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私の祖母の時代(明治)の女性の名前はほとんどカタカナです。マツとかウメとか。
それでふと思ったのは、そういえばその頃の手紙文もカタカナ(+漢字)をつかっていたような気がするのですが、実際ひらがなよりもカタカナのほうを多用していた時代というのはあったのでしょうか?そうだとしたら理由はなんでしょう?
なんだかあいまいな記憶のもとで質問してしまっていますが、ご存知の方いらっしゃいますか。

A 回答 (5件)

 やっぱり戦前じゃないでしょうか。


 現在のカタカナの使い方は、戦後にマッカーサー元帥が教育指導要領の簡素化のために作ったものです。
 それ以前の日本語ではカタカナの使い方が現在と違っていたので、おそらくそれが期だと思います。
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この回答へのお礼

こんな質問に回答いただけるかなと思いましたが、有難いです。
>戦後にマッカーサー元帥が教育指導要領の簡素化のために作ったもの
初めて知りました。
何から今回の質問の答えを得られるかわからなかったので、取っ掛かりができました。自分でも調べてみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/16 11:59

 ひらがなは平安時代に、その多くが漢字からの崩し字から出発したため曲線で構成されることが多く、そのため女性的だと見なされていました。



 一方カタカナは同じく平安時代仏典の解釈と教育の必要から、その行間に読み方や注釈として書き込む記号に端を発していると言われます。明治から昭和初期にかけての富国強兵が叫ばれていた時代、男性的精神の高揚が喧伝された社会的雰囲気の中、女性的とされたひらがながさらに出番を失い、より男性的で禁欲的と思われたカタカナを使うことが生活の中でも推奨されたのだと想像します。江戸時代までに関しても日本独自の文字といえばカタカナの方が正式で一般的なようでした。

 ではなぜ今ひらがなを主に使うかという疑問は、逆にカタカナを使わないかという疑問とおなじことですが、終戦直後GHQと米教使節団が、恐らく軍国主義的だという理由で平仮名とアルファベット(ローマ字)の使用を勧告(強制)したことが出発点かと思います。

 数十年前までは漢字のことを本字というほど、万葉がなのように日本の言葉を漢字で書くことが正当とされていた時代がながく続き、その補助文字として使われたカタカナの方が地位が上だったのだと思います。

 今では擬態語、外来語、日本語であっても学術用語(ヒト、コメなど)一部の技術用語(ネジ、バネなど)にカタカナの使用は限られますが、そうではない時代の方が遙かに長かったということですね。
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この回答へのお礼

ひらがなやカタカナの成り立ち、日本語の歴史など興味深いお話でした。
カタカナを使った時代の方が長かったんですね。意外でした。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/16 12:13

うちの会社(一応、超大企業なんですけど...)では、昭和50年代まで、正式な文書は全て、ひらがなの代わりにカタカナを使っていました。

「速ヤカニ訂正スルコトヲ要ス」という具合です。
昭和50年代なんて、つい最近と言えばつい最近なのに...。
今、その頃の文書で今も保管されているのを読むと、とても読み辛く、何でこんなことしてたんだろうと不思議ですけど、その時は、それが当たり前だったみたいです。私もその頃まだ入社前だったので、詳しくは知りませんが、「カタカナを多用していた時代が、こんな最近もあった」という情報として、ご参考まで。
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この回答へのお礼

法律関係の文章ってカタカナつかうこと多いですよね。なぜなんでしょうね。
とても読み辛いです確かに。
昭和50年代まで、ですか。たぶんかなり昔からある由緒ある会社ではないですか?創立当時からの慣習のように思われますね~。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/16 12:34

「カタカナ」は、漢字の一部を省略したり、簡略化したりしてできました。

「阿」→「ア」、「伊」→「イ」など。

「ひらがな」は、漢字の草書体をくずした草仮名が元になっています。現在は「あ」は「安」が元になったものを使っていますが、「安」のほかに「悪」「阿」などからきたものがあります。

ひらがなが現在の形に統一されたのは、明治33年(1900年)の文部省『小学校令第十四号』と『施行規則』によってです。それ以外の仮名は、排除されましたが、「変体かな」として残っています。それまでは、小学校でも「変体かな」を教えていました。当時は、「変体かな」ではなく、それも含めて「ひらがな」でした。
「変体かな」の一覧表でもないかと探したのですが、適当なものが見つかりませんでした。以下のURLに一部ですが載っています。
http://kan-chan.stbbs.net/word/hentai.html
http://www.dx.sakura.ne.jp/~kameno/omikuji/kana. …
「変体かな」は、今でも、「そば屋」の暖簾や看板で見ることができます。

「カタカナ」「ひらがな」とも、明治から戦前にかけての小学校で教えていましたが、より簡潔であった「カタカナ」を先に習っていました。これは、昭和22年に国民学校がなくなり、新しい学制がはじまるまで続きました。
http://s-lib.sap.hokkyodai.ac.jp/shiryou/kokutei …

法令などの公文書は、文語体(漢文調)で書かれ、漢文の訓読に使われて来たカタカナ混じりの文章でした。
新聞も同じ紙面の中で、堅い記事はカタカナで、柔らかい記事はひらがなで書かれていたものもありました。
http://pweb.sophia.ac.jp/~kuwaha-k/jaasi1.htm

参考URL:http://s-lib.sap.hokkyodai.ac.jp/shiryou/kokutei …
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この回答へのお礼

お詳しいんですねー。
いろいろな情報を教えていただきとても参考になります。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/16 18:48

歴史的事実については他の方にお任せしますが、自分の経験として、子供にひらがなとカタカナを教えてみると、圧倒的にカタカナの方が早く書けるようになります。

外国人でも同じです。曲線で構成されているひらがなは、うまく形を取れるようになるのに技術を要するようです。

こういう違いがあるので、戦前、なるべく短い時間で子供に読み書きを習得させるため、カタカナを使ったと聞いたことがあります。

カタカナだけの昔の文書は確かに読みにくいのですが、おそらくそれは慣れの問題で、本質的にひらがなの方が読みやすいということはないのでしょう。
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この回答へのお礼

カタカナのほうが覚えやすいとは、教えた経験ないとなかなかわからないことですね。
慣れの問題というのはきっとそうだと思います。今ひらがなに慣れちゃってるから読みにくく感じるんでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/16 18:55

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