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金表面にチオール分子を結合(化学吸着)させるには、
金表面が(111)面でなければならないのでしょうか?
金表面が(111)面でなくても多少は結合するのでしょうか?

よろしくお願いします

A 回答 (2件)

補足に対して…


リンク先を参照させて頂きました。
この方はSTMによって自己組織化単分子膜(Self-Assembled Monolayer;SAM)を観測されているようですね。私はSTMは使ったことがないのですが、どうやらこの観測装置は微視的な表面観察をするために金(111)である必要があるのかもしれませんね。

膜状は私は金ではなく銀を使ったのですが、例えばガラス基板上に銀鏡反応を施し、反応させるなどと言った手段や、箔を使ったりしました。
水溶液状は金なら塩化金酸水溶液、銀なら硝酸銀水溶液が該当します。
コロイドや膜状にすると、ラマン散乱で観測するときに表面増強が起こるので、比較的観測しやすくなるのです。これを表面増強ラマン散乱(Surface-Enhanced Raman Scattering;SERS)といいます。

私の場合は機能性分子を修飾した場合の挙動を知りたかったので、水溶液やコロイド状のほうが都合がよく、このような方法をよく用いていました。

例えば、金もしくは銀コロイドに有機溶媒(例えばクロロホルム)を加え、有機層にチオール(例えばドデカンチオール)を加えて、激しく混ぜるとコロイドが水層から有機層に移動するという現象が起こりますが、これをさらに応用した研究を行っていました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/04/06 11:20

自己組織化単分子膜っぽいですねぇ


基本的に金表面は特にこだわる必要はありません。
膜状、水溶液状、コロイド状、なんでも反応できます。
それより反応の進行はチオールの濃度、反応時間、立体障害、温度などが関係します。

ただし、後ほど行う測定の関係上(111)面である必要性がある場合は当然(111)面じゃないとダメですけどね。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
検索していたら、
http://www.techno-qanda.net/dsweb/Get/Document-1 …物質研発表会(講演05)_1_0001.pdf
に知りたいことがだいたいは載っていました。

また、「金表面は・・・膜状、水溶液状、コロイド状、なんでも反応できます。」についてですが、
金表面が膜状とか水溶液状というのはどういうことでしょうか?教えてください。

補足日時:2006/04/05 00:05
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