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シールドボックスを作ろうと思い、金属の筐体に電波吸収体を貼りました。
2GHzで実験をしたのですが、吸収体の厚さを倍にしたらシールド効果が上がりました。
周波数が高くなるほど薄い吸収体で効果が得られると思っていたのですが、
なぜでしょう?(メーカーが売っている電磁波吸収体も、対応周波数が高いほど厚さが薄くなっています)
また、筐体の隙間を減らすことでシールド効果が向上するというのは、
隙間があるとそこから電磁波が入っていってしまうということでしょうか。
波長より小さい隙間なら問題無いかな、と考えていたのですが…
高周波の知識も経験も少ないので初歩的なことかもしれませんが、どなたかご教授願います。

A 回答 (4件)

吸収体の厚さが、要求する性能に対して足りなかった、という事だと思われます。


 隙間に関しては:波長よりうんと小さい穴だと進行波は通過できなくても、穴の向こう側に近接場が発生し、穴から波長程度以内の距離にモノがあると、そこから再び進行波が発生します。これが問題になるかどうかも、求めるシールド性能に依るでしょう。

この回答への補足

ありがとうございます。
「穴の向こう側に近接場が発生し、穴から波長程度以内の距離にモノがあると、
そこから再び進行波が発生します」ということは、
その「モノ」がアンテナみたいになって電波がどんどん伝わっていってしまうということでしょうか?

補足日時:2000/12/18 11:00
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> その「モノ」がアンテナみたいになって電波がどんどん伝わっていってしまうということでしょうか?



結果から言えばその通りです。金属片があったりすると、そこで近接場が自由に振動できないために、その点から普通の電磁波が発生してしまうということです。
手抜きですいません。
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 電波吸収体といっても種々ありますが、質問の内容からシートタイプのものとお見受けします。

このタイプの吸収体の原理は、空間の特性インピーダンスとの整合をとることによって、いわば無反射終端をつくることにあります。そのため、電波の周波数と入射角、吸収体の材料特性と厚さなどによって減衰特性が変化するのです。周波数特性や入射角特性を改善するために、多層構造にしたり材料を工夫したりします。まずは、実験で使用する周波数に合った材料かどうかをカタログなどで確認することをお勧めします。
 また隙間に関してですが、隙間が狭くてもその長さが半波長程度ですと非常に効率よく電波を放射します。こういうアンテナをスロットアンテナといいます。隙間とはちょっと違いますが、電子レンジの扉の部分に張ってある金属板のように、波長より十分小さな丸い孔を開けるのならばまあ大丈夫でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。成程、わざと作ったアンテナでなくても、たまたま隙間がスロットアンテナとして働いてしまうのですね。勉強になります。

お礼日時:2000/12/18 11:10

私は主に電磁波の不要輻射測定を仕事としていますが、大型電波暗室も会社で保有しています.一説では、吸収体を厚くすると、電磁波の伝送経路に反射が生じるため、その反射の分だけまた減衰するようです.もう少し詳しくということであれば、この手の専門書が大型書店ですと売っていますので、見に行ってはいかがでしょうか。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。早速、書店に見に行ってみようと思います。

お礼日時:2000/12/18 11:12

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