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どのような手続きを経て立法化されるのでしょうか?

Wikipediaで調べたところ、下記のような流れで法制審議会から法務大臣に答申されることがわかりました。

法務大臣が法制審議会に諮問。

部会が開かれて、調査審議。

部会が調査審議の結果を審議会(総会)に報告。

部会の報告を審議会(総会)が決議、採択。

法制審議会が法務大臣に答申。

ここで、質問です。
この後、国会に法案が提出されるまでにどういう過程を経るのでしょうか。法務大臣が、国会議員として法案を提出するのでしょうか?国会に提出されてからの手続きについては比較的多くの情報があるのですが、それ以前の流れについてはネットで調べてもわかりませんでした。
基本的な質問で恐縮ですが、どなたかよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

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この回答へのお礼

ほとんどは「審議会→大臣→内閣→議会」なんですね。勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/19 01:28

#1の方に追加です。



まず、法律全てが法務省の法制審議会を経て立法化されるわけではないということをご理解ください。法務省の所管している法令は基本的かつ重要な法令が多く(民法、刑法などの六法はすべて法務省管轄です)、その影響力が大きいので法制審議会はよくニュースで取り上げられていますが、他の省庁にも同様の審議会が存在します。

最近話題になっているPSE法は経済産業省が所管していますし、教育問題であれば文部科学省、国民生活や労働問題であれば厚生労働省というように、法令には各所管省庁が決まっており、各省庁には必ず設置法という法律があります。そして、その中に「○○審議会」を設置すること、と義務付けられており、法案、省令案などは審議会の答申を得てから提出・制定しています。

それから、下の2つのサイトには触れられていないようでしたが、省庁が法律案を作成した場合、最終的には所管大臣が閣議に提出し、閣議でOKをもらったら内閣提出法案として国会に上程されるのですが、その前に内閣法制局審査という厳しいチェックがあります。
内閣法制局は内閣府の中にあるのですが、他の法律との整合性や、用語の定義など、いざ施行されてから問題が起こらないよう、きわめて細かいチェックがあります。それはもう、重箱の隅から待ち針でカスを掬い取るようなチェックです。
しかし、これをやらない場合、法令間でエアポケットが生じたり、逆に一つの事例に対して複数の法令が適用されるなどの問題が生じるので、必要不可欠なチェックです。
2年前、年金関連法案で法制局のチェックが甘く、50箇所以上の改正漏れがあったとして官房長官が謝罪し、与党は官報による修正をしようとし、野党はそもそも法案がずさんだったとして審議のやり直しを求めた事件がありましたが、あれは、年金関連法案の改正によって他の法律に影響が及ぶことがあるのですが(これを「ハネ改正」と呼びます(俗称です))、その改正をやり忘れていたために、空白が生じてしまったという、いわば凡ミスです。
(その後内閣法制局のチェックが以前に増して厳しくなったのは言うまでもありません。)
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この回答へのお礼

丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。内閣法制局・・・聞いたことはあったのですが、その機能についてはよく知りませんでした。知識が結びついてなんか賢くなった気分です(笑)。ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/19 23:00

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