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自動車保険や火災保険会社でよく「○○海上」って見かけますが、なんで海上なんでしょうか?
なんか面白い由来があるんでしょうか?

A 回答 (5件)

自動車保険や火災保険を扱っている保険会社を一般に「損害保険会社」と言いますが、その歴史は古く、明治時代まで遡ります。



さて、大正時代から昭和の初期にかけては、これら損害保険会社が扱う保険の種類・金額で最も多かったのは貨物船で運ばれる積み荷の損害保険でした。

なにしろまだジャンボジェット機も11トンの大形トラックも無い時代でしたから、周りを海に囲まれた日本では、海外との貿易も国内での重量貨物の運搬も船が主力の時代でした。そのため損害保険会社の名前には「○○海上火災」というのがとても多かったのです。

現在でももちろん船の積み荷の損害保険は扱われていますが、昔ほど大きなウエートを占めているわけではありません。「○○海上」という会社名は昔のなごりという性格が強いという事になりますが、一面ではその会社の歴史と伝統を象徴しているとも言えそうです。
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この回答へのお礼

なるほど、大昔の名残、みたいなものなんですね。
ものすごくよくわかりました!ありがとうございます

お礼日時:2006/03/29 02:19

損害保険会社の多くが海上という名称をつけているのは、船でしか海外との荷物のやりとりができなかった時代に、船を自前で用意したり荷物の損害を補償するリスクが高いため、そのリスクを分散する方法として考えられていったものを原点にみているからです。



金融業者や海運に関する情報提供を行う人々が、船荷の補償や免責を請負う方法を考えついたりし、のちに専門家集団になっていったのが損害保険業界のはじまりです。

http://www.jinsi.co.jp/pg/page0125.htm
http://www.sonysonpo.co.jp/ins/learn/N1030000.html


また損害保険業界が広く世界にひろまっていった時期も、まだ飛行機はなく、海上運送が各国にとって重要なポジションをしめており、目に見えない海外でのリスクを引く受ける損保会社が「うちも海上保険の引き受けを始めましたよ」と国や大企業に売り込んで、業界が成熟していった歴史によるものです。
その他の火災保険、賠償保険、自動車保険などの多くができたのは、この半世紀のことです。

なお、東インド会社ができたころの積荷の貿易益分配をもとに出資者を集める株式会社のアイデアの中にも保険に通じるものがありましたが、のちの市場を形成して広く投資家が参加できる株式取引と、リスクそのものを分類して引き受ける保険業界にわかれていきました。
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 損害保険会社のことですね。



 損保会社が扱う商品(保険)は大きく分けて2つ。マリンとノンマリン。マリンとは船舶・貨物・輸送などにかかる保険。ノンマリンとはそのほかの保険、つまり自動車や火災、賠償責任保険など。今はこれに生命保険も扱うようになりました。

 マリンの「海上」とノンマリンの代表である「火災」(自動車保険が代表なんて車が普及してからの話)をあわせて「○×海上火災」とか「△□火災海上」とかの名前がついています。
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海上とは海上保険のことです。


海上保険とは、船荷や船舶の保険のことです。
かつての保険業法では、損害保険の会社名には取り扱う主力保険商品の名前を明記するように決められていました。その昔は損害保険と言えば海上保険と火災保険くらいしかありませんでした。そのため、昔からの保険会社は、東京海上火災保険会社、安田火災海上保険会社というような名前になっていました。
今はそんな規制はなくなりましたので新しい損害会社には海上や火災はついてないのです。
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例えばこれですね。


船体自体には別の保険がかかります。

参考URL:http://www.ms-ins.com/marine_navi/product/cargo/ …
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