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とっくに高校は卒業した成人ですが化学がとっても苦手というか、うすぼんやりと、きつねにつままれた程度にしかわかりません。
最低、生活を送るのに必要な次の知識(高校程度)を教えて下さい。
・酸素は酸ではない。これでいいですか。
・塩酸の酸は酸素とは関係ない。これでいいですか。
・塩素系漂白剤はアルカリ。これでいいですか。
・酸素系漂白剤は酸。これでいいですか。
・アルカリ性とアルカリは同じもの・ことですか。
・酸とアルカリが反応して塩ができて中性になる。
・塩素系漂白剤と酸素系漂白剤を混ぜると水の中には何の塩ができるのでしょうか。外には猛毒の塩素ガスが出るのですよね。
・食塩は塩。
・食塩が水に溶けたら、イオンになると言いますが、もう塩とは言わないのですか。
・もし食塩水の食塩を塩と言わないとしたら、ほかの物質でも、水に溶けているかどうかが、重要なのですか。
・酸とは水素がついている化合物またはイオンのこと。これでいいですか。
・アルカリとはOHがついている化合物またはイオンのこと。これでいいですか。
・誤って「混ぜるな」を「混ぜてしまって」、もくもくと発生した塩素ガスを吸ってせきこんでしまった場合、そのとき気分が悪いなどの大事に至らなくても後遺症などありえますか(実はその恐怖をやってしまったことがあるので)。
・誤ってビニールを焦がしてあの嫌なニオイを吸い込んでしまった場合、ダイオキシン以外に、あのニオイの毒性はどういうものですか。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

いっぱいあるのですが、つまんで、漂白剤関係を。

他は、またあとで。(他の方が?)

酸素系漂白剤は、酸ではありません。(最初に「酸素は酸でない」、と確認してるんでしょ。正しいかどうかはともかく、自分で統一できないといけませんよ。)
酸素系漂白剤主成分は、「粉末」=過炭酸ナトリウム。「液体」=過酸化水素水。

塩素系漂白剤自身は、「次亜塩素酸ナトリウム」が成分でアルカリではありません。が、一緒に入っている水酸化ナトリウムがアルカリといえますね。

酸素系漂白剤には「まぜるな危険」はついていません。塩素系漂白剤とまぜて危険なのは「酸性」のもの。(トイレ洗剤に塩酸系がありますが、そんなたいそうなものでなくても、調理用の酢みたいな、単純に酸性のものでも、塩素漂白剤と混ぜてはいけない。(混ぜるやつはいないだろうから「まぜるな危険」とは書いてないけど。)
上に書きましたが、塩素系漂白剤は「次亜塩素酸」というのが非常に不安定なので、水酸化ナトリウムのアルカリ性で落ち着かせているわけですが、酸があると、水酸化ナトリウムが中和して、不安定な次亜塩素酸が塩素ガスになって出てきます。(以前、オウムが青酸ナトリウムと硫酸の反応で青酸ガステロを企てたこともありましたが似たようなもの)
塩酸系洗剤とまぜたのならば、中和によって塩化ナトリウム(食塩ですね)が生成していますし、酢ならば酢酸ナトリウムが出来ています。

酸素は、物を燃やした時(酸化)、出来た物質が水に溶けて酸性になる(炭酸ガスとか、亜硫酸ガスとか)ということから名前がついたそうです。酸素は酸でないし、酸に酸素が含まれているわけではない。(塩酸など)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
洗剤どうしだけじゃなく、お酢なども混ざらないように注意する必要があるのですね。今知っておいて良かったです。

お礼日時:2002/01/14 14:47

わかる範囲です。



酸性は、イオン化すると陽イオンになるもので、アルカリ性は陰イオンになるものです。
なり易さ(イオン化のしやすさ)によって強弱がついてます。

基本的に間違ってませんが、塩(エン)と塩(しお)は違います。
・酸とアルカリが反応して塩(エン)ができて中性になる。塩(エン)は反応してできるものの総称で、塩(しお)とは関係ないです。
・食塩は塩(しお)。
・食塩が水に溶けると、水(H2O)分子に塩(しお(NaCl))分子が溶ける。ほとんどイオン化しません。
・混ぜた塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の成分により生成される塩(エン)はちがいます。できたものによって後遺症や命の危険があるかも知れません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
食塩は水に溶けてもシオなのですね。
ほとんどイオン化しないとは。
私は今まで、全部ばらばらになるという間違ったイメージを描いていました。

お礼日時:2002/01/14 14:51

まず、酸と塩基(アルカリ)の定義について主なものをあげると


1、H+を出すものを酸、OH-を出すもの塩基
2、H+をだすものを酸、H+を受け取るもの塩基
3、電子対受容体(電子対を受け取ることができるもの)を酸、電子対供与体(電子対をあたえることができるもの)を塩基とします。それぞれ、アレーニウス、ブレンステッド、ルイスの酸塩基と呼ばれています。3の定義で言うと酸は水素がついているかどうかは関係ありません。高校では3の定義は習わないと思います。そして酸と塩基が中和して塩ができますが必ずしもその塩は中性ではありません。塩素系漂白剤に使われているのはだいたい次亜塩素酸ナトリウム(水酸化ナトリウムと次亜塩素酸との塩)だと思うのですが、これは塩ですが塩基(アルカリ)性を示します。また、漂白は酸化還元反応によるものです。酸素系は見たことがないので何が使われているかわかりません。あとは、アルカリ性とアルカリ、酸と酸性は違います。酸塩基の定義は上で述べましたが、酸性アルカリ性を示すのに一般的なものがpHです。これは水溶液中の水素イオン濃度の逆数の対数を取ったものであらわされたものです。現在の化学ではピーエッチと読みます。もともとは水溶液にすると塩基性を示すものを特にアルカリといっていたらしいのですが現在では塩基もアルカリも同様の意味で使われているようです。ちなみに英語で酸はacid塩基はbaseといいます。
 食塩(NaCl)はイオン結合性結晶で水に溶けるというのは水和(イオンのまわりを水分子が取り囲んでいるようなかんじ)している状態です。
簡単な高校程度ではこれくらいでしょうか
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とてもわかりやすいです。
定義に名前もあるなんて初耳です。
食塩は水に溶けるとイオンと水が一緒になった水和状態でいるということですね。

お礼日時:2002/01/14 14:56

酸素O2は酸ではありません。

塩酸HClは酸素の酸と関係ありません。
食塩は塩(えん)です。食塩が水に溶けた状態ではほぼすべてイオン化します。

水に溶けてイオン化した状態で塩と言うかどうかは、言われると迷いますね。
確かにそれぞれのイオンは塩ではないですよね。ただ溶液全体としては塩の水溶液であることに変わりありません。「塩の水溶液」で間違いはありません。

塩酸と水酸化ナトリウムの中和反応を考えると
HCl+NaCl→NaCl+H2Oと化学式で書き、中和反応では水と塩が生成すると言いますが、実際にはNaClは水の中では電離しています。それでも塩が生成すると考えるわけですから、塩がイオン化していても全体として塩が生成したと考えるわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
溶けてイオン化していても塩(エン)なのですね。
沈殿物を塩(エン)と呼ぶと勘違いしてたかもしれません。

食塩が水に溶けた状態について、
回答がいろいろありますが、
経験者様の回答と全体の多数決からして、
ほとんどイオン化していると考えたほうがいいみたいですね。

お礼日時:2002/01/14 21:22

たくさんご回答がでましたので、下2つについて。



塩素ガスの後遺症は可能性はありますが、有機物みたいな残留性があるわけでないので、しばらく大丈夫なら、あとあとになって、というのは低いのではないでしょうか。

ダイオキシン自体は臭いはないはず(たとえあっても、猛毒だから、ダイオキシンの臭いがわかるぐらいの量ならとんでもない事態になっている)です。
塩化ビニールを燃やした場合は「塩化水素」(水に溶ければ塩酸)が考えられますが、そのほか有機塩素系化合物はいろいろ可能性があると思います。昔、しろあり駆除薬で「クロルデン」(商品名)というのがありましたが、10何年前に毒性が問題になって禁止されています。(そのあと使われていた有機リン系化合物も地下鉄サリン事件以後問題になって、現在の主流はピレスロイド系だそうです)
有機化合物というのは残留性・蓄積性が高いのでやっかいです。

>ほとんどイオン化していると考えたほうがいいみたいですね。
 もともと、食塩の結晶自体が「イオン結合」で、Cl-イオンとNa+イオンが交互に重なって出来ています。水に溶ける以前でも「イオン」であるわけですが。

 塩素漂白剤は、「次亜塩素酸」というのが「弱酸」なので、それより「強い」酸が存在すると、ナトリウムイオンは「強い」ほうによろめいちゃうので、ふられた次亜塩素酸イオンが追い出される。で、不安定な次亜塩素酸は、塩素を分離して、(塩素ガスになるまえの単独塩素原子が漂白殺菌作用になる)塩素ガスになっちゃうわけですね。ひらたくいうと。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ダイキシンはそれほどの猛毒だったのですね。
塩素系漂白剤のしくみ、こういうふうにひらたい説明をみたことがなかったので、
わかりやすくてうれしいです。
「単にアルカリ性でいろいろなものが溶ける」が全てのように勘違いしていました。
(水酸化ナトリウム溶液を触ると指先がぬるぬるする現象から、短絡的にイメージしていた)

お礼日時:2002/01/15 21:52

水素は水(みず)の素(もと)と書くが水ではない。

と同じように酸素は酸の素と書きますが酸ではない。
硫酸や硝酸など典型的な酸には酸素が含まれていたのでこのような命名になったのでしょうか?(確証なし)(たしか酸素を含んだ酸を酸素酸と呼ぶと思います。)
酸と塩基の定義についてはdenkaiさんが説明されています。3つの定義によって、酸が3種類あるのではなく、化学が進むことによって今まで酸とか塩基と考えなかった物まで酸-塩基という概念に含まれるようになってきたと解釈すべきだと思います。
denkaiさんの説明で、1,2,3と下に行くほど広い定義となり、ルイス酸の中にアレーニウスの酸、ブレンステッドの酸も含まれてしまいます。
酸と塩基が反応すると(中和すると)塩が生成しますが、必ずしも中性とは限りません。(勿論中性の塩が生成する場合もありますが)
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
皆さんの回答を反芻して、少しずつ理解をしているところです。
名前には歴史があり、
名前からちょくにイメージしてかかると、現代化学の正しい理解ができないのですね。

お礼日時:2002/01/23 22:56

補足。


「酸素酸」というのは、昔、「酸のもとは酸素」と信じられていた時代に「塩酸」には酸素が含まれていないから、「酸のもとは酸素」というのはまちがいではないか?じつは水素がポイントではないのか?という説がでてきたのに対して、
「炭酸」などは酸素が含まれているから、それでもいいじゃないか、と、今まで信じてきたことを覆したくない人達の間で、「酸素酸」「水素酸」というようになった、という話を聞いたことがあります。
いまは使わないと思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
やっぱり私だけじゃなく、人類は酸の理解では混乱・苦労してきたのですねえ。

お礼日時:2002/01/27 14:27

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