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血液透析の事で質問なんですが、ダイアライザー内部で透析液による逆ろ過という現象が起きますが、それはおきても良いのでしょうか?起きてはあまり良くないのでしょうか?内部濾過促進型のダイアライザーが出ているのでおきても良いと考えてはいるのですが、具体的にどのようにからだにいいのでしょうか?教えていただけると幸いです。

A 回答 (1件)

清浄化された透析液を置換液としたon-lineHDFやpush/pull HDFなど、大量濾過をともなう治療が考案され、一部臨床応用されています


透析と濾過を同時に行なうため大きな分子量の物質(手根管症候群の原因になるβ2ミクログロブリン除去など)の除去に有利です

しかし、こうした治療を行うには専用装置や大量の置換液が必要であり通常の施設での実施は難しいものがあります

このような状況から内部濾過促進型血液透析の概念が提唱されており、学会報告でも大きな分子の除去に優位性を示す報告が多くあります

ただし透析液が血液内に大量に入るため、使用される透析液の清浄度は非常に高い必要があります
無菌である事はもちろんですが、細菌から出るエンドトキシンの濃度についても十分な管理をしている施設である必要があります

ちなみに内部濾過を促進する方法としてダイアライザー内中空糸内径の狭小化・中空糸有効長の長尺化や中空糸充填率(ダイアライザーのモジュール内に中空糸がどれくらい詰まっているか)の増加を行なっています

この回答への補足

お返事ありがとうございます、なるほど、意味が分かりました。ダイアライザーの性能評価というわけではないのですが、そのような系統の研究をしていたところ行き着いた疑問でした。
ところで、補足で質問させていただきたいのですが、透析液がダイアライザー内部の逆濾過現象を通じて血中に流入するのは分かったのですが、いったいどれぐらいの量が流入しているのですか?例えば100ml/hぐらいでしょうか?患者さん個人によってももちろん違うと思うのですが、もしよろしければ教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。

補足日時:2006/03/18 11:37
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