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ジョン・ラスキン(1819-1900)の著書なのですが、「ドイツの哲学者ならこう言うかもしれない」として、次のような文章が出てきました。

「モンブラン(※山の)は価値がなく、価値があるのは、彼と彼の想像力だけであるということであり、実は、彼がモンブランを見る条件がなければ、モンブランが存在するとは、見なされないということである。」

さらに、
青という色彩の感じは、人間の目がそれを見た時にのみそう感じるのであり、誰もそれを見る人がいないときは、その事物は青くない。(と一部の哲学者は考えている。)
というような記述もあります。

たぶん同一の哲学者だと思うのですが、具体的に誰をさしているのかわかりません。
誰の、何という学説なのでしょうか?

A 回答 (3件)

前者は、不特定のドイツ観念論の哲学者を指しているようです。

カントの先験的観念論やフィヒテの倫理的観念論というような、誰の、○○論ということは、この文面だけでは判断できません。後者は、No2さんも言われるように、バークリーの主観的観念論かもしれません。バークリーはイギリス経験論の哲学者ですから、前者と後者は全くの別人ということになります。(述べていることは似ていますが、哲学的な系譜が全く異なります。)

この回答への補足

後者の青についての話は、特定の論文から引用しているようで、「リンドウ」が青い色彩の例として、また「砂糖」が甘い味を感じるものの例として挙げられています。
それから「主観」「客観」という言葉を用いています。
これでもうちょっと絞り込めませんか?

補足日時:2006/04/13 09:38
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>前者と後者はまったくの別人
そうなんですか。私の早とちりだったみたいですね。

お礼日時:2006/04/13 09:28

前者はカントの認識論であり、後者はバークリーの主観的観念論です。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>カントの認識論、バークリーの主観的観念論
そういえば前に倫理で習ったような…
参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/04/13 09:24

 「誰の、何の学説」というものではなく、ドイツ観念論を指しています。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ドイツ観念論ですか。そのキーワードで調べてみます。

お礼日時:2006/04/13 09:22

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