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今でも、各地で春の風物詩として習慣的に野焼きが行われ報道されています。害虫退治、若芽促進などの有益性が伝えられますが、ほんとのところどうなのでしょうか。燃やせば、100%近くCO2になるでしょうし、益虫も一部死傷すると思うのですが。害益の科学的根拠、CO2規制対象の有無について教えてください。

A 回答 (3件)

野焼きのメリットについて触れているページはいくつかありますが。


大体の主張をまとめると以下のような点でしょうか。

・野原というのは放置していれば数年で荒れ野に変わる。ある一定の植物のみが広がるため植物の多様性が失われる。外来種の駆除にも有効。
・どちらにせよ有る確率で山火事は発生するのでコントロールできる範囲で人工的に行う。

http://www.ne.jp/asahi/eco/net/rakuen/watarase/p …
http://www.smn.co.jp/takano/noto51.html
http://namcanet.servehttp.com/oryzanet/dekigoto/ …

まぁ益虫もまとめて駆除されるのではという指摘はその通りだと思いますが、放置することのメリットよりも行うことのメリットの方がはるかに大きいとは思われます。
CO2に関しては・・・あまりに瑣末的すぎる突っ込みかなと思います。年に一度行われるこの程度の作業にかかわるエネルギーの消費量と例えば機械や人手を使って同様のことを行うことを比較すればどちらがより環境に易しいかというのは考えるまでもないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答感謝します。例示されたメリット「野原というのは放置していれば数年で荒れ野に変わる。ある一定の植物のみが広がるため植物の多様性が失われる。外来種の駆除にも有効。
・どちらにせよ有る確率で山火事は発生するのでコントロールできる範囲で人工的に行う。」は、よく分かりました。

お礼日時:2006/03/24 20:52

 野焼きは農業目的や、伝統的な行事としてのものなら許可されています。


正月明けのどんと祭(焼き)もそれに含まれます。野焼きの有用性はわかりません。
 CO2発生についてですが、現在問題視されているCO2増加は、主に化石燃料による増加分です。石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料は何億年という長い年月をかけて樹木や生物(これらすべて有機物)が変質して出来たものです。
 これらは非常に安定的で自然の流れに沿っていたのですが、それらをこの100年で急速に地上に掘り出したことにより、自然の循環ではすべてのCO2放出量を回収できません。これがCO2増加の要因となっています。
 一方野焼きは、野焼きによるCO2発生量は植物の成長によって回収されます。問題になるとしたらにおい、煙害でしょう。
 南米の熱帯雨林の野焼きは、道路をつくったり宅地にしたりと農業目的以外のもので、CO2排出過多となる為に問題となっています。
 余談ですが、化石燃料から早く脱却しなければ人間は生きていけなくなるでしょう。バイオマスエネルギーなど、循環型エネルギーを早期に安定生産できる事が望ましいです。

参考URL:http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/hp/page00000 …
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CO2規制は無関係です。


枯れ草を燃やせばCO2が発生するのは確かですが、燃やさずにおいても自然に微生物作用で分解して同じ量のCO2が発生します。同じ量のCO2が一気に出るか、ゆっくり出るかの違いで、長期的観点からは同じことです。

その分のCO2は、そこで草が生育してくれば、また空気中から植物にとりこまれます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
●「燃やさずにおいても自然に微生物作用で分解して同じ量のCO2が発生します。同じ量のCO2が一気に出るか、ゆっくり出るかの違いで、長期的観点からは同じことです。」について実際どうなのだろうかが今回の疑問です。枯れ草を燃やさなければ微生物で分解され堆肥化。堆肥化では、CO2にまで分解される前の段階で、一部が植物の栄養として根から摂取されるのではないかと思ったわけです。また釧路湿原などの寒冷地では、燃やさなければ泥炭化しCO2減少に寄与することになりますね。
●「その分のCO2は、そこで草が生育してくれば、また空気中から植物にとりこまれます。」は、そのとおりですね。納得です。

補足日時:2006/03/24 20:11
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