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 中国の反日的な政治姿勢の理由を知りたいと思います。
 ひとつの理由として、政府が十数億人の民を束ねることができず、その手法として「反日」を使っているということを聞いたことがあります。
 ただそれだけでは説明できないのではないかと思うのです。
 というのは江沢民がマレーシアで中国系の有力者を集めた会合で「日本は今後、経済的にも政治的にも衰退する」と宣言しています。
 こうなると、何かのうらみでもあるのではないかと思ってしまうのですが・・・
 皆様からの回答をお待ちしています。

A 回答 (3件)

前の人に言いたいことを半分言われました。



中国は自国の主張を世界に浸透させるため、日本や台湾の「封じ込め」「孤立化」をねらっていると思います。今回開かれる太平洋の小さな島国のサミットでも、億単位の開催資金を用意し、経済援助をえさに、台湾よりの国家を中国寄りに変えようと画策しています。アフリカの経済援助でも、台湾寄りの国家を訪問しています。日本についても、意図的に日本のイメージを悪くするような宣伝をおこない、経済援助というえさを与えることで、中国の側の味方につけ、日本寄りの政策をとる国を少なくすることが彼らのもくろみだと思います。これは、日本の常任理事国入り阻止にもつながります。

日本に対する強烈なライバル意識、中国を中心sとする世界への野望があると思いますね。
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この回答へのお礼

 なるほど。
 大変参考になりました。
 世界はこのように読む必要があるのですね。
 ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/02 18:04

中国の反日対応について観察するならば、日本の反中対応についても観察すべきですね。



>その手法として「反日」を使っているということを聞いたことがあります。

靖国問題など取り上げて中国が「反日」を煽り、国内の不満を日本に振り向けているという観測は、日本国内では半ば常識化していますね。

中国では鄧小平の改革解放路線が軌道に乗りすぎて沿岸部と内陸部の格差、富裕層と貧困層の格差が生じてきています。また様々な自由化の声もあがり、内政が非常に不安定な状態になっています。そんな時に質問者様が仰るとおり中国政府が日本に対して「反日」を煽れば、人民の不満を外にそらすことが出来ます。

逆に日本も「痛みを伴わない改革はない」という小泉改革の遂行で文字通り国民が痛みを引き受ける状態で、格差社会の話も出ています。国民が耐えられなければ「聖域なき構造改革」の継続は不安定なものになってしまいます。そこで靖国問題等を紛糾させて国民の不満を中国に振り向けさせれば、一種の麻酔作用が期待できる訳です。

結果的に中国共産党と小泉政権は、靖国問題などの外交問題を紛糾させることによって、内政を安定させることができ、お互いに漁夫の利を得ている訳です。同じ穴のムジナと言ってもいいでしょう。

>何かのうらみでもあるのではないかと思ってしまうのですが

しかしそんな政治的な冷却が、両国の経済関係にはあまり深刻な影響を及ぼしていない点を見逃すべきではありません。ここに表面的に強硬姿勢を取っている中国の本音があります。

天津に自動車工場を建設し、拠点にするプロジェクトが進んでいますが、その投資元、技術供与元はトヨタ自動車です。先日は中国高速鉄道用の日本の新幹線型車両の納入が無事行なわれました。納入時の祝賀行事こそ行なわれませんでしたが、以前来日した鄧小平氏が新幹線に試乗し、その乗り心地を褒めている画像などを特集したテレビ番組が放送されたくらいです。

中国のネット社会では

「日本の新幹線なんか乗るな!」

なんて騒いでいますが、結局便利な乗り物には多くの人が乗ることのは自然の流れですし、天津で作ったトヨタ車は中国人民の快適な足になることでしょう。

中国は政治的に強硬なフリをしながらも、日本から実利をしたたかに得ています。
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この回答へのお礼

 ありがとうございました。
 勉強になりました。

お礼日時:2006/04/02 18:05

私は(例えですが)、日本もこれだけの経済力と技術力をもった大国なのですから、他国に対して「日本はこう考える」「おまえら従え」「世界を仕切っているのは日本だぜ」みたいなポーズをとってもいいとも感じるのですが、実際には日本人の礼節や和を重んじる思想や気質からは、おこりえないでしょう。



逆にいうと、各国は各国の思想や気質があるわけで、それらが国を突き動かしています。

電波やITのおかげで狭くなった世界の中で、彼らは自分の国を優位に見せたい思惑もあるはずです(中国だけでなく、韓国や新興国も)。
中国も過去の大国でありリーダーだったポジションを取り戻そうと、いろんなポジションや政略をもって、各国とつきあっているのだと思います。

中国にいたとき反日デモ自体は、単なるおまつりさわぎでたいしたことなかったですが、現地のテレビをみていると、偉大な中国、歴史ある中国を感じます。
彼らの思想の中には、彼らは自分たちが世界の中心国だったし、今後もそうありたいと本当におもっていると思いますよ。
ですので、日本の報道で目にする単なる恨みとか反日とかは小さなもので、実は彼らの世界制覇の野望は巨大だと感じます。

ちょうどアメリカが戦中戦後に国力を豊かにし、世界のトップに上がっていったように、中国もそれをやろう・できると考えています。
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この回答へのお礼

 ありがとうございました。
 「実は彼らの世界制覇の野望は巨大」というのがよくわかりました。

お礼日時:2006/04/02 18:03

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