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歴史に詳しくないのでバカな質問だと思いますが…。
大河ドラマを観ていたときだと思いますが「一国一城の主」という言葉を聞きました(ナレーションかもしれません)。
一国一城令が出るまで1つの国には沢山の城があったと学校で勉強したように記憶しています。
そうなると、織豊時代において「一国の主」と「一城の主」とは全然違うと思うのですが、
「一国一城の主」とは一体どちらの意味なのでしょうか。
この言葉自体が一国一城令以前にあったのかどうかの問題でもあると思いますが。

A 回答 (5件)

「一城の主」には色々あり主君から城の守将として預けられた人この場合は城に付属する領地は扶持として与えられるものではありません。


あくまで守備司令官の立場です。

次に「一城の主」として知行付きで支配権を与えられた人があります。
例えば秀吉が墨俣に築城して任じられたのは守将としてで知行は城とは無関係な土地にあります。
近江の小谷攻めでも横山城主のあいだは同様で小谷占領後築城を許されて長浜に築城して始めて知行付きの「一城の主」になったわけです。

「一国の主」は文字どうり一国の主で一国の領土を支配します。 同時に本城の主でもあるわけです。

従って「一国、一城」の間には付点があるのが意味としてはただしいのです。

後に一国一城令が出てからは付点がないのが正しい事になります。
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No2です。



>一国を支配したら複数の城の主になるのではないか、というのが私の質問の趣旨です。


戦国時代の武士の究極の願いを語呂よく表現した言葉です。素直に城持ちになりたい、出来れば一国の領主まで出世したいと理解すればよいと思いますよ。城の
数までは想定されていない表現です。

この言葉は現在でもサラリーマンの間で使われています。「一国一城の主の集まりだから、簡単に決まらないと思うよ」この場合の主とは、支店長、支社長、関連会社社長、海外会社の社長あなどサラリーマンでも
一定の権限と責任の下、経営責任を負っている人たちです。
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「いずれは一国一城の主になりたい」といった言葉は、国主はもちろん城主からも程遠い、今で言えば大企業の大卒新入社員のような「社長になれる可能性はゼロではないが、窓際族で終わるかもしれない」武士から発せられるものです。

時代劇などのフィクションの世界の話ですが。

ヒラの武士(新入社員)からすれば、「一国の主」(社長)も「一城の主」(部長、支店長)も、「遥か遠くの目標」であるには変わりありません。その両者を並列しただけです。

なお、織田信長や豊臣秀吉のように最終的に大成功した大名(武将)の場合は、最初から仕えていた武士、例えば山内一豊は、ヒラの侍→部隊長→城主→国主と出世することができました。

この回答への補足

ヒラの武士から見れば「一国の主」も「一城の主」も同じ(ようなもの)ということですね。

補足日時:2006/04/30 18:45
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武士となったからには少なくとも一国を支配し一城の主になりたいという意味であり、江戸幕府が進めた一国一城令とは関係ないと思います。

江戸時代は武士がそのようなことを望んでも達成できるような時代環境ではありません。

現在ならサラリーマンになったからにはせめて部長に止まらず系列会社でもいいから社長になりたいという
ことです。つまり、小なりといえども一国一城の主になれば他からの干渉を受けず自分の方針で国(会社)を運営できます。一国一城の主になることは最低の
目標なので国も城も複数あっても構いません。

この回答への補足

一国一城令の前は、一国を支配したら複数の城の主になるのではないか、というのが私の質問の趣旨です。
「一国一城の主」という言葉自体が一国一城令より後のものではないかとも思ったもので…。

補足日時:2006/04/30 18:41
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中世には城は小規模のものを含めればそれこそ数キロ四方ごとにひとつくらいありましたが、信長や秀吉の天下統一の過程で破却されたりして少なくなりましたが、それでもかなりありました。


ということで一城の主というのはまだなりやすかったですがそれでもすくなくとも農民兼業ではなく中世では国人と呼ばれるクラスということになります。
また一国を領するのはごく少数のものだけでいわゆる戦国大名と呼ばれる暮らすということになります。
もちろん一国の主なら少なくとも一城の主ではありましたが。
ドラマで「一国一城の主」のというのは、この時代はまだ兵農分離が進んでおらず、武士といっても農業経営もしていたのが普通でしたから、そういうクラスではなく城主以上のクラスになりたいというこちです。(信長の軍隊は完全ではないにしても兵農分離しつつありましたが。)
なお、一国一城令のあとも格式としては国主、城主、無城といった格が大名にありました。

この回答への補足

「一国の主」と「一城の主」では大きな違いがあるわけですね。
まぁ私がその時代に生きていたとしても「一城の主」にすらなれなかったでしょうけど(笑)
単に「城主」と言うのではなく「一城の主」とわざわざ数字を付けていうからには、
二城以上の主になった場合には使ってはいけないような印象を持ったのですが…。

補足日時:2006/04/30 15:31
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