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ある音楽雑誌に「(特に弦楽器は)オケで弾くことは決して個人の技術の向上につながらず、むしろ逆である場合もある」というような内容のことが書かれていました。
また、「ソロやエチュードの個人練習は技術の蓄積、合奏は技術の発散」という先生もいらっしゃるようです。

これはどういった理由なのでしょうか。
実際オケで何年も弾いていても、なかなか上手くならない人も自分の周りにいますが…。

オケで個人の技術を伸ばすことは不可能なのでしょうか。

A 回答 (4件)

私も「練習のしかた」によると思います。


ただ、楽器に限った話ではありませんが、「技術の修得」は段階を追う必要があります。特にレベルが上がれば上がるほど、ほんの「ちょっとした違い」が問題になってきます。
個人レッスンの場合、これを意識したレッスンが行われているのですが、オケの場合、オケ全体のレベルはある程度考慮するにしても、メンバー1人1人のレベルにぴったりあわせることはできません。また、ソロの曲と違って、やたらと「弾きにくい」フレーズが出てくることもあります。一方、何人もで同じパートを弾くので、ごまかす気になればいくらでもごまかせます。
例えば、ボーイングひとつとっても「弓先まできちんと直角を保つ」だとか、「曲想などに応じて最も適当な位置で弾く」といったことは、なかなかできることではありません。とりあえずは「弾けば音が出る」おかげで、オケで弾いているだけだとどうしてもこの点に意識がいきませんし、レッスンで直してもらっても、オケで夢中になって難しい曲を弾くと元に戻ってしまう、ということもおこります。
また、音程にしても、オケで要求されるレベルというのはそれほどシビアではありませんので、より良い音程で弾くためには、個人練習の際に本人がよほど気をつけないとダメです。

古典派のシンフォニーなどは、音階と分散和音でできている部分がほとんどですから、「ゆっくり、ていねいに、細かな点まで気をつけて」個人練習をすれば、エチュードをやっているのに近い効果が出るとは思いますが、そのような練習をしないと技術の向上にはつながりません。

レッスンにつくことなく、アマオケ歴が長い人の中には、ある面では「よく弾く」のですが、音程やボーイングが「それなり」の人も多いと思います。

一番いいことはレッスンにつくことですが、それが無理な人もいるでしょう。その場合でも、オケで練習している曲の何カ所かを選んで徹底的に練習する(とりあえず、それ以外の部分は「それなりに」弾く)ことを何年か続けると技術は向上する筈です。
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この回答へのお礼

確かにオケは大人数で弾くからごまかせてしまうし、細かいところまで意識が届かないところもあります。
楽器経験者ならともかく、学生オケなどで初心者から始めた人にとってはなおさらですね。

それでも個人の練習のしかた次第では技術の向上も可能なのですね。

参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/11 00:13

>オケで個人の技術を伸ばすことは不可能なのでしょうか



練習の仕方だと思います。
オケの譜面を練習して、自分の音をよく聴いて、出来ないところは何故出来ないか考え対策をとるように練習するといい様に思います。
ただ、オーケストラのなかで弾くと音が荒れやすいです。
日々、スケール等をして音を磨く事が大切です。

オケだけでなく、先生につくといいと思いますよ。
オケの譜面も持っていけばアドバイス頂けると思いますし。
ソロの練習をして、基礎をしっかりさせるとオケの楽譜も弾きやすくなり初見も早くなります。
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この回答へのお礼

出来ないところはなぜ出来ないか考え対策をとる。
私もあまり人のことは言えませんがこれが出来ていない人は多いと思いました。意識の問題もあるのかもしれません。

参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/08 19:25

アマオケ歴14~15年です。

個人レッスンも同時にしていました。
その雑誌の意見には私の経験では疑問です。
オケでの練習は技術の向上につながっていたと思います。
ヴァイオリンを弾くこと自体が練習になっています。
曲によってレベルはまちまちですが,かなり高度なエチュードの
ようなものも出てきます。音色に神経を使うところもあります。
絶対に音程を外せないというプレッシャーがかかるところも
出てきます。

個人練習に比べて弱点を考えるとするなら,
(1)オケの曲も合奏だけでなく個人練習もしますが,
合奏中は金管が主というような大音量になる箇所では,
周囲の音が大きくて自分の音が聞こえにくくなります。
音程の確認ができなくて雑に弾いているかもしれません。

(2)個人練習では確実に弾くことを優先にして,それに合わせて
テンポを落としたりします。オケでは確実に弾けないところも
決まったテンポに合わせて弾くことになります。当然,雑になります。
だからといって技術が雑になったとは思えません。

(3)オケと個人レッスンの両立という点では,オケの曲の練習を
している分,個人レッスンのための練習時間は短くなります。
でも,オケの練習で伸びている部分もありますから,技術が
低下したとは思えません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

言われてみればオケの曲はかなり高度な要素がありますね。なかなか伸びない人はこれらのポイントを何も考えずに弾いてしまっているのかもしれませんね。

お礼日時:2006/04/08 19:09

オケ、特に弦楽器は一つのパートの人数が多いことが問題なのではないでしょうか?


管楽器はほとんどが1st、2ndに一人ずつとかですが、
バイオリンなんかだと10人以上で・・・なんてコトも多いと思います。

人数が多いとどうしても個人の音に対する責任は薄れてきます。
(その意味ではソリストやコンマスは対象外かもしれないですね)

吹奏楽の話ですが、
大編成で県大会レベルのバンドにいた子よりも、
地区レベルだけど小編成(それにも人が足りない程度)のバンドにいた子の方が
自分の音に責任があった分、細かいところや難しいところが
しっかり吹けているなんてことも多かったです。

ただ、個人の技術を伸ばすと言う点では、
個人練習やパート・数名での合わせ練習の時に
細かいところまできちんと確認しながら練習すれば
個人の技術も伸ばせると思いますよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

個人の音に対する責任は、私もいつも感じていました。
1プルトで弾いているときはともかく、後ろの方の席に座ると、自分が弾けなくても他の人が弾いてくれる、という甘えが自分にもありました。

全ての音符を正確に弾こうという気持ちが上達につながるかもしれないですね。

お礼日時:2006/04/08 18:14

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