気分の暗くなる小説
生きるをテーマにした気分の暗くなるような
虚無感で覆われるような
そんな救われない小説を探しております。
みなさんのおすすめを教えてください。
- 次の回答10件
- |
回答(13件中1~10件)
- 最新から表示
- |
- 回答順に表示
なんとも変わったご質問ですね。古い作品ばかりで申し訳ないのですが、私が個人的に浮かんだ名作ものをいくつかご紹介します。
深沢七郎「楢山節考」
これは描写や文体など、主題、イメージともに救いがありませんね。当時の文壇でかなり衝撃を持って迎えられたそうです。
坂口安吾「私は海を抱きしめていたい」
愛を知らない男の述懐。性への執着と虚無のみで
できた小説です。
井伏鱒二「黒い雨」
映画化もされていますが、娘が病に蝕まれていくのには、暗澹たる気持ちになります。
ジョルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」
性と死しか感じられない、ある意味突き抜けた作品
で、虚無感しかありません。
ボリス・ヴィアン「墓に唾をかけろ」
タイトルからも分かるように、虚無というか、
既成社会への呪詛を感じますね。
ジャン・ジュネ「泥棒日記」
親に捨てられ、人生の大半を刑務所で過ごし男娼や泥棒をして生きた自伝的な小説です。気持ちの悪い描写も出てきますが、サルトルやコクトーに絶賛されただけあります。
小説ではありませんが、哲学書ではキルケゴールや
ショーペンハウエルなどはいかがですか?
いくつかは文庫ではすでに読めないものなどもありますので、図書館か古書店を利用したいただければと思います。
もし、求めていらっしゃる内容と違いましたらすいません。
(私は、社会規範や道徳、人間の良識などにあきらめ、絶望した態度を「虚無」ととらえ、そんなスタイルで書かれた作品を少しあげてみました)
吉行淳之介の・・・タイトルが「うなぎ」? 短編集に入ってました。うなぎ屋が舞台の・・・。めっきり記憶力が悪くなっておりますため、タイトルには自信がありません。どよ~んと暗くなった記憶はあります。
「薄桜記」五味康祐の時代物です。
ほんとうに救われません。こんなことがあってよいものか・・・という感じです。
東野圭吾「手紙」も救われないといえば救われない・・・かも。
最近、ライブドア事件でニュースにも類似を取り上げられていた光クラブをモデルにした「青の時代」三島由紀夫も虚無感にあふれた作品と言えるでしょう。救われない結末ですし。
no.8です。補足させてください。
「ノルウェイの森」、確かに官能的な描写が多く、わたしは嫌になってしまったのですが、ベストセラーになっただけいって、それだけのものはあると思います。
読んだ当時、異様に気分が重くなり、当初はそれが官能的な描写にあると思っていましたが、冷静になって考えてみると、違うのではないかと思いました。
年を経ることで、また違った読み方が出来るのですね。
わたしは読んだことはありませんが、村上氏の小説には独特の重さがあり、世界的にも高い評価があるので、お求めのものも見つかるかもしれません。
他にもあげさせていただきたいと思います。スタンダードではありますが、夏目漱石の「こころ」。こころに振り回され人は死ぬこともあるのだ、と悲しみを思います。Kの考えを追ってみるのもまた、興味深い読みが出来ると思います。
そして、生きるをテーマということでは、森鴎外の「高瀬舟」。短編ですので、気軽に読むことができます。ですが扱っている問題は重いので、読み応えはあると思います。
ご回答を拝見すると、若さゆえの絶望感、虚無感をお求めというふうには見受けられませんでしたので、以上を推薦します。
村上春樹「ノルウェイの森」
わたしはこの作品が苦手で、読むたびに気持ちが悪くなります。虚無感で覆われること、間違いなしです。
この回答へのお礼
早速のご回答ありがとうございます。
ノルウェイの森は数年前に読ませて頂きました。
私には官能小説くらいにしか捉えることができませんでした
遠藤周作「沈黙」
江戸時代のキリシタン禁制の時代、布教のために日本に乗り込んだ宣教師ロドリゴが主人公です。
幕府は棄教しない者に拷問を与え続けます。「これだけ苦しんでいるのになぜ神は沈黙したままなのか」と訴える信者たちに、ロドリゴは何と答えればよいのか、苦悩します。
そのロドリゴも遂に幕府に捕らえられ、「棄教を誓うまで他の者を拷問にかけられる」と宣告されます。
信仰の本質にここまで激しく迫った作品はないでしょう。
といっても、この作品はセンチメンタリズムに陥ることなく、抑えた筆致でロドリゴの苦悩を描いています。
ですから涙が出るような、いわゆる「悲しい」小説ではないと思います。
この回答へのお礼
遠藤周作は読んだ事があるのですが
宗教じみててボクは好きになれませんでした。
「かつて人間の口から放たれた最も激烈な、最も忍び難い叫び」と評される・・・云々、と裏表紙(中公文庫)が詠う、セリーヌの『夜の果への旅』がオススメです。
「人生を前にしての恐怖と、そして反逆よりもむしろ人生への嫌悪によって口述された書物」とトロツキーが書いているそうです。
ゴーリキーの小説(岩波文庫)。特に「26人の男と一人の娘」
菊池寛「忠直卿行状記」
埴谷唯高「死霊」(講談社学芸文庫)
島尾敏雄「死の棘」
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
ゴーリキー、島尾敏雄を早速購入致しました。
『地獄』アンリ・バルビュス
『西部戦線異状なし』レマルク
『赤い武功章』スティーヴン・クレイン
『針のない時計』カーソン・マッカラーズ
『賢い血』フラナリー・オコナー
『冷血』トルーマン・カポーティ
『リブラ』ドン・デリーロ
『悪童日記』アゴタ・クリストフ
『越境』コーマック・マッカーシー
『ブラック・ダリア』ジェイムズ・エルロイ
『宣告』加賀乙彦
『北の怒涛』谷恒生
『猛き箱舟』船戸与一
『上弦の月を喰べる獅子』夢枕獏
小説ではないのですが、番外として『大手拓次詩集』
この回答へのお礼
上弦の月を喰べる獅子を早速ですが購入致しました。
ご回答ありがとうございます。
- 最新から表示
- |
- 回答順に表示













