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先日、親類の法事に行ったとき、仏壇の真上の壁に亡くなった人の写真を飾るのはよくないと聞きました。
本当でしょうか。

A 回答 (3件)

曹洞宗の僧侶です。


仏壇の上に故人の遺影やその他の写真・絵画などを飾ってはいけないという話は、もともとは神道の神棚の置き方と混同したことから言われ始めたようです。よく神棚の上の天井に「雲」「空」「天」などと書かれた紙を貼っているのを目にしますが、これは神棚の上に不浄なもの(屋根の上に落ちた鳥の糞、二階部屋で神棚の上にあたる場所を人の足が踏む、などなど)があることを避けるために、「この上には何もありませんよ」ということにするための”まじない”のようなものです。
この神道の習慣が仏壇の置き方にも入り込んで「仏壇の上に○○を置いてはいけない」という話になったようです。
しかし、故人の遺影は不浄なものではありませんし、仮に故人の足がご本尊さまの頭上を踏んでいるように見えるとしても、仏壇の中にある宮殿には屋根があり、さらに多くの場合、ご本尊さまの上には仏天蓋が置かれているはずです。仏天蓋は、昔、インドで高貴な方の日よけの為にさしかけられた大きな日傘が様式化したものですが、これは日差しや雨風だけでなく、ありとあらゆる不浄なもの・災厄を撥ね退けご本尊さまの身に近づけないという意味があります。
また、そもそもご本尊さまから発している光は、全ての闇を破り、ありとあらゆる不浄を浄化する光であるとされているのですから、不浄なものが付け入る隙などありません。
ですから、故人の遺影が仮にご本尊さまの真上にあったとしても、それによってご本尊さまが汚されたり、尊厳が損なわれるなどということはありません。
ご本尊さまを礼拝し、同時にご先祖さまを敬うという動作に自然に即した配置であれば、仏壇の上に故人の遺影があっても一向にかまいません。礼拝される方の信仰心のあらわれとして、ご本尊さまの上には何もモノを置かないことを選ばれるのであれば、それもまた一向にかまいません。
仏壇の上を避けて気が済むのであれば、そのようにすればよいというだけの話であって、遺影を上に置くこと自体がよくないということはありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
我が家も曹洞宗なので参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/05/16 03:29

No.1の方に続きます。


仏壇はお浄土(極楽とも)の出張所です。
西方数十万億土の彼方にある阿弥陀如来のお浄土へ還っていかれた故人を、お仏壇を通じて静かに偲びたいものです。
お浄土は光そのものの世界ですから、その出張所であるお仏壇の中に人間の写真があってはいけないというのがタテマエです。
じゃあお仏壇の上ならいいんじゃないかというのは天邪鬼というもので、タテマエをご存じの上、No.1の方のようになさるのがよいかと。
いち僧侶の意見です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/16 03:30

[良くない]という言葉の意味合いのニュアンスの問題もありますが、通常は仏壇の真上に遺影を掲げることは避けます。

仏壇の中心(主)であるご本尊の安置場所の真上を避けるという意味合いです。どうしても仏壇上しか安置場所が無いときには仏壇の中心の真上を避け左右いずれかに少しずらすことにします。
合掌
amida3@坊さんでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/16 03:30

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