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学校の課題でものすごく困っています。本当に簡単なことだとは思うのですが聞いてください。
宗教と資本主義の関係を勉強してるですがそこで、「プロテスタント」「カトリック」「カルヴァニズム」「ピューリタン」という、4つの横文字が登場しました。

プロテスタントとカトリックは資本主義の考え上、対立しているようですが、それ以外の「ピューリタン」と「カルヴァニズム」とは一体、何者なんでしょうか?また前者の2つと後者の2つの関係はいかなるものなのでしょうか?

全くの無知で申し訳ないです。

A 回答 (5件)

確かに厄介な課題です。

高校生ですか?大学生ですか?それによっても実は回答が変わりますが、大学生と言う前提で回答させていただきます。

まず、キリスト教義の解釈、伝道は中世までローマ・カトリックと言う大きな一本の柱が担っていました。が、しかし16世紀にその解釈、伝道に異議を唱えた人々が現れました。それがプロテスタントです。プロテスタントはカトリックに対抗する大きな柱ですが、一本の大きな木から出来ているカトリックに対し、プロテスタントは何本もの木が集まって柱となっていると考えてください。プロテスタントの中でも解釈の仕方に違いがあるのです。

その何本もの木の中に、「ピューリタン」「カルバニズム」という木もあるのです。
現在、残念ながら「カルバン派」と言うのはありませんが、歴史的な意味ではカルバンと言う人の教えを信奉する人々を指します。
ではカルバニズムとは何かと言うことですが、これはカルバンの教え“予定説”を信奉することです。

「ピューリタン」は英国国教徒でもとくにカルバンの教えに影響された人々です。スコットランドに特に多くいましたが、ジェームズ2世が国教会を強要したために反発し革命を起こしたのは、No1でも書かれていることです。

さて、以前は「南のイタリアやスペインはカトリックを信じ(極端な言い方をすると)怠けていたので、北のプロテスタント国家(イギリス・オランダ)のように勤勉に働く国家に遅れをとった」という言い方がされていました。
しかし最近は否定されています。ただし、個人的見解ですが宗教と政策(特に海外政策もっというと布教活動)が関係あったことは、否定できないと思います。
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私は、マックス・ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の存在は知っていますが、読んだことはありません。


しかし何となく想像することは出来ます。

従来カトリックでは、金を貯めること=卑しい行為とされていました。ですから中世半ばから経済的に台頭してきた商人は、悩むことになります。蓄財すればするほど生活は豊かになるものの、神に逆らうことになるからです。
そこで、純粋にカトリックの教義に反対する立場から登場したルターやカルヴァンは、カトリック聖職者に都合良く解釈された教義を批判したのです。ルター派やカルヴァン派の信者をプロテスタントといいます。
なかでもカルヴァンの教え(カルヴァニズム)では、神から与えられた職業に専念する結果として、財産が蓄積されることを肯定したのです。またこれがヨーロッパにおける資本主義の成立につながったというのです。
こうしてヨーロッバの商人の多くが、カルヴァン派に転向するわけですが、彼らは国によって呼ばれかたに違いがあります。ピューリタンとは、イングランドにおけるカルヴァン派の信者です。
ピューリタンは、経済的には中流階級に多く、資本主義の進行による大金持ちになることに対して否定的です。
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 マックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」による考え方です。


 社会学における最大の巨人・最高の天才ウェーバーが資本主義の精神とは宗教的な禁欲と勤労にあると分析したものです。
 発生原因が「カルヴァニズム」にあるということについては現在では反対意見の方が多いのではないでしょうか。宗教改革の前から(カトリック教徒から)、資本主義の精神は育っていた、資本主義は萌芽していたというものです。
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難しい課題だと思います。


宗教の種類は皆さんの回答に例示されています。
西欧キリスト教と資本主義の関係については、マックスウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」に考察がありますので、勉強してください。

マックス・ウェーバー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83% …

彼の作品「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD% …

プロテスタント
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD% …

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83% …
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いずれの言葉も、宗教関係の言葉です。



「プロテスタント」は、「カトリック」に対しプロテスト(抗議)して成立した宗派全てを指します。
代表的なのは、ルター派、カルビン派、イギリス国教会などがあります。

「カトリック」は、普遍的という意味で、ローマ帝国以来の西欧のキリスト教を指します。
東欧の教会は、「オーソドックス」(正当教会)と言います。

「カルヴィニズム」は、プロテスタントの中のカルビン派の考え方を言います。

「ピューリタン」は、イギリス国教会の宗教改革が不完全であると考え、イギリス国教会の改革を目指した一連の人達を指します。
この運動は、イギリスの国王が、スコットランドから来たため(スチュアート朝)、スコットランドのカルビン派(長老派とも言う)の影響を受け、国教会の改革を目指し、後にピューリタン革命を起こします。

>プロテスタントとカトリックは資本主義の考え上、対立しているようですが

「プロテスタント」と「カトリック」が、資本主義とは全く関係無い言葉ですから、上記の考え方は、全くの誤りです。
プロテスタントの中でも、メノー派やアーミッシュ派のように、資本主義的考え方を否定する宗派もありますし、ルーテル派も、その事には言及していません。
カトリックの中でも、カルメル会なども、資本主義に賛成していません。

積極的労働により、収益を上げる事を奨励したのは、カルビン派です。
そこから、宗教と資本主義的考え方を、つなげてください。
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