯定を表そうとしているものではなく、二回 no を言うことで否定を強調してるのです。この例の "nothing" はストレス・ポイントで、ちょっと声を荒げて大げさに言う感じと言えば分かりやすいかな。論理的な文法構造とは関係なく、そういうものです。

それから、二重否定は米国人と絡めて(ここでも) joke のネタにされますが、二重否定は必ずしも米国人ばっかり使うわけじゃないです。例えば、"Another Brick in the Wall (Part III)"には、

We don't need no education. (教育なんてまっぴらごめん)

ってフレーズが出てきます。もっとも、この文を用いて教養の無い連中の言葉使いを表現してるようにも思えるし、もちろん Pink Floyd の教養レベルを疑うことも可能ではありますけどね。

いずれにしろ確かに教育者の間では使用は差し控えるようにとなってる表現だし使うことによって一定のリスクを負います。ただ、実際に今でも使われてるので慣れるしかないのと、その表現を使っている人を見かけた場合に一概に「教養が無い」と決め付けることはしない方がいいです。詳しくは参考の URL を読んでいただければいいかと思います。

参考URL:http://www.bartleby.com/64/C001/023.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。たいへんわかりやすく、勉強になりました。

お礼日時:2006/01/05 11:54

皆さんが正しい見解の答えを書いているので、一言だけコメントを。



難しいと思えてしまうのは、英語という日本語とはまったく異なる言語を勉強しているのに、日本語の常識、ものさしで考えてしまうからではないですか?日本語では二重否定は肯定だからといって、他言語でもそうあるはずだと思う必要はないはずです。
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この回答へのお礼

日本にいながら英語の文法を勉強する際、日本語と切り離して考えることは不可能に思えます。辞書は英語を日本語に訳して説明してくれるものなのですから、日本語の用法と異なる場合は但し書きがあるべきだと思います。

お礼日時:2006/01/05 11:52

>二重否定の欄に質問のような例文を載せるのは間違いだと思う


 というのは,日本語の場合,「~しないわけではない」という婉曲的な肯定,「~しないはずがない」という強い肯定,「~しなければならない」(おそらく現在では,多くの日本人が二重否定だと意識せずに使っていると思いますが)など,ほとんど肯定的な意味になり,マイナス掛けるマイナス=プラスという感覚があるからだと思います。
 double negation「二重否定」というのは,否定語が2つ用いられているという意味で用いられます。それが肯定的な意味になるか,否定的な意味になるか,というのはその表現次第で考えるべきものにすぎません。
 #4の方のご紹介のサイトにも出ていますが,英語でも二重否定で肯定的になることも多いです。not ~ without ...「...しないで~することはない」のような表現があるように,表現次第です。
 I didn't hear nothing. のような二重否定は,初期近代英語では普通に用いられており,アメリカの Fries という文法学者は「(誤りというよりも)古い用法のなごり」であると言っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。日本語の二重否定は辞書で調べますと、基本的には肯定のみですよね。英語は単に「二重(二回)の否定」という意味だけなのですね。勉強になりました。

お礼日時:2006/01/05 11:54

#1さんがおっしゃるように、I didn't hear nothingは何も聞かなかったという意味だと思います。


教育水準の低い人や田舎で育った人がそのような表現を使うのではないかと聞いたことがあります。
私自身知り合いが息子に「何もするな」という意味で"Don't do nothing"と言ったのを聞いたことがあります。
でも、そんなに頻繁に聞く表現ではないので非標準の表現だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。どのような環境で使われるのか、非常に勉強になりました。日本語でもなんとなく同じような言葉がございますね。

お礼日時:2006/01/05 01:27

「I didn't hear nothing.」は二重否定ですから単純否定の「I heard nothing.」とイコールではあり得ません。

どんな辞書でしょう、そんな例文を載せたのは?

> イギリス人にとって二重否定は「アメリカ人が使う間違った英語だ」という話も
> あるそうですが、上記の問題と関係あるのでしょうか。

「I didn't hear nothing.」のように混乱させるだけで無意味な直接二重否定は肯定文に言い換えるべきとされ、一般社会では使わないのがルールです。「アメリカ人が・・・」と言ったのはアメリカ人をちょっと揶揄したジョークだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。私が見たのはプログレッシブ英和中辞典のインターネット版でした。http://dic.yahoo.co.jp/ の英和・和英検索で、 「double negative」と入れていただくと質問の例文が表示されます。やはり例文としては不適切な表現なのでしょうか?アメリカ人の件につきまして、ご指摘のとおりステレオタイプな(半分ジョークとしての)話として紹介されておりました。その理由とともに、たいへん勉強になりました。

お礼日時:2006/01/05 01:25

 I didn't hear nothing. というのは非標準的な用法です。

nothing で,「何も~しない」という否定の意味になってしまうのに,誤って didn't という否定文にしてしまったもので,二重否定だから肯定的になる,というわけではありません。正式な言い方は I heard nothing. あるいは I didn't hear anything. です。
 すなわち,I didn't hear nothing. は肯定的ではなく,「何も聞かなかった」という否定の意味ですが,教養のある人が用いるべきものではありません。決して差別的に申し上げるわけではありませんが,黒人英語だと言われることもあります。ただ若者を中心に,日常会話ではある程度,教養のある人も用いることがあるようです。最近も何かの歌詞で用いられているのが質問されていたと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。辞書には確かに「非標準的な用法」と記載がありました。私にはその意味自体わからず…、わかりやすくご解説いただき感謝しております。そうしますと、そもそも二重否定の欄に質問のような例文を載せるのは間違いだと思うのですが、いかがでしょうか?

お礼日時:2006/01/05 01:20

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