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近年、「企業と大学の産学共同研究」なんて言葉をよく聞くようになりましたが、
企業にとって産学研究は本当に役に立っているのでしょうか。
学部を卒業したばかりの院生に企業レベルの研究ができるものなのか、疑問に思っています。
やっと基礎科目を習得したばかりの卒研生なんて問題外でしょう。
企業内で研究をしたほうが効率的だと思うのですが、実際のところはどうなんでしょうか。

A 回答 (4件)

ワタシも研究生でもなくタダの学士以前学生の分際なんで実際のところ


よく分かりませんが。。。

産学協同研究は両者の足りないところを、うまく補う方法の1つなんでは
ナイでしょうか?

大学等研究機関は実践的なデータ収集に弱いですが机上の空論や、
データ分析やそこからエキセントリックな新説を見出すことは得意でしょう。

一方、企業は実践データは豊富でも、簡単な集計などは出来るでしょうが、
大量のデータ分析から新しいテーゼを見出し、理論化することは苦手です。
経営財政面でツライでしょうから。

そこで、両者のフィードバックで相互に情報を交換すれば情報・知識の共有で
有利ですし、金銭面でも融通しあって癒着して(笑)それぞれの手間も省けます。

特に社会やヒトという生のデータを相手にするような分野・・・
マーケティング、医療、シンクタンクのような社会動向研究、などなど
いろいろな面で効果をあげていると思います。

院生も、学士修得即院生という種類だけでなく、一度社会の実践畑に出て
出戻ったような社会人研究生の院生もいます。院はその研究員のの年齢層も
大学出てすぐの22から、40越えた会社のからの派遣研究生など様々です。
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この回答へのお礼

企業は理論に弱いというのは知りませんでした。
なるほど、そういうことなら共同研究は可能なわけですね。
ありがとうございました

お礼日時:2002/01/05 11:23

企業次第なんですね。


ある企業関連研究の研究職は.はっきり言えば.1回目と最後の授業を出で.名前を間違えないで解答用紙にかけたので「Aの評価」をもらえたのです。その結果.何をやってもパッパラパーですが.困るとこの先生のところに泣きつきますので.それなりの結果を出せます(企業からは寄付が送られます)。内容は.該当分野を知っていれば誰でも答えられる程度の内容ですが.該当企業にとっては.喉から手が出るほどほしい技術内容なのです(参考として.該当企業の採用状態としては.10月現在卒業見込みは1名.他の人間は留年予定で採用内定を決定)。たまに2時間も会話するだけで.それなりの寄付が選られますから学校の先生としては結構助かります。

ところが.別の先生の場合に.産学協同研究で何人か取ったのは良いのですが.企業研究が主体で.自分の研究とはまったく関係ない分野で.お荷物にしかならない企業関係者がゾロゾロといるので.困っています。

それと.「修了したての院生」でも.結構使い道があり.皆さんが多分御存知であろう品物が日本国内は当然海外でも日本製製品があふれているのは.留年して学校でゴロゴロしていた(呼び出しをうけて個人授業を受けていた)学生がその企業に関連情報を教えたためであり.もし.その時にその学生が学校でゴロゴロしていなかったらば.その製品がこれぼと低価格に供給される事は.多分数年遅れたでしょう。あるいは他国の製品に市場を奪われていたかもしれません。

企業の研究レベルと学生さんの能力の程度の問題です。
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この回答へのお礼

学生の学力は関係なく研究に使えることもあるんですね、知りませんでした。
大学に眠っている知識をいかに使うか・・・
ありがとうございました

お礼日時:2002/01/05 11:29

「産学共同」という概念は、最近に始まったことではなく、1960年代に既に多くの議論が国立大学を中心に行なわれていました。

とくに、1970年の学園紛争の激しかった頃には非常に大きな問題として取り上げられました。
私学においては、おおむね肯定的に捉えられていましたが、国立大学の学生からはかなり批判的に受け止められていました。
さて、「産学協同は有益か?」ということでは、「何をもって有益と捉えるか」という意識の問題に帰着するところが大きいでしょう。
アメリカのシリコンバレーを中心としたIT関連技術では、古くから産学協同の成果を上げてきていると思います。
また、大学で研究していたことをベースに企業化するいわゆる「学生からの起業家」の例から見ても、大学の研究が民間企業でやっていることに比べて見劣りするとは限りません。
独創的なテーマを扱う上では、企業と大学のどちらが先行しているかというようなことは、一概にはいえないでしょう。
ご質問の中にある「研究の効率」というとらえ方が今ひとつ理解しかねます。「作業」などでは「効率」が議論されますが、「独創性」に注目したとき、「効率」はどのような意味があるのでしょう。
「産学共同」を大学側から考える考える上で最も重要なことは、「産業」あるいは「工業」を人間生活とどう関連づけていくかという「研究哲学」ではないでしょうか。
あまり、細かなテクニック(効率)などについて考えることより、物事の本質を見つめるような方向に進んでいただきたいと考えます。
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私の研究室では複数の会社と産学共同研究をしています。


双方のメリットについては#1の方の言われるとおりです。

学生に企業レベルの研究ができるかどうかとのことですが、
それは大丈夫です。といってもやはり指導教官の能力しだいでしょう。
私の研究室ですと、産業界から現状での問題点を提起してもらい、
指導教官が学生のテーマとして適しているかどうかを判断、
その後学生にテーマとしてそれを与えるわけです。

学部生(卒研生)には指導教官が全てを手取り足取り、
院生(修士)にはテーマのみ与え、途中結果で議論、
院生(博士)はテーマとして適しているかどうかという段階から
学生自身に判断させ議論を行います。

企業によっても異なるとは思いますが、
意外と一流企業に限って理論に弱いです。
「何故か分からないけど色々調整してたら上手くいった」
という程度です。
ですから、しっかり勉強して学部を卒業された方は
自信をもって研究に励んでいただければいいと思います。

ただ、実際に会社に入ってそこで大学時代の知識が通用するかというと、
それはまた別問題ですね。会社には会社のやり方やノウハウがありますから。
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