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地方自治法の改正により、図書館の業務委託が進行中ですが、図書館の指定管理者制度は実際のところよいことばかりなのでしょうか?
図書館法や司書の専門性といったこともからめて教えていただきたいです。

わたしの考える、メリットとしては、開館日・時間の延長・図書館勤務希望者に就職の機会を提供できるなど。デメリットは、利用者のプライバシーを守れない。などがあげられました。
また、国立国会図書館もアウトソーシングすればいいと思うのですが、みなさんはどうお考えでしょうか?

A 回答 (3件)

 こんにちは。

自治体で指定管理者制度にかかわる仕事をしたことがありますので、参考に書かせていただきます。図書館の例に特化したものではありませんので一般的なお答えになるかもしれませんが…

 まず「指定管理者制度」の趣旨は、
・公の施設についての管理委託については、公共団体(自治体の外郭団体や、公益法人などですね)にしか委託できなかったので、
・その結果、公共団体が独占していたことにより競争原理が働いてこなかったことから、
・結果的には役所がしているのと同じことになり、経費的にもサービスの向上の点についても成功していなかったことから、
・民間企業も管理委託できるようにしたということです。

 図書館は、大半が直営だと思いますから、役所的サービスから民間サービスが一定取り入れられると言うことになります。
 勿論、管理委託といっても、委託する部分と、委託しない部分がありますから、いわゆる丸投げにはなりません。多分、今までの業務は引き継ぎつつ、新しいサービスが展開されると思います。
 先の方も書かれていますが、プライバシーが守れないような業者は選定されないと思います。勿論、業務の協定書にも守秘義務が課されていると思います。
 それと、指定管理者は長くても5年契約だと思いますから、サービスが低下すれば次回は指定してもらえないと思います。ですから、サービスの向上や、委託料の節減につながると思います。

 それと、国会図書館についてですが、設立の主目的が国会議員の議員活動に資するということですから、議員活動にかかわる施設ですので、アウトソーシングはなじまないと思います。

 自治体の「公の施設」は、体育館、保育園など、行政施策の意思決定をしていない、もっぱらサービスのみを提供している施設です。
 国会図書館のように、国政の意思決定の一端を担うものは、今後もアウトソーシングにはならないと思います。
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公共図書館の指定管理者制度については


昨年8月に日本図書館協会から
文書が出ていますので読まれるといいでしょう。
参考URLにリンクしておきます。

一般的に、アウトソーシングできる部分
(単なる資料の貸し出し返却・資料の配架、シェルフリーディング、
一般和書の目録作業など)
は、どの公共図書館でも、これまでバイトや
非常勤(目録なら業者委託)でやってきています。
丸投げして就職の機会が増えるかどうかは疑問です。
非常勤なのか派遣なのか、の違いだけでその時間帯の労働
人数は大差ないですから。。
派遣(外注)の方が人が代わりやすい(辞めやすい)ので
図書館的にはまた1から業務の教え直しで効率的では
ありません。
レファレンスや多言語目録・サービス計画や管理全般など
経験とスキルがいる部分は外注している図書館はないと
思います。

参考URL:http://www.jla.or.jp/kenkai/siteikanrisya.pdf#se …謖・ョ夂ョ。逅・・宛蠎ヲ%20蝗ウ譖ク鬢ィ%20蟋碑ィ・
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「利用者のプライバシーを守れない。

」は、あたりません。個人情報は保護されます。自治体にとっては、利用者にとっては、サービスの向上が期待できメリットのほうが多いと考えられます。
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