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70歳の父の病気についての質問です。
私は結婚し、実家からかなり離れた所に住んでいるため、母が話してくれた内容しかわからず説明が不十分かと思いますがよろしくお願いします。
昨年の12月中旬に膀胱癌と診断され、電気メスのようなもので癌を切除し膀胱は摘出していません。
その後大腸癌もみつかり1月11日に手術をしました。
肺にも癌があるのですが、手遅れで手術のしようがないと言われました。
今は食事もして、歩けるくらいまで回復しているのですが、入院した時からずっと尿管のカテーテル(というんでしょうか…おしっこの管です。)をしたままです。
○カテーテルをこれほど長期間はずさないというのはどのような理由が考えられますか?
○大腸癌の方が回復したら、自宅で余生を過ごさせてあげたいのですが、その際もこのカテーテルと尿のバッグをしたままの生活ということもありうるのでしょうか?
母が直接担当医師に尋ねればいいことなんですが、元気だった父がこれほど癌に蝕まれていたというショックもあり、これ以上悪いことは耳にしたくないようで肺癌の詳しい状態も尿のカテーテルのことも聞けずにいるのです。

A 回答 (1件)

膀胱癌の手術は12月の下旬になさったんでしょうか?


電気メスで内視鏡的に処置する手術を『TUR-Bt』といいます(経尿道的膀胱腫瘍切除術)。検索される場合のキーワードにしてください。
その時点から考えると、約一ヶ月というところですね。

質問1に対して。

TUR-Bt術後の尿道カテーテルの留置期間ですが、
1)出血の有無(膀胱は広がっている方が出血します。出血を止めるには縮めておくのが一番です)
2)感染の状態(感染が強いと他の尿路感染を引き起こし年齢から考えて危険なので留置は長引きます)によって変わります。あくまで経過良好であれば多くは2週間以内です。
3)また術後に膀胱内へ薬剤の注入を考える場合があります(BCGや抗がん剤・・)こうした場合は治療の目的からカテーテルを留置し続ける場合があります。
4)また失禁の状態(失禁があると大切な尿の検体が取れないためにカテーテル留置とする場合があります。)にも関わる場合があります(もともと失禁がなくとも、広い範囲の膀胱腫瘍を切除した場合、膀胱の拡張機能(=コンプライアンス(=貯める力))が損なわれて尿禁制(=我慢する力)が損なわれたり膀胱のが失われたりするから起こるものです。)
理由としてはこれらが考えられます。

質問2に対して

理由が4)であれば、可能性という点ではありえます。実際に手術によって有効な膀胱容量が得られなくなる場合もありますからね。(そのため広範囲であれば膀胱を取り去る方法も推奨されるんです。)しかし多くはオムツ併用まででカテーテルを常時使わなくてはならないというのは少ないですし、時間がたてば膀胱容量も元に戻る場合がほとんどです。さらに範囲が狭ければこうしたこと事態おこりません。現在の留置理由によりますのでこれ以上は詳しく述べられません。他の理由であれば原因が除かれれば抜去可能です。

以上泌尿器科医としての回答です。
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この回答へのお礼

お忙しいのに、丁寧な回答をありがとうございます。
薬剤の注入は最初だけでその後はしていないようですし、出血の話もなかったので(2)か(4)かなぁと考えています。
それでも近い将来、カテーテルなしの生活ができる希望が持てました。
理由を1つ限定できなくても、「なぜなんだろう?」という疑問がとれてすっきりしました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2002/02/01 22:49

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