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腎婁造設術を受けた女性、高齢者(90歳代)の看護について教えて下さい。

その症例自体見るのが初めてで、何か良い文献などあったら教えていただきたいです。缶コーヒーが好きな患者さんで、結構好きなだけ飲んでいるようなのですが、
これで良いのでしょうか?

A 回答 (1件)

腎婁の管理そのものの概略は以下の通りです。


造設時には感染と出血、長期的には感染、そして水分出納に関わるものです。それが主幹となります。

腎婁というのは、尿路変更の中で、もっとも簡易的なものであり、感染など管理の難しいものです。継ぐのが尿管皮膚婁、順番に回腸導管、禁制型人工膀胱、代用膀胱と並びます。予後の面では回腸導管の前後に線が引かれます。詳しい結論、長期予後の発表されていないものもあります。ただ、実際に運用する立場で考えれば、逆に長期入院管理などでは腎婁の方が楽な一面もあるんです…看護の側に立って考えてみて下さい。消毒管理・清潔保持など特に寝たきりなどでは感覚が違ってくるはずです。

缶コーヒーが好きということですが、腎婁そのものが長期予後を設定したものではないこと、90歳代という高齢であることから考えて、好きなものをむやみに規制することがいかほどの価値を持つのか私にはわかりません。水分摂取ということ、腎婁で感染症を防がなければならない観点から考えればとにかく水分摂取につながればよしとするべきでしょう。しかし缶コーヒーを糖分の塊と考えれば、血糖のコントロール不全は感染症を導きます。結局は全身が大切なんです。腎婁だからコレでアレでという短絡的なものではありません。ですからお茶とどっちが良いかといえばお茶ということは出来ますが、その先は実際に患者さんの状況を診なければ判断は出来ません。

看護の仕方でわからない点があるとか、ケーススタディーとしてのアウトラインが知りたいのであれば主治医の泌尿器科医に相談されるべきです(もしかしたら外科医が作ったのかもしれないけれど…)泌尿器科医であればその場で注意事項を患者に合わせて箇条書きに挙げてくれますよ。
それらは患者さんの行動内容に応じて、そして既往歴に応じて手直しされるべきもので一般論は最初に述べたものになってしまいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。教えていただいた事を参考にしながら、患者さんに適した看護を行いたいと思います。

お礼日時:2002/01/31 23:13

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