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ウェバーの宗教社会学がいまいち理解できません。どなたか簡単に説明してもらえないでしょうか?

A 回答 (2件)

 具体的に示していただかないと、説明のしようがないので、できれば補足的に本の記述などを付け加えてくださいね。



 ウェーバーの基本理念は、「合理化」です。ウェーバーは、前近代からの「脱魔術化」を通して、社会が「合理化」することが近代の特質であると説きました。脱魔術化とは、伝統的・宗教的な価値観から脱却することを指しています。
 この「合理化」を指し示すものが、ウェーバー社会学のキーワードである官僚制、プロテスタンティズムと資本主義の倫理などです。
 ウェーバーはたしか宗教については、あくまで資本主義の分析と関わって分析しているはずです。なぜ近代における資本主義と産業主義の発展が、最も文明の遅れていたヨーロッパにはじまったのか。明らかに中国のほうがかつては文明が発達していたのに、それはなぜか。
 ウェーバーの関心は、人々の内面にある倫理観(精神観)に向けられます。それまでスミスやマルクスが説明した資本主義の規定因だけでは、このことは説明できないとかんがえたのでした。
 では、資本主義に特有に潜む倫理観とは何だったのか。ウェーバーはそれを宗教のなかに見いだすのです。ヨーロッパにおけるキリスト教と、中東におけるイスラム教、東アジアにおける仏教。これらの特質を見極めることで、ウェーバーはプロテスタンティズムのなかに資本主義の特質たる「蓄積」の観念が生まれたことを発見します。
 「経済と倫理」の分析はそれに関わるものです。

 ウェーバーエッセンスはこんな感じで。後期ウェーバーはここでは述べていません。

 
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こんばんは。



支配というのは権力者が正当なものとして拭く従者に受け入れられた状態を指しますよね。ウェーバーは、その支配が認められる理由を3つに分けました。合法的支配、伝統的支配、カリスマ的支配です。

合法的支配というのは、規範による支配のことで官僚制が典型的に現しています。

伝統的支配とは、昔からの秩序など、家父長的支配が典型です。命令権の妥当性は伝統によって、主人に対する臣民の恭順という形で服従が示されます。

カリスマ支配は預言者、軍事的英雄などが典型です。
呪術や啓示、英雄性、などで人々を魅了するなどが例です。

私も勉強中なので聞きかじったようなことしか答えられなくてすみません・・。
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