動詞の四段活用が五段活用に変化した過程
日本語の歴史についての授業のテストがあるのですが、試験用紙に自分で説明できるほど理解ができていません。
動詞の四段活用が五段活用にどのようにしてなったのか教えてください。
No. 1 のものですが、「日本語の歴史」とあるので補足します。
古文(平安時代)の文法では、動詞は四段活用ですが、現代文(明治→昭和20年ころ)の四段活用とは違います。
古文
(未然)読マず・読マむ・読マば(連用)読ミて(終止)読ム(連体)読ムとき(已然)読メば(命令)読メ
現代文
(未然)読マない・読マう(連用)読ミます(終止)読ム(連体)読ムとき(仮定)読メば(命令)読メ
です。
本来は「否定形」を定義すれば良かったのですが、語尾が同じだというので、古文では「未然・否定・仮定」の三つを未然形として一緒にしてしまったのです。だから古文文法には仮定形はありません。
それが現代文になって、仮定形が未然・否定とは違う形になって分離し、已然形は消えてしまいした。それで、仮定形を新設し已然形の位置においたのです。
古文でも現代文でも、活用形は六つで同じですが、内容が違っていることを押さえておいて下さい。
古文の四段活用が現代文の五段活用になったのではなく、新仮名遣いによって、現代文の四段活用動詞を五段活用動詞と呼ぶようになっただけです(と言っても呼び方を変えたのは50年前ですから、中学生だったらもう古代かも知れませんね)。
「読む」の場合、旧仮名遣いでは
(未然)読マない・読マう(連用)読ミ(終止)読ム(連体)読ムとき(仮定)読メば(命令)読メ
と四段でした。
古文の世界での未然形は「読マむ」でしたが、この発音が「読マう」→「読モう」と変化して来ました。
明治時代に国文法を定めたとき、「読マう」の発音が「読モう」に既に変化していたにもかかわらず、未然形と否定形が同じように書かれたのです。
新仮名遣いでは、できるだけ発音に近く書こうというので
(未来)読マない・読モう(連用)読ミ(終止)読ム(連体)読ムとき(仮定)読メば(命令)読メ
と五段活用になりました。
ワア行五段活用という名称も仮名遣いに関係があります。「思フ」の発音が「思ウ」になったのは良いとして、「思ハない」を発音に近く「思ワない」と書くようにしたため、行を渡る活用になってしまいました。
この回答へのお礼
回答ありがとうございます。
テストに活用させていただきます!
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