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中学生の国語の問題集で、

「8時間も列車に乗らないと、目的地にまで着かないのと彼女がきいた。」

という文章があり、
ここでの“目的地まで”の「まで」は格助詞となっていました。

副助詞で「まで」があるのは知っているのですが、
格助詞にも「まで」があるのでしょうか??

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

「まで」は格助詞・副助詞・終助詞の用法があります。


このうち終助詞としての用法は現代ではあまり使いませんし、ご質問の趣旨とも関係ないので省略しますが、他の2用法については…

●格助詞としての「まで」は、時間・動作・状態が継続して到達点に至る意味で用いられます。
「都まで」「夜が更けるまで」「道も見えなくなるまで」

●副助詞としての用法は、程度がある限度に達するという意味で用いられます。
「聞くまでもない」「お前にまで馬鹿にされる」など。

ということで、ご質問の例文は格助詞用法の「まで」に該当しますね。
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この回答へのお礼

なるほど!ありがとうございました。
また何かありましたよろしくお願いします。

お礼日時:2002/01/19 00:26

 No.1の方がおっしゃるように、格助詞・副助詞の両方(と終助詞的用法)があるという説と、副助詞にまとめてしまう説と二通りあるようです。


 一応、格助詞・副助詞の定義は
  格助詞:体言または体言に準ずるものに付いて、その体言
      が他の語にどんな関係で続くかを示す助詞。
  副助詞:用言に関係ある語に付いて、下の用言の意義を限
      定する助詞
ということになります。
 「夜がふけるまで遊ぶ」「聞くまでもない」などの例では「まで」が動詞(用言)に付いて、下の用言に係っていくので、副助詞としての用法ですが、「都まで行く」のような場合には名詞(体言)に付いていて、格助詞の用法と変わるところがありません。
 「都から帰る」の「から」は格助詞ですが、「都まで帰る」の「まで」と比べると意味に違いはありますが、助詞としての用法には違いはありません。したがって、「まで」には「格助詞」としての(もしくは「格助詞」と同様の)用法があるのは明らかで、それを重視して、二種類の助詞があるとするか、特例として基本的に副助詞であるとするか、二つの立場があるだと思います。
 格助詞を認めるのは有名な国語学者の時枝誠記(ときえだもとき)さんあたりが提唱したようです。
 学校で教える文法では、従来通り「まで」は「副助詞」として扱うのが普通ですので、「中学生の国語の問題集」で「まで」は「格助詞」(もある)としているのは、どっちかというと少数派だと思います。
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この回答へのお礼

すごくよくわかりました。ありがとうございます。
中学の教科書には副助詞の「まで」しかのってないのに
問題集にはまれに格助詞の問題も出てるのですねー。
助詞はほんとわかりずらいです。
また何かありましたよろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/01/19 00:29

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