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題名どおりです。
日本以外はどうなのでしょうか?
また、日本でバイアスロンができる場所はないのでしょうか??

A 回答 (3件)

 確かに日本の選手は自衛隊出身者ばかりですね。

菅 恭司選手と菅弘美選手のようなご夫婦でオリンピック代表になった選手もいますが、お二人とも自衛隊所属ですし。

これには大きな理由があります。一つは銃器の問題、もう一つは練習場所と練習環境の問題です。
銃器の問題については、バイアスロンの場合は22口径の5連発式挿薬ロングライフルを使用しますが、この挿薬ライフルを持つには空気銃の段級審査5級以上を取得し、日本ライフル射撃協会の推薦を得てから公安委員会が行う教習射撃(実技試験)に合格して所持許可をとる必要があります。更にバイアスロン競技に参加するためには、ライフルの所持許可を取得した後に「近代五種・バイアスロン連合」に登録しなければなりません。日本ライフル射撃協会や日本スキー連盟の登録のみではバイアスロンの公式試合では出場できないのです。22口径ライフルの所持許可を申請する場合には猟銃等の所持に必要な所持許可証(通称、青免許)よりも厳しい銃砲所持許可証(通称、黒免許)になります。

また練習場所、練習環境にしても、スキーと射撃を一度にできる常設の練習場は北海道札幌市の真駒内にある陸上自衛隊冬季戦技教育隊(冬戦教)の中の競技場等、常設競技場は全国で北海道と岩手の2箇所にしかありません。ですから他の場所で練習するためにはスキーと射撃を別々に練習せねばならず、例え民間人で競技をしている選手がいたとしても、自然と自衛隊所属の選手とは実力差がついてしまいます。これがオリンピック代表となる選手が自衛隊出身者に偏っている理由です。

バイアスロン競技のできる常設会場のある場所は、上にも書いた陸自真駒内駐屯地内と岩手県の安代町にある田山バイアスロン競技場だけです。常設ではなく、競技会ごとに特設会場として整備される競技会場は、長野県飯山市のなべくら高原バイアスロン競技場、富山県南砺市のタカンボースキー場など全国に数ヶ所があります。

海外のバイアスロン事情ですが、クロカンスキーの盛んなヨーロッパ、特にドイツやオーストリア、北欧など国々では常設のバイアスロン会場を始め、サマーバイアスロン競技場なども整備され、日本よりもはるかに恵まれた環境にあるようです。

【社団法人 日本近代五種・バイアスロン連合】
 http://www.japan-sports.or.jp/mpbuj/index.html
【陸上自衛隊冬季戦技教育隊(冬戦教)オフィシャルホームページ】
 http://www.nae.jgsdf.go.jp/cwct/index.htm
【日本と海外の練習環境】
 http://www.nae.jgsdf.go.jp/cwct/trainig/trai.htm
【バイアスロン競技説明】
 http://www.spopara.com/magazine/jiten/050119/
 http://www.japan-sports.or.jp/mpbuj/biathlon/kis …
【ライフル射撃関連リンク集(京大)】
 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sakaki/BEC_li …
【タカンボースキー場】
 http://www6.e-machisite.net/takanbo/
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この回答へのお礼

やはり練習場の問題なのですね、長々とご説明ありがとうございました!!!
他の国では設備や銃保持の面で不公平な気がしますね…

お礼日時:2006/03/02 20:20

北朝鮮がバイアスロン強かったんですよ。


なんか怖かったですね。
民間でバイアスロン(本当の)してる人知りません。
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単に「練習できる環境」を用意できるのが自衛隊しかないからなんでしょ、日本は基本的に銃を持つこと禁止ですから。


持てるのは警察か自衛隊。
その上で冬山でスキーはいてライフルを撃つ、なんてシチュエーションは自衛隊しかないわけですよ。
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