プロが教えるわが家の防犯対策術!

スポーツや格闘技の漫画によく出てくる、山ごもりのトレーニングですが、実際、効果はあるんでしょうか?実際、スポーツ選手がちょっとした山(高地ではない所)で、トレーニングするとマスコミは”山ごもり”と書くんですけど。実際どうなんでしょうか?

A 回答 (3件)

 山篭りの効果は、社会のあらゆるしがらみから一時的に解き放たれて「自己鍛錬のみに24時間使える」環境下で、身体能力を最大限引き上げる反面、「人」や「組織」と疎遠になることで技術面の進歩が遅れる可能性もある両刃の剣といえる訓練方法です。

例えば、山道で足腰を鍛錬して毎日空蹴りを1万本、サンドバッグ半日蹴り続けて「蹴りのスピードと破壊力をミルコ・クロコップ以上」にすることは出来ても、逆にミルコ・クロコップに蹴られた場合に「体が瞬時に反応してディフェンス出来る」ようにはならないということです。こうした相手の動きに対する「反応」というのは、人間との相対訓練(約束組み手、組み手、スパーリング、乱取り、練習試合、試合等)の結果でしか体に植え付けることは出来ません。「相手の動き」という現象を実際に体感して、それが繰り返されることで脳内の神経の伝達経路が構築されて体が反応できるようになる、というプロセスを経る必要があるのです。要するに人と闘うのだから、人との練習から離れてしまったら、技術の進歩は有り得ないということです。山の中で「相手が蹴ってきたら、、、こうやって、ああやって、、、」とイメージで防御の練習をしても「体の反応」だけは実際の相手の攻撃に相対しなければ決して身に付かないものなのです。

 山籠りは決して得体の知れない妙な訓練方法ではないのです。極論すれば「山の中の自主トレ」のことです。一定の期間、科学的な練習を極限まで命がけでやり遂げれば、基礎体力と攻撃力を最大に引き上げ、また肉体の鍛錬にとどまらず、それまで眠っていた人間の潜在能力が自然の中で引き出され(視力が2.5以上になるとか、普通の人が聞こえない音が聞こえるようになるとか、数百メートル離れた人間の気配を感じ取れるとか、暗闇でも普通に見えるとか、嗅覚がケタ外れに鋭くなったとか、素足で山道走っても足の裏が痛くないとか、観念の恐怖心を断ち切れた、などなど-あまり実社会では役に立たないですが)、閉ざされた世界でひたすら自己と向き合い、人間の本質が根底から変革されるような効果は確実にあります。ですが、一回ごとの山篭りは最長でも4ヶ月くらいが限度だと思っています。それ以上こもったままですと、先に説明した対人技術の微妙な感覚や反応力が鈍るだけでなく、山中で具体的な自給自足が必要になったり、ゴミの処理や身体の細部の健康管理等もままならず、そうなると社会復帰も困難な、それこそ「鍛え抜いた野人」みたいになって、社会的な存在としてはまた別の弊害!が出てしまいますからね。
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この回答へのお礼

凄く具体的に書いていだたいて、ありがとうございました。一度やってみたいとう気持ちになりました。

お礼日時:2006/03/09 23:06

10年ちょっと前,MTBで山に登っていたときのことです。

いつも目的地にしていた山頂のほこらに柔道着のお兄さん(25~6歳ぐらい)がいました。前の週はいなかったのですが,周りにおいてあったカップ麺の空き容器から2~3日はそこにいたことが推測できました。「山ごもりッスか」と陽気に声をかけたら,ぼそっと「ぇぇ まぁ」と応えてくれました。

それだけですが,ホームレスでないならあんな所にこもろうと思うだけでもすごすぎっ!と思いましたし,こもってなんかしようと思う精神力に感服しました。
フィジカルへの効果は知りませんが,メンタルには効くんじゃないですか?
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内容によりますが・・・


山での稽古は、そのスポーツに直結するとは限りませんが、効果は期待できます。
山道ダッシュなんて、もっともきつい練習ですよ。しかも普段出来ないものですし。
脚力と、不規則な山道に対応するバランス感覚と腰の強さが培われます。
また山を漫然と歩くだけでも、普段使わない筋肉や相当の体力の強化が期待できます。


また、山篭りや合宿の効果の一つとして、そのことだけに集中でいるということがあります。
都会にいれば、いろいろな情報や誘惑に負けそうになりそうですが、
何もない山になれば、そんな雑音に惑わされることはありません。みっちり練習できます。

設備さえしっかりあれば、山篭りも立派なトレーニングです。
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