ツヴァイク (著)のマリーアントワネットを買おうと思ってます。
ただ、岩波文庫のものか河出文庫にするか悩んでいます。関楠生訳のほうが読みやすいというのを聞いたのですが、どなたかご存知ですか?
それと、この話は事実なのですか?それともフィクションですか?
あと、「ベルサイユのバラ」を読んだのですが、
とても気になることがたくさんあります。
まず、この話にでてくる人で全くのフィクションの人は誰なのでしょうか?
ロザリーはいたのですか?
オスカルは架空の人物というのは知ってるのですが。
マリーアントワネットのギロチンの後、子供たちの運命はどうなったのかもすごく気になります。
これも、この本を読めばわかるのでしょうか・・・。
「ベルバラ」ではシャルルは、母の子とを忘れて言ったとだけ出てましたが。
どなたか教えて下さい!
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>まず、この話にでてくる人で全くのフィクションの人は誰なのでしょうか?
ロザリーはいたのですか?
オスカルは架空の人物というのは知ってるのですが。
『ベルサイユのばら』のロザリーは架空の設定です。
が、非常に詳しい参考URLの回答を読むと、ロザリー・ラ・モリエールという人がアントワネットの世話係をしたという記録はあるそうです。
根拠のない設定ではないんですね。
参考URLをご覧いただけば十分だと思いますが、わたしの知っている限りでは
架空
オスカル、アンドレ、アンドレの祖母
実在
デュ・バリ伯夫人、ジャンヌ・バロア(首飾り事件)、
ジャルジェ将軍、ポリニャック夫人、フェルゼン伯、ロベス・ピエール。
伯爵や公爵はだいたい実在の人物名を用いていると思います
なお、#1さんがおっしゃっている「パンがなければお菓子を食べればいいのに」のセリフをアントワネットは実際に言ってはいない、というのは私も最近どこかで読みました。
似たようなことを言った別の貴婦人はいたようですが、そこから創られた話ではないかとのことでした。
本については未読ですが、一般に岩波文庫は訳や印字が古い傾向にあります。
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読んだときはそれで私は新潮文庫版を選びました。
でも岩波が悪いわけじゃないし(逆にいろいろ古典があって好きです)、訳文も好みによると思います。古いほうが恰好いいこともありますから。
参考URL:http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=333661
詳しい回答、ありがとうございます!!
とっても参考になりました。
「パンがなければ・・・」というのも
やはり実際には言ってないのですね。
でも、彼女が民衆のことを全く理解してなかったのは
事実なのでしょうね。
岩波文庫のアドバイスも参考になりました。
ありがとうございます!
No.7
- 回答日時:
No.1です。
マリーアントワネットのことばかり書かれている本ではありませんが、フランス革命の背景がわりと面白く解りやすく書かれている本は、「爆笑フランス革命」
(株)光栄 シブサワ・コウ編、1000円です。パリのジュンク書店で買ったのですが、わりと内容にも信憑性がありそうで、革命に登場する様々な人々について書かれていますが、オスカル、アンドレ、ロザリーがもし実在すれば真っ先に書かれていそうなものなのに記述がないので多分架空の人物ですね。
アントワネットの娘マリー・テレーズは、人質としてオーストリアに行き、やがて従兄のアングレーム公と結婚、その後、またフランスに呼び戻され、夫の父が即位したため彼女は王太子妃となりますが、王が国民に不人気でフランスを追い出され、結局彼女はオーストリアでその生涯を終えたそうです。
>「爆笑フランス革命」
そんな本もあるのですね!
フランス革命を舞台としているほうが、
もっといろんなことがわかるのかもしれませんね。
再度の回答、ほんとにありがとうございます!!
No.6
- 回答日時:
何度も何度もごめんなさい。
もう1つだけ!
ブルボン王家の末裔は今でもいらっしゃいます。
デザイナーをやってますよ、マリナ・ド・ブルボンさん。
どのくらい近い親戚なのかどういう血統なのかは知りませんが。。。
参考URL:http://www.marina-de-bourbon.com/company/about.h …
>何度も何度もごめんなさい。
いーえー!
こちらこそ、何度もありがとうございます!!
>ブルボン王家の末裔は今でもいらっしゃいます
すごいですねぇ!
なんだかうれしくなりました(^^)
No.5
- 回答日時:
#3です。
ひとつ書き忘れました。
ルイ16世とアントワネットの息子で牢獄で死んだとされるルイ・シャルル王子(ルイ17世)には偽者伝説がありました。
でも結局、最近のDNA鑑定で本物と認定されたそうですが。
ルイ・シャルルの姉マリーテレーズは牢獄を生きて出ました。
(へええ、19世紀まで生きていたんですね!)
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA% …
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
ツワイクは私も最後に読んだのはずいぶん前のことで、どちらの版を読んだのかすら定かではありませんが。ツワイクの版は色々な意味で、後期のマリー・アントワネットに関する伝記にも引かれていることが多いですよね。
他の伝記がそうであるように、有名な史実などはきちんと踏まえたうえで、その上で著者による独自のストーリィや解釈が含まれるのは当たり前のことと思います。
例えば、有名な首飾り事件でマリー・アントワネットの替え玉を演じたのは、娼婦オリバ・ザ・ニコルですが、他の有名な著書の殆どが、その事実を踏まえているにもかかわらず、遠藤周作のものは娼婦マルグリッドだったり。そんなこともありますから、これはフィクションかとか言い切れない部分はあると思います。
ちなみに、ベルばらにおいては、ジャルジェ家というのは実際に存在し、デュ・バリー夫人とマリー・アントワネットが、ジャルジェ夫人を侍女に取り合ったという経緯はいくつかの伝記に書かれていました。
晩年、マリー・アントワネットを牢獄から連れ出そうとしてジャルジェ将軍の名前を出してくる伝記もいくつかあります。
ロザリー・ラ・モリエール。
コンシェルジェリーの牢獄で、マリー・アントワネットの世話をした人にその名前があるようです。
ただしそれ以外のエピソードはフィクションでしょう。
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2042021
子どもたちの運命ですが、ルイ17世つまりルイ・シャルルについてはマリー・アントワネットと引き離された後の人生については諸説あり、謎の多い最期だったようです。
http://www.bk1.co.jp/product/02477075/?partnerid …
私が読んだのは上記の本だけですが、いずれの運命を手にしたとしても哀しい人生だったようですね。
他の人たち、特にマリー・テレーズについては後にブルボン王朝再興を夢見て、ルイ16世の王弟ルイ18世と手を組み、その息子と縁組もしてアングレーム公爵夫人になりました。マダム・ロワイヤルとも呼ばれているようです。
ただしその人生は幸せとは言いがたく、きつい性格になってしまったようですね。
http://www.bk1.co.jp/product/2169756/review/87351
他にも関連図書は出ていると思いますが、是非探してみてください。
フィクションでしょうが、藤本ひとみの「マダムの幻影」も面白かったです。ただ、藤本ひとみに掛かると、マリー・アントワネットの性格が…面白いし納得もするんですが賛否両論分かれるかも(^_^;)
ものすごく詳しいのですね!
驚きました。
ロザリーのこと、ジャルジェ家のこと、そうなだぁってすごく驚きました。
子供たちの最後の運命も参考リンクまでつけてくださりありがとうございます!!
とっても参考になりました。
No.2
- 回答日時:
おはようございます。
ツヴァイク著のマリーアントワネットは岩波を読みました。
岩波が図書館に置いてあって選んだだけで、河出文庫と読み比べたことがないので読みやすさはちょっとわかりません。
ツヴァイクの本はベルばらの作者の方や、遠藤周作も参考にしたそうですよ。
遠藤周作の「マリーアントワネット(上下)」もおすすめです。
ベルばらはオスカル、アンドレ、ロザリーは架空の人物と認識しています。モデルはいたかもしれませんね。
>遠藤周作の「マリーアントワネット(上下)」もおすすめです
そうなんですね。
この本があるというのは知っていたのですが、
おすすめということなので
是非読んでみたいと思います!
ありがとうございます!!
No.1
- 回答日時:
フランスにこの間行きましたが、ベルサイユ宮殿を案内するフランス人ガイドさんは、日本では有名なフェルゼンと王妃の恋愛も「そんなうわさがあっただけ」と言っていました。
「パンがなければケーキを」とかも確実に王妃の台詞かどうかわからないそうです。アントワネットの娘はその後、母の祖国オーストリアに帰ったのだと思います。息子は平民に引き取られましたがその前から王妃の行いを注意する役目を負っていたというので、忘れたというより最初からあまり母親には良い印象を持っていなかったのではないでしょうか?
お返事ありがとうございます!
へぇ~、そうなんですねぇ。
真実というのはそんなものなのですねぇ。
新たな知識をありがとうございます!!
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