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今後、証券業界はどのように再建していったらいいと思いますか。
皆さんの意見を聞かせてください。

A 回答 (1件)

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=198887

この質問もなされて、投資信託のカテゴリーでの質問であることから、二つを合わせて
『MMF(投資信託)の元本割れということを発生させた証券会社(投資信託委託会社を含むグループ)のビジネスをどのように再構築するべきだと思いますか』
という主旨のご質問だと判断いたしました。以下はその回答です。

証券会社において新規顧客(特に預貯金でしか運用経験のない人)を取り込む為の窓口商品として、MMFは重要な位置を占めていました。このような重要な商品でしかも元本割れに陥る可能性が低いと思われ顧客にも説明していたものの信用が損なわれたことは今後のビジネスに暗い影を落していると思います。

災い転じて福となすではありませんが以下のような改善点が考えられます。
1.窓口商品として期間2年または3年の国債を利用
この商品での分散運用は、預貯金やMMFの利回りを上回ることも可能です。一方で期間途中には価格変動リスクがありますが、期間満了時には元本100%で償還される特性があり、運用の安全性でMMFを下回っているとは思えません
2.投資信託のリスク説明の重要性
元本割れMMFにおいて、その運用説明書で組み込み公社債の明細にエンロンの記述はありました。しかし、開示に積極的であったかというと不親切であったと思われます。(格付毎の投資比率のみならず)個別銘柄毎の格付け表示するなど更なる開示は重要だと思います。
3.個人投資家へ投資知識を持ってもらう努力
今回のMMF元本割れの騒動がこれ程大きくなった一端に、リスクを認知しないで投資していた個人投資家が多かったということが考えられます(利回りの良いMMFはそれだけ信用リスクを取っている可能性があるということを認識していた個人投資家は果たしてどの位いたのでしょう)。投資に関するリスク認知度において、金融機関で働くプロとの差が余りにも大きく、この差を埋める為の努力を行うべきだと思います。方法論は色々あると思いますが、リスクと向き合っていただくためにはリスクを認識していただくことの努力を怠るべきではないと思います。
4.投資信託運用能力の向上
誤解のないように申し上げますが、全てのMMFが元本割れしたわけではありません。半数以上の投信委託会社はリスク管理をきちんと行い、元本割れを発生させていません。今回の運用上の問題点は、低金利下で信用リスクを取ったことで債務不履行が発生した元本割れの状態の回復が困難だという認識に欠けていたということです。もし、このことが金利4%ぐらいで発生していたならば早期の元本回復が可能で信頼もここまで大きく傷つくことがなかったと思われます。低金利下では、流動性と低信用リスクの運用を心がけることで今後は同様の問題を発生させないことが重要だと思います。

以上、ご質問の主旨と異なる回答かもしれませんが、回答させていただきました。当方が主旨を誤解しているようであれば、補足を加えていただければ改めて回答させていただきます(回答できる問題であればですが)。
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