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私は現在24歳です。今年、大学院(土木学科)を卒業して新卒採用で土木業界で働いています。
土木業界で働いているのですが、建築士になってやりたい目標があるので建築士の資格を取りたいと思っています。しかし、考えれば考えるほど問題があって皆様の意見を参考にさせて頂きたく、何点かご質問させて下さい。

(1)土木の現場で働きながら建築士の資格の取得は難しいのでしょうか?

両立は厳しいと自分でも思っていますがどなたか両立された方がいらっしゃればと思い質問させて頂きます。

(2)実務年数=勤務年数なのでしょうか?

実務年数に不安があります。受験概要には、建築工事を一部含む土木工事等を一年以上(二級建築士)と書いてあります。
もし、実務年数=勤務年数ではないのならば私の父が設計事務所を開業しているので、週末に実家へ戻り下働きをしたいと思っています。

以上の2点についてご質問させて頂きます。

本来ならば、土木業界を全うしなければいけないと思うのですが、やはり建築士になりたいと思う気持ちも捨てきれません。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

逆の立場(建築を出て建設コンサルタントになっています)なので、ちょっと事情が違うかもしれませんが、アドバイスさせて頂きます。



>(1)土木の現場で働きながら建築士の資格の取得は難しいのでしょうか?

時間的制約をいうのでしたら、建築の現場でも同じです。
但し建築的知識や建築製図技術という面では土木学科を出ている方は建築の人間に劣りますので、建築出身者より努力が必要でしょう。

友人で土木設計をしながら、1級建築士を取った方もいるので、両立も無理だとは思いませんが、かなり厳しいでしょう。
逆に質問者と同じように建築家の親を持つ人で、土木に進んだために建築士を取得せず(できず)、実家の跡も継げずにいる人もいますので、あとは本人の努力と今いる環境次第と言うところだと思います。

(2)実務年数=勤務年数なのでしょうか?

以前鉄塔の設計が建築の実務として認められなかったというのをネットで見かけたことがありますので、土木工事だけの実務はカウントされないように思います。
でも、土木の中でも例えばダムにおける管理室、ゴルフ場におけるクラブハウス、鉄道における駅舎、その他インフラに伴う管理棟などの建設などは建築工事ですので、これらがあるような現場でなら建築工事を一部含む土木工事として、実務となると思います。

これらを主に担当する人の中には建築士を取得して、土木工事における建築基準法該当部分の管理建築士となる人もいるようです。

実務経験をいうと土木をでているのでしたら実務2年で1級の受験資格が得られると思います。
http://www.jaeic.or.jp/k-seidozenpan.htm

認められる大学・学科など学歴についてはこちらで確認してください。
http://www.jaeic.or.jp/1k-youryou5.htm

なお、大学院を出ているようですから、研究論文が建築に関連するような内容(例えば、地震工学やコンクリート工学や構造力学など建築・土木で共通する分野に関する研究)でしたら修士の2年は実務としてカウントされるケースもあります(土木なので論文の提出により建築実務として認めるかどうかの審査が必要になりそうですが)。
研究テーマを確認してみてください。

また、土木を離れる気があるのでしたら、実家などで修行するほか、土木分野でメジャーな技術士建設部門(鋼構造及びコンクリートなど)を取得すれば、躯体工事においては建築士・建築施工管理技士相当として、建築工事の監理者になれますので、そこで実務をつむという方法もあります。
でも若いのでかなり遠回りになってしまいますね。

逆に現在の勤務先に勤めながら、実家の手伝いをする程度では実家の方の分を実務経験とするには無理があるような気がします。

次に実務経験は得られたとして、試験に受かるかということについてですが、

まず、2級建築士は木造建築がメインの試験で、木造の矩計(詳細な納まり図)などの製図が必要ですので、木造にあまり詳しくない土木分野の方が受かるのは、製図試験が鉄筋コンクリート造建物が主に出題される(それも納まりのような詳細は不要)1級以上に難しいような気がします。

また、製図試験は実務で設計をされている人でもわりとよく落ちますので、実務と試験の製図は別物と考えてよいと思います(即日設計などの勉強を学生時代にしていない面土木の人は不利ですが)。
だから、製図については受験用の学校に通った方がよいと思います。

学科試験は法規・構造・計画(設備や歴史も含む)、施工の4科目です(1級の場合)。

大学院を出ているほどの学力があるなら、構造力学などはすぐにマスターできると思いますので、直接1級でも良いように思います。
建築法規については建築学科を出ていても学生時代にはほとんど科目としてないことが多いので、受験用に勉強することがほとんどです(実務上得る物もありますが)。法令集の持ち込みが許されていますので、勉強すれば受かります。
施工は土木と建築では共通する部分もあれば、違いがある部分も多くあるので、難しいところですが、それほど苦労はしないと思います(コンクリート示方書とJASS5の違い程度の差があります)。
最も苦手となるのはおそらく計画でしょう。かなりの努力を必要とすると思います。でもこれは多くは暗記物ですので、努力次第で何とかなります。

目標がどこにあるのか書いていないのでわかりませんが、建築業界はかなり厳しい世界です。
民間工事が多いので、土木の世界以上に丼勘定のところもあります。
夢と現実が違っていたということも考えられますので、身近にいるお父上などに業界の話をよく聞いた方がよいと思います。
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どちらをメインにするかですね。


私は、土木を専門としていても、すべてにおいて建築とは切り離せないと思います。
建築の知識を持ったほうが良い。という感覚で受験するのなら賛成。
建築を本当の専門とするのなら、NO1様の言うように仕事も試験も建築に向かう事が必要だと思います。
そのときに2級を目標とするのであれば、やめたほうが良いですね。
最低でも10年後には一級建築士として建築専門の仕事をする気持ちでないといけません。

それには、試験用の勉強に加え、実務も必要となるのです。

大勢の人の意見とお父様の意見も参考にしてよく考えてください。

中途半端ですが、とりあえず、2級受けてみる。
も、今後の選択の材料になるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
将来的には、一級建築士を目指したいと思っています。NO1様やNO2様のように、土木か建築かの一本に絞らないといけませんね・・。

じっくりと周りの人の意見、そして父の意見を参考にして考えていきたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/04 19:40

土木工学を専攻し建築も一時勉強しようと考えた者です。


一見土木と建築は似ているように思われますが、似て非なるものなんです。建築を勉強したいなら一時土木から離れる必要があると思います。まして二級の資格では役に立ちませんよ!土木の設計か施工か分かりませんが何れ資格を要求される年齢になるでしょう!将来を良く見据えた判断をされるよう助言します。
~社内に両方の資格保持者がいましたが、所属は一方のみ!技術の進歩はめまぐるしく勉強していないと直ぐに遅れます。どちらか一方を選択しましょう~
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
大学に入学した時にはなんとかなるさって甘い考えだったのですが今の状況を考えるとやはり厳しいみたいですね・・。
自分のやりたいことを選ぶか安定した生活を選ぶかで揺れています。

ありがとうございました!!

お礼日時:2006/05/03 19:48

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