プロが教えるわが家の防犯対策術!

今現在、とある大学の文学部で日本文学を学んでいます。2年生です。
大学に入ったのは、司書の資格がとりたい、興味のある日本文学を学んでみたい、恥ずかしながらもできるだけ通学時間の短い大学として選び、大学見学や大学祭に行った上でここなら!と入学しました。

上代か近代の日本文学が当初一番の興味でしたが、様々な時代の文学を学ぶうちにやりたいことが見えてきました。
卒業論文は「中島敦」と中国文学との関係などをやりたいと考えていますが、卒業後ももっと深く研究したいので卒業後は今いる大学の大学院に。と去年から考え始めました。
しかし、大学院がどんなことをしていくのか、何年間在院するものなのか、どうやって入るのか、修士論文は卒業論文との違いは、院生のスケジュールや授業はどんななのか、前期と後期の課程の違いとは、などわからないことばかりです。
一つ上の先輩に相談してみると、先生に訊いてみるのがよいと聞きましたが、教授(中国文学系)の空き時間とわたしの空き時間がなかなか合わず、授業後に訊きたくとも、ほぼ毎回質問の学生がいるので、長々しい質問になる大学院のことが訊けずじまいです。
研究室にいったこともないです。ゼミが4年生になるまでなく、質問に行っても教授不在で機会にも恵まれない。
とにかくも、大学院(文系)のことを教えていただければ幸いです。

就職のことは、高校から考えていた図書館員になることが1番ですが、就職率から考えて駄目もとでも試験を受けるつもりです。また、小説家になることも夢見ています。それらをあきらめるつもりはありませんが、できる限りやりたいと思っていることには挑戦したい。
知り合いから、院文系卒の就職はどこも難しいよといわれていますが、就職の苦労は厭わないです。
できれば、院卒業後のことも教えていただけると嬉しいです。

A 回答 (9件)

女性、院卒(修士課程)、司書資格アリ、です。


自分の経験談がお役に立てば。
ただし、他の回答者の方が書かれているように、大学によって状況はかなり違います。
私の在学していたところは、いわゆる国立の一流大学と世間で言われるところなので、
・院生に要求されるレベルがかなり高かったこと
・就職の際に、出身大学名が有利だったこと
は、ご了承ください。

1)どうやって入るのか?
大学院は、学科やコースを選んで入るのではなく、「研究室」つまり先生を選んで入ります。
従って、事前に教授に「あなたの研究室に行きたい」という意思表示をする必要があります。
4年生の前期くらいまでにやれば大丈夫です。
他大学の院の場合も同じです。
試験内容は、語学と、専門(あなたなら日文?)と、面接等が一般的なのかな?
同じ大学の院を狙う学部生の場合は、この専門の問題を作る人、面接担当者が指導教授なので、
真面目にゼミを受けていて、先生にも格別嫌われていなければ、
ほとんど落ちることはない、という仕組みになっています。
(でも私はあまりに勉強してなくて、1回落ちましたけどね。先生にあきれられました。)

2)何をやるのか?
大学院は、何かを教えてもらうところではなく、研究によって何か新しいことを生み出すところです。
例えば、「中島敦」について研究するのなら、先人たちの中島敦に関する研究書はもちろん全て目を通し、
それらの研究者の誰もまだ言っていない何かを著すことが必要です。
理系の場合は、修士課程くらいまでは、先生の研究内容の一端を担う(つまり研究課題が与えられている)ことが多いのですが、
文系の場合は協同作業もほとんどなく、自分ひとりで、自分の課題と解決法と答えを導き出してゆく根性が必要です。
生活パターンについては他の人が書かれているようなものです。
理系と違って時間的な制約はほとんどなく、修士1年目に週何コマが授業があるくらいです。
しかし、そのひとつひとつがゼミ形式(例えば文献を原文で一冊読む)で、授業の何倍もの時間をかけた準備(もちろん
その文献を訳して読み、その内容について自分の意見をまとめ、レジュメにまとめ発表する)が必要なので、
けっこうハード。
しかしそれにも飽きたらず、研究室の仲間や近所の学科の人々と、勉強会を設けて毎週討論しちゃったりするんです。
こう考えると、研究じたいは孤独な作業とは言え、研究室メンバーや文系大学院生じたいが多い大学のほうが、より充実した大学院生活がおくれる可能性が高いと言えます。

3)金銭的なこと
自宅から通うのならば、衣食住については養ってもらえるのなら、普通に週何日かアルバイトをすればなんとかやっていけるようです。
授業料については、国公立大学に限られるのかも知れませんが、奨学金制度を利用していた人が多くいました。
国や市町村から授業料を貸与の形で出してもらい、就職後○年かけて、月賦で返還してゆくというものです。
下宿生の場合は、自分の経験的に言うと、やはりいい大人になっても家から仕送りがもらえる裕福なお嬢様おぼっちゃまか、ものすごいバイトしまくってすべて自分でまかなっているか、2タイプだったと思います。
前述のようにかなり勉強漬けの毎日なので、研究費+生活費をまかなうほどアルバイトに時間を割かれるのは、並大抵のことではないです。
自分は、親にすべて出してもらったお嬢ですが、これらの仲間は本当に尊敬しています。
研究費については、文献中心の場合はそれほど大金は要りませんが、とはいえ、書籍代やゼミ準備のためのコピー代、たまに学会や文献閲覧にいく交通費などすべて自腹なのは、それなりにきつかったです。


4)卒業後(修士2年終了後、大学を出た場合)
ありがたいことに、自分は一般企業に就職し、人並みのお給料をいただいて働いています。
(でも、1年間フリーターやって、お水のアルバイトも、内職系の地味なバイトもやりました。司書募集は受けましたが、
倍率が高くだめでした。)
大学のネームバリューと、うちの社長のモノ好きのおかげだと思っています。
しかし、一般的に言って、女性文系院卒はやはり、学部卒に比べて職を得るのは難しいと思います。
普通に就職して、普通に結婚したいのなら、大学院に進まずに、就職する道をおすすめします。
というのも、たくさんの蔵書が魅力的な図書館があるのなら、それらを読んで勉強したいだけなら、大学の近くに就職して、自分の空いた時間にこつこつ勉強を続ければいいわけですよ。
大学図書館は、たいてい卒業生や付近の住民のために資料を公開しています。
その方が、収入はあるし、好きな勉強はできるし、いいはずです。
大学院生であるからには、論文を著すことが仕事であり、それはそれなりにしんどく、しかもお金がかかります。
女性で文系の場合は、就職がより難しくなるし、たいてい婚期が遅れるし、院に進学することに社会的なメリットはありません。
ただ、思う存分研究の世界に浸れたという自己満足があるだけ。
その数年間のために、あとは、お金を稼ぐためなら掃除のおばちゃんでもお水でもやるわ、という覚悟や、同世代の子より何もかも行き遅れて親にもう終わりだとか言われてもめげないわ、という覚悟があれば、ご進学あれ。
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この回答へのお礼

実に参考になる内容です。ありがとうございます。
1)についてはかなり事実と結びつく内容でした。語学1種・日本文学・日本語学・面接(口述試問)・調査書などです。確認しました。
2)の問いに関しましては、自分ではなかなか解答が得られなかったので詳しく書いてあって重宝します。
希望する研究科は毎年5名前後の募集ですが、文系大学院の倍率は高いのでしょうか?また、この人数では「より充実した大学院生活がおくれる可能性」は低いでしょうから、おそらく学会や他大学院生との交流が主になる気がします。分野(時代など)が違う同研究科の院生、あとは2年生とはどういうふうにかかわっていくのでしょうか?1・2年生の違いも知りたいです。
3)ですが、2年間ぐらいなら衣食住は保障してもらえると思いますが、学費が問題でありまして、大学と同じ額なのでしょうか?奨学金はないようです。研究費の細部について、文献代だけかと思っていましたが、違うんですね。驚きました。確かにきつそうです。こんなことを訊くのもなんですが、留年というのはあるんですよね?そういう人って多いのでしょうか?そうなると、さらに学費もかかりますね。留年はしないやつだと自負しておりますが、院生は学生とは違いますから心配です。
4)の回答はやはり厳しいものですね。社会的なメリットのなさはズキズキときますが、それでも大学院に行きたいという気持ちをズバッと断ち切れないです。まだ、心の底から「絶対大学院に行く」というところまできていないのと(なにしろ考え始めたのが咲去年後半です)、今は調査みたいな形で質問していたので、皆さんがわたしの気持ちを確かめながら回答してくださっていることに正直時折困惑しています。n-nana-nさんは、どんな気持ちで進学されたのでしょうか?急にそういう気持ちの体験談が聞きたくなってきてしまいました。皆さんはいつ・どうして大学院に行きたいと考えるようになったのでしょう?気持ち云々は整理のつかない状態です。例えば、買いたい人形があるとして、それを売っているお店が一般的にどんなものなのかしりたい。そういう状態です。買うかどうかまでは値札やデザインをみないとわかりません。変なたとえで申し訳ありません(汗)
また、御礼の場で長々としてしまいましたが、さらにアドバイスいただけると嬉しいです。

お礼日時:2006/01/24 18:17

No.6 です。



図書館を含む社会教育関連施設がいわゆるリストラされる傾向にあるため、図書館や博物館といった仕切りがなくなってきているのです。ですから、募集倍率と在籍大学の司書就職率、大学院進学者の動向、図書館をめぐる社会情勢を踏まえると、司書の業務につくためには、大学院レベルでの学修による専門性を身に着けることとあわせて、司書と学芸員の資格の二つを備えておくことがいいのでは、と書いています。

場合によっては、学芸員枠で司書的業務につける可能性を広げたほうが、2年余計に時間と学費をかけるよりいい結果になるのではないかということであり、2年早く年齢を武器にして就職を勝ち取ったほうがいいのではということです。修士の学位は後からでも取れますから。

図書館および司書について熱意を感じれば感じるこそ、大学院に行く前に学芸員の資格を取っておいてほしいと思います。学芸員は、学部のうちに単位をとりさえすれば簡単に取れるものであるものの、学部を出てしまうとかなり取りづらくなるものなので。

例えば、http://jrecin.jst.go.jp/html/kyujin/main/D105120 … みたいな感じの学芸員の募集で、主な対象分野が「中島敦」と中国文学との関係だったりする業務だったらあなたにとって理想的なわけですよね?こういうのに応募するには、学部段階で学芸員を持っておくか、卒業後に学芸員の資格を取れる職務経験を積める仕事についておくかしないといけないわけで。

伝統的な司書は、外注や非常勤化、業務委託や指定管理者制度の導入など日本的リストラの影響を受けて減少気味です(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm)。県立レベルの図書館の中にも、将来構想では図書館として単独では残らないところも出てきつつあります(博物館に図書館機能として移す)。大学図書館についても、情報関連の機能を強化させた「メディアセンター」に衣替えしたり、研究資源アーカイバとしての「資料館」「博物館」やサポート専門部門としての「教育研究支援室」に転換したりしているところも増えています。もちろん図書館を基盤として各種機能を取り込んでいるところもありますが、これも垣根がなくなっていきつつあることには変わりありません。

日本的リストラを引き合いに出さずとも、蔵書検索システムやAmazonがある時代の司書って何よ?という問いにも答えなければいけません。

最初の質問文の末尾に就職の苦労は厭わないと書いてあります。大学院生になってからの就職の苦労を考えると、学部段階でいくつかの単位習得にかかる時間と費用ならば、学芸員資格の取得は苦労の先取りや投資といえるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

何度もアドバイスありがとうございます。
学芸員はおそらくとらないと思いますが、参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/01/27 23:00

こんにちは。



ええ、曖昧なまま先生に聞くのはよくない、でも
私が強調したのは、それだけじゃないです。自分でできる情報収集を先にしないうちに
やみくもに先生のところにゆくのは、どうかと思うのです。

大学の図書館というのは、卒業生がアクセスしやすいようにできています。
登録や登録料がかかることが多いですが、卒業生なら、母校の書籍を卒業後も
読むことは難しくないんですよ。

ここから先は本当に余計なお世話だと思いますが、
現在大学で働く者として(国立ですので参考にならないかもしれませんが)

大学院で学ぶということに、甘い夢を抱いておいでのようにしか
うつらないです。現実はもっと厳しいです。ご家庭の余裕が今、学部の段階で、
「両親がこつこつためた」とおっしゃるくらいであれば
軽い気持ちで進学なさるのは、はっきりいって後押しはしません。

また、ゆくのであれば、外の、レベルの高い大学院を目指したほうがいいです。
どういう職業を目指すことになるにせよ、学歴は一生ついてまわります。出た大学院の名前で判断されます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そうですね、情報収集は大切です。先生を尋ねる前にこうして広い場所(?)で情報を集めていくべきですね。
仰るとおり、わたしは甘い夢を見ているのかもしれません。
でも、その甘い夢を苦い現実として受け止めようともしています。でなければ、質問したりせずに夢に耽っているでしょう。嫌なことには目を逸らしてしまいますから。
学歴がすべて、なのでしょうか?わたしはそうは思いません。公立に行けるほど頭がよくないわたしには高いレベルの大学院を目指して学歴を手に入れることははっきりいって不可能だと思います。それではわたしの大学の大学院の人たちは就職できない、将来を無駄にするために進学している人といわれているようです。すみません。

いろいろと回答をいただきましたが、わたしの大学院決定はまだ先の話であり、大学院というものを知ろうとしている段階ですので、ご容赦ください。

お礼日時:2006/01/24 18:32

No.4 です。



図書館・博物館などの社会教育・生涯学習分野全体の視点で考えると、その一部としての図書館の司書だけにこだわっているのは、将来の選択肢をつぶしかねない気がしています。

就学前教育における幼稚園と保育園の一元化と似たような構図があるのですが、社会教育・生涯学習分野での各施設の垣根が取り払われようとする傾向があります。「図書館機能・資料情報センター機能を持つ歴史文化博物館」の設置とか。指定管理者制度の導入による影響もあります。
就学前教育における幼稚園と保育園の一元化の方向では、幼稚園でも保育園でも、新たな人材には「幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持つ者」を優先的にとっている傾向があります。同じように、「司書と学芸員の両方の資格を持つ者」を優先的に図書館機能を持つ施設で採用していくか、またはかなり有力な評価をされるかするのではないかと思います。

図書館および図書館司書自体についても、昭和20年代の概念から平成の現代の概念に焼き直しを計っていることもあって、どうなるかわかりません。多くの図書館では、業者さんが本を届けてくれる段階でNDCに従った分類登録と管理タグ添付が終わった状態で納入されている状況で、登録や検索業務はコンピュータが代わりにやってくれるようになっています。これからあえて司書を置くとすれば、レファレンスサービスが要求されるでしょうし、それこそが司書の醍醐味でもあるわけですが、表現能力に力をおいた学芸員の資格もあったほうがいいと思いますよ。司書として働くために学芸員の資格も、ということで。司書以外眼中にないために司書業務を担当する職に就けなくなる可能性もあるかと。

本題の大学院進学についても、人文科学系の院生として年齢を重ねたハンデを埋めるために、その将来のハンデを埋める武器にするために学芸員の資格を取っておいたほうがいいと思いますよ。一部の科目だけでも。学芸員養成課程での単位を積み重ねさえすればいいので、大学院に入ってから科目等履修生をやってもいいでしょうし、入る前に今のうちに科目等履修生でもいいでしょうし。
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この回答へのお礼

資格というのはとっても無駄にはならないとはいいますが、司書課程を取る際に図書館学の教授(国立国会図書館にも多少のコネ持ち)から、司書になる(実際司書職に就く)のは倍率何百倍と大学のここ近年の司書就職状況について、いろいろと話を聞きました。
とにかく司書になるのは相当な険しい道で、資格を取ったって無駄になる方が高い。けれども、司書になる可能性は作られるわけだから、司書になりたいと思うなら図書館のいろんなことに目を向けること。だそうです。
大学院は前提になく話をされていたと思うので、大学だけでいえば、どんな司書を目指すかで試験勉強の方向などが違ってくるそうです。
わたしの大学では学芸員を自動的に卒業と共にとれる、文化財系の学科がありまして、その学科の人が司書をとる場合は古い文献の複製?修理?みたいなことをする分野を扱う図書館や、博物館などの図書室や文献室に勤めることを考えてみるとちょうどよいそうです。
日文のわたしは司書だけとってどこに行くのかは、かなりの幅があります。個々によって試験内容が違うため、自分がどんな種類の図書館で働きたいのかを考えることが大切だそうです。
友人の多くは倍率と大学の司書就職率ほぼ0%という状況から司書になることは諦め、資格だけでもという人が多いです。また、学芸員と司書をとるという同学科の友人は資格単位に追われて卒業単位がうまく取れないと悩んでいます。彼女は博物館に勤めたいとのこと。
わたしは特にまだどの図書館員を目指すかがはっきりしていません。入学当初は公立一般の図書館に勤めたいと思っていましたが、今は様々な種の図書館を知り、大学図書館や専門図書館、学校図書館を考えてはいます。でも、悩んでいる状態ですから、決まってはいないです。
わたしは大学院に行って中島敦と中国文学を研究したいという考えですが、学芸員をとってそれ関係の職につくことは考えていません。ですので、いやいや学芸員資格を取るのは気が引けます。お金もかかりますし。
ハンデがあることは皆さんの話でよく理解できました。司書を目指すならきっと大学院に行くことは諦めて、図書館のことを考えていた方がずっといいのかもしれません。
・・・・・・どんどん込み入ってきましたが、まだまだ院に入ることを考える価値はあると思いました。

長くなりましたが、回答に対する御礼を申し上げます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/24 17:27

こんにちは。



将来像や将来の目的がまだはっきりせず、また、進もうとしている道が叶わなかった際の代替案についても、
明確でないことが、問題を複雑化させていませんか。

図書館員になりたいのが一番の夢であるならば、まずその夢をかなえてみては、どうですか。

就職の苦労は厭わないとのことですが、これは、就活の苦労は厭わないの意味ですか?
それならそう書かないと、就職せずにすむ、ととられても仕方ないです。

また、今している勉強が好きだから、続ける道として大学院を選びたいという
気持ちはわかりますが、大学院は基本的に、研究者育成の機関ということを、認識ください。

それから、たとえば大学院に進んだあと、就職を探すとして、就職先が一つも(延々と)
ない場合の策はあるのでしょうか。勿論、こんなことを心配する必要のないご家庭もあるのですが。



文系の大学院の生活ですが、大学によって全く違います。でもとりあえず聞いてみたくて質問されたのでしょうから、知っている範囲内で書くと

大学院のレベルによって要求度は高くなりますが、一般的に学部の頃よりも、授業についてゆくのは大変です。
学部とは比較にならないくらい一つの授業について、調べものや下準備が多くなります。

また、一つの授業の人数も生活を左右します。人数が多ければ、負担が減りますが、
一学年の人数が極端に少なければ、
先生と1対1とか1対2などの授業ばかりになります。これははっきりいってキツイですが、得るものも大きいです。

あなたのご所属の大学に、後期過程(博士課程)が備わっている大学であれば
一つくらい、学部・院共通の授業があるはずと思います。4年生くらいにならないと
出席は無理ですが、誰か出ている知人はいないか、探してみるのも手っ取り早い方法です。

あとは、具体的にどんな生活なのかは、そのゆこうとしている大学院の院生と
知り合いになって聞くのが先と思います。

先生とアポが取れないご様子から察するに、今在学しておいでなのは、教員に対して生徒数の多い
私立大学なのかな?という印象を受けます。(違っていたらすみません)

であれば、個人的には、まだ最低限自分でできる情報収集が済んでおらず、自らの目的も意志もはっきりと固まらないうちに
約束が取り難いほど忙しい先生の時間を割いてもらうのは、やめたほうがいい。
ご自分の大学の、大学院にそのまま進みたいのであれば、その先生が合否を決める一人になるかも
しれないということを今から意識されたほうがいいです。


文系で大学院の博士課程まで進んだ友人らのその後を見ると(今30代半ばです)
皆学科があなたと違いますし、ほとんどが国立なので参考にならないでしょうが、大半は何とか
大学に就職しています。早いものは助教授、ただ女性はやはり大変で、よくて講師。就職がなく
非常勤で食いつないでいるものもいますよ。

文系で進学する、全員がお坊ちゃまお嬢様かというと、そうでもないです。私の周囲の人間がたまたまだったのかも
しれませんが、普通の家庭で、自分で生活を支えながら大学院生活を乗り切ったり、
結婚して配偶者の収入に頼って学業を続ける者もいました。
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この回答へのお礼

将来像や将来の目的がまだはっきりせず、また、進もうとしている道が叶わなかった際の代替案についても、明確でないことが、問題を複雑化させていませんか。

>>はい、その通りだと思いました。
やりたいことをなかなか一つに絞れません。それが問題なのかもしれません。
司書になりたくて入学したはずなのに、興味ある学問を見つけてやってみたいと思った瞬間に将来にあるべきものと決めつけている・・・そんな気がしました。
>>就活の苦労は厭わない。ですね、すみません。
>>わたしの大学は本当に小さい私立大学です。生徒も教授も少ないです。ただ文献の蔵書数が一人当たりの割合が多いのです。大学院に進むにはぴったりの大学です。レベルの良し悪しはともかくとして・・・。

あなたの言葉が一つ一つ、厳しくも優しくもわたしに響いてきます。
超プラス思考(と皆に言われます)のわたしは夢ばかり追いすぎている気がします。どうにかなると考えがちです。実際うまくいっているのですが、すべて運がよかったといえるようなものばかりです。
そんなわたしも鬱病になったことがあります。昨年完治しましたが、わたしを支えてくれた大きな基盤は将来のことです。あれをしたいやりたいと考えるだけで元気が出てきます。鬱病になってわたしは部活や委員会の仕事、習い事、遊び、ほとんどを諦めて勉強に打ち込みました。今は少しずつ多くない程度で取り戻しましたが、あの時の勉強した楽しさが忘れられなく、それも原因かもしれないです。
諦めが悪い性格なので、大学院に行くことをすっぱと諦めるつもりはありません。しかし、そこまで思いが強いのかというと、大学院のことを知りたがっている時点で大したものではない気がします。
ここは自分が何をしたいのか、もっと追求するべきですね。
でも、それを考える上で大学院の情報はとてもありがたいです。どの回答者の方も当てはまります。
貴重なご意見、本当にありがとうございます。

お礼日時:2006/01/21 20:31

1)


大学院生のことは大学院生に聞くのが一番なので、教員の先生からの話を聞いたら、誰か大学院生を紹介してもらえないか相談してみるといいでしょう。ひとつ上の学部生よりも、かなり昔に大学院生だった教員よりも、今の大学院生のほうが、ものによっては具体性があるわけで。
また、人文科学系の大学院生が多い大学のほうが進学先としても適切であることから、人文科学系の大学院が充実している大学の教員・院生・事務などに相談に行くことを、もう少し情報収集・理解の深化が進んだら考えてみてください。

参考になるかもしれない過去のQ&A
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1799873

2)
図書館員になることも希望のひとつで、司書の資格も取れるということですが、院進学や就職の困難さを前に就職の苦労は厭わないつもりでいるなら、今いる大学で「学芸員」の資格もとっておくと、図書館・博物館など社会教育分野・人文科学系の専門分野への強い武器になるので、学部のうちにとっておく努力をされることをお勧めします。

今いる大学で学芸員の資格が取れれば一番ですが、取れなければ放送大学の科目等履修生とか、早稲田大の博物館学芸員養成夏季集中課程 http://www.waseda.jp/curator/ とか、近所の大学の科目等履修生とかで学芸員に必要な学部の単位をかき集めることで可能です。

図書館だけではなく、日本文学・中国文学に関する博物館も存在するわけで、今後日本文学・中国文学の領域で生きていくのであれば、活躍の舞台の候補は増やせるものなら増やしておきましょう。

3)
先生を捕まえられなくて困っているようですが、こういう場合の小技として以下のようなものがあります。

(1) 授業終了後に「進学に関する相談があるんですが時間を作ってもらえませんか」とでも申し出て、日を改めての相談の約束を取り付ける。人文科学系は特に傾向が強いと思いますが、大学の教員は予定があれば大学の研究室にいるように努力しますので、予定として組み込んでもらいましょう。もしくは、その先生が大学の研究室にいる予定がある日の空き時間に設定してもらいましょう。

(2) 授業以外の接点・連絡方法を使う。メールとか電話とか手紙とかでアポイントメントを取る。メール・手紙であれば、予め相談したい内容を書き添えておくこともできますし。


4)
各課程についてですが、大別すると以下のようになります。
学士課程(修了すると学士の学位を得る:4年:学部)
修士課程(修了すると学士の学位を得る:2年:大学院修士課程or博士前期課程)
博士課程(修了すると学士の学位を得る:3年:大学院博士課程or博士後期課程)

各課程の位置づけや修了要件の違いなどについては以下が参考になるかも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E5%A3%AB% …
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1111075
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この回答へのお礼

わたしは自分の思い通りにことが運ぶと考えているみたいです。
学芸員の資格は取れます。
が、わたしは司書課程をとっていまして、複数の資格を取るのは結構大変です。意欲がないと、学芸員の資格を取るための授業は大変だそうです。学芸員を卒業すれば取れるような学科生ではないですし、司書も普通に取れる学科でもないので(基本的に資格を取るための学科ではない)、大学選択の視野にあった司書以外は眼中にない感じです。。。
URLは大変参考になりました。
過去のQ&Aはもう閲覧済みです。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/21 20:09

質問者様の質問に一つ一つお答えできませんが、単純に勉強したければ、院に進学すればいいのではないでしょうか。



学部との違いですが、例えば資料を集めるにしても、学部生は一生懸命無心に集めます。院に行けば資料を集める方法も学べます。

それから院生は、独立した研究者つまり大人であることを肝に銘じた方がいいですね。教授に質問するよりも、勝手に自分の研究をする人の方が評価されます。いわゆる「生意気な奴」ですね。

例えば教授も交えたゼミで、教授の発言を聞いて、「~はそんなこと言っていない。おかしい」と思ったら、「先生、先生は本当に~を読んだのですか」と問いただす場面もあったりします。

卒論と修論の比較ですが、嫌と言うほど実証を要求されます。中には数百枚の論文の中で「(私には)~と思われる」などといったフレーズを一度も使わなかった人もいます。

学生の書いた卒論が本になったという話は聞きませんが、院生の書いた論文は新書になったものもあります。それほど質の高さを求められます。

これは論文だけでなく、ゼミで発表するレポートにも同じことが言えます。

文系と理系の違いは予算ですね。予算の少なさに嘆きます。何故なら文系の場合は文献を買わなければならないからです。御存知かと思われますが、全部読まないにしろ、数百冊の文献を持っていなければ、研究はできませんしましてや論文は書けません。

就職に関しては、修士(前期)2年は学部4年と同じことをするようでしょう。就職試験に受かるために専門学校に通う人もいます。試験勉強も当然します。

これは書こうかどうか迷ったのですが、大学に残る人が必ずしも優秀とは限りません。大学内で論文発表することはあっても、世間で売れる本を書いている人が何人いるでしょうか。40才までに自分の本が書店に積まれていることが、その研究者の質の高さを測るメルクマールになっています。

質問者様の質問に一つ一つお答えできませんでしたが、最初に書いたように大切なのは勉強したいという意欲ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
面白い話を聞くことができました。
論文や院生像にはそんなことが・・・!
嬉しいことに、わたしの大学はかなりの予算を使って貴重な文献を購入し、基本的なものを合わせるとかなりの蔵書です。
大学生にはもったいないくらいで、ほとんど教授や院生のための資料といっても過言ではありません。そのせいか本当は権威のある教授が3流大学であるわが大学でなぜか教えてくださっています。
ですから、その方面の予算の心配は要りません。
勉強する意欲はあるとは思いますが、わたしの意欲と実際の院生の意欲は違っているかもしれません。

お礼日時:2006/01/21 20:02

あなたの家の経済状況はどうでしょうか?


あなたが就職できなくても、養ってもらえますか?
養ってもらえるなら大学院に行ってもいいと思います。
でも文系で大学院に行くのは、お嬢様・お坊ちゃまか、学者を目指してる人しかいないです。

>できれば、院卒業後のことも教えていただけると嬉しいです。
修士課程を終えて、博士課程に進み、博士課程を満期退学(博士号はそうそうもらえません)。そのあと研究室の研究生を数年~数十年。そのあと運が良ければ、助手(給料は数万)。そのあと運が良ければ非常勤講師(給料は安定しない)。そのあと運が良ければ常勤講師(給料は安いが安定)。そのあと運が良ければ助教授(給料はやっと人並み)。そしてそのあと運が良ければ教授…って感じですね。
「運が良ければ」と書いたのは、研究の成果を認められることや、目上の教授などから気に入られるとかを含みます。
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この回答へのお礼

卒業後のことを安易に考えていると思われるかもしれませんが、結婚して家庭を持ちたいとも考えています。でも、働きながら家庭をもっていきたいので、就職はしたいです。
家は大金を払うほど裕福とはいえません。実は大卒までのお金は両親がこつこつと貯めてくれたものがありますが、残りは将来の結婚資金にと貯めてくれたものなので使いたくありません。なので、その方面をどうすればという問題もあります。
アルバイトもなかなか普段はできないので。
ですが、midoriさんの言われるとおり、院卒業後のことも考えていきたいと思います。フリーターでは両親との生活を補うことができないですから・・・。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/01/21 19:53

>就職の苦労は厭わないです。



まぁ、「家庭に余裕がある」とか「就職するのを期待されているわけではない」というのであれば、大学院に進学して十分に研究活動に集中できると思います。

大学院に入学する前に、「研究活動」自体は3年生から、あるいは4年生から始まります。
卒業単位として論文の提出が必要な学校の場合は4年生から卒論を書くことになるでしょう。 
研究室配属直後の4月や5月は勉強会的な雰囲気で和やかに進む場合もありますが、7月下旬の卒論の中間発表会前になれば、すでに院生の生活と変わらなくなるでしょう。 
一般的には、朝10時ぐらいから研究室に来て、夜7時ぐらいまで研究に取り組むという感じではないでしょうか。 もちろん、研究室にいる時間というのは教授の方針次第なので、研究室によって全然違います。 理系で忙しいところは、月~土の朝9時30分から夜11時過ぎまで、日曜以外はずっといます。
ただ、文系は比較的時間にはうるさくない研究室が多いと思います。

また、4年生の7月頃から院試の受験勉強も並行して始めます。 8月は、まるまる1ヶ月間受験勉強という場合が多いでしょう。
9月から2月までは、またもとの生活にもどります。卒業論文の提出は、2月の中旬だろうと思います。 卒論提出後は、学部で卒業する人の場合は、完全に自由の身となる場合が多いですが、進学する人の場合は論文の修正や継続して研究を続けることを指示される場合があるので、休めないかもしれません。

>大学院がどんなことをしていくのか
研究に取り組み、論文を書く場所です。 教授は、一応論文のアドバイザーです。

>前期と後期の課程の違いとは
>何年間在院するものなのか
「大学院前期」とは修士のことで、修士なら2年です。
「大学院後期」とは博士のことです。
博士の場合は、文系は3年では学位を取るのが難しいらしいので、4年以上と思っていいです。 つまり、修士卒なら24ぐらいで社会に出ますが、博士卒なら28以上だと考えていいでしょう。

>どうやって入るのか
4年生の8月下旬に実施される大学院入試を受験して、大学院に進学します。 外部の場合は、受験前の4月や5月に研究室訪問を行なうのが常となっています。

>修士論文は卒業論文との違い
「質」の違いです。 
卒業論文は、卒業するために4年生は全員書くわけですが、修論の場合は、一応研究者として志を持つ一部の学生が書くわけですから、卒論のときよりもレベルが高いものを求められます。

>院生のスケジュールや授業はどんななのか
スケジュールは上に書いたとおりです。
講義形式の授業というのは、修士1年の間にほとんど終わります。 大学院では研究が中心なので、授業も演習形式のものがほとんどだと思います。 いわゆる「試験」的なものは少ないと考えてください。

>一つ上の先輩に相談してみると、先生に訊いてみるのがよいと聞きました
教授に聞くよりも、修士の先輩に相談に行った方がいいでしょう。 その方が現実がわかります。

>できれば、院卒業後のことも教えていただけると嬉しいです。
よく言われるように、「文系修士卒」であれば就職はかなり厳しいです。 

「理系修士卒」であれば、多くの人はメーカーの研究職やIT系の企業に就職することになるでしょが、「文系修士卒」の場合は、それこそ人それぞれです。
多くの企業の募集自体は、「文系修士卒」でも可能なのですが、実際に採用試験を受けて内定を取るのが厳しいです。 理系のように「専門性がある」とは判断されないし、学部卒で就職活動をしている3年生と比較すれば、「歳を2年余計に取っている」と見られます。 また面接では、一般的に「修士卒は頭が固い」といった見られ方もするので、学部で就職活動をするときよりも高いハードルを設定されがちです。
とにかく、「大学に残って教授を目指す」とかでなければ、修士に上がることで就職は厳しくなるばかりです。 博士に上がった場合は、それこそ研究者コースしか道は残されていません。
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この回答へのお礼

細かいところまで回答ありがとうございます。
前期・後期課程について知ることができたのがとても嬉しいです。そうですね、大学院生とふれあいたいのですが、その機会は設けられています。週に一度院生が図書館で学習の相談に乗ってくれるというものです。
とてもいきたいのにまたもやその時間は授業で、他分野(英)の院生がいる時に、日文だったらなぁと考えています。その院生さんと楽しく話している英文科の学生が羨ましいです。
来年は授業に結構な空きが作れるはずなので訊きにいきます。
入試は2回あって7月と10月か11月に行われるという情報を手に入れました。卒論提出は12月です。・・・とても早いですね。

お礼日時:2006/01/21 19:40

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