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「太平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず」「白河の清きに魚も住みかねて元の濁りの田沼恋しき」
この二つ以外の狂歌をできるだけたくさん教えて下さい。
またその狂歌が何を指しているも教えて下さい。。

A 回答 (9件)

ここは黒船シリーズで行くぞおっ!とゆーことで・・・。



いにしえの 蒙古の時とあべこべで 波かぜたてぬ伊勢の神風

文永・弘安の役では、朝廷は伊勢神宮に奉幣して戦勝祈願を行いました。結局暴風雨によって蒙古の船団は壊滅しましたが、それを「伊勢の神風」であるとしたのです。

一方黒船来航時の幕府老中首座は、安部伊勢守正弘でしたが、彼は攘夷論を押さえ、徹底した穏健外交に努めました。それを皮肉ったのが、上記の狂歌です。
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 世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし をもじった 蜀山人の「世の中に 絶えて女のなかりせば 男の心のどけからまし」女好きの面目躍如です。


 松平定信の寛政の改革を冷やかした、「世の中に か(蚊)ほどうるさい物はなし ぶんぶ(文武)といいて夜もねられず」少し違った文も流布しています。   本人は否定していますが、蜀山人の作といわれています。    たるんだ武士たちは文武両道に励めという定信を煙たがりました。
 変わったとこでは、忠臣蔵の堀部弥兵衛の「人切れば おれも死なねばなりませぬ そこで御無事な木刀(きがたな)をさす」があります  普段腰に差していた木刀にか書いてあったそうです。
 一休さんの「何事も 皆偽りの世の中に 死ぬるといふぞ 誠なりけり」意味深長です。    悟りの境地か、僧侶の堕落を嘆いたか、そのほかか。
 作者は知りませんが「世の中は 澄むと濁るの違いにて 人はちやをのみ ぢや(蛇)は人をのむ」があります、政治の腐敗を嘆いたものか。
 同じく「世の中は なんの糸瓜(へちま)と思えども ぶらりとしては暮らされもせず」風刺ではなさそう。 
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歌よみは下手こそよけれあめつちの動き出してたまるものかは(宿屋飯盛)



年号は安く永くとかはれども諸色高くて今に明和九(作者不明)

世の中は 食うて糞して寝て起きて さて後は 死ぬるばかりよ(一休禅師)

こんな感じでどうでしょう?
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「太平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず」



ですが、よくて明治、はっきりしているのは大正期に作られたもので、当時の狂歌ではありません。
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No1です。

早とちりで済みません。恥ずかしい限りです。恥と云えば太田道灌がにわか雨に農家の娘に雨具を所望して山吹を差出され意味が判らなかったと云う「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだに無きぞ悲しき」の替歌をふと思い出しました。ちょっと尾籠な話になって申訳ないのですが勘弁して下さい。
「七つ八つ音はすれどもから吹きのみのひとつだに出ぬぞ苦しき」
40年ぐらい前映画館のトイレでの落書でした。快(怪)作ですね。
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「門松は 冥途の旅の 一里塚 目出たくもあり 目出たくもなし」一休



この狂歌の意味は色々に読めます。さすがトンチの一休さん(笑)
一般には、歳をとることは嬉しいような、悲しいような…という意味。
また、
西洋の「メメント・モリ」の様に、人はいずれ死ぬことを忘れるなよ!
と正月に浮かれる気分を戒めるような使われ方もします。

さて、本当のところは…
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あめりかの米より食わぬ国なれど


 日本人はあわをくふなり
(これも黒船の来航の狂歌です。説明なしでも十分わかりますよね)
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この回答へのお礼

黒船来航のは「太平の~」しか知りませんでした。
これは当時の状況がわかって大変面白いです。
有難うございました。

お礼日時:2006/05/05 14:17

少し補足させていただきます。

「上喜撰」は「蒸気船」と掛けています。「白河」と「田沼」を対比していますが、「白河」は「白河藩主」である松平定信を示しています。

狂歌というのは、見かけに比べて、「詠む」者も「読む」者も教養が必要なものです。例えば、次の狂歌の意味が分かりますか?作者の宿屋飯盛(石川雅望)・蜀山人(大田南畝)は一流の文人です。

歌よみは下手こそよけれ天地(あめつち)の動き出(いだ)してはたまるものかは  宿屋飯盛
→『古今和歌集』の紀貫之の仮名序を踏まえています。

世わたりに春の野に出て若菜つむわが衣手の雪も恥ずかし  蜀山人
→『小倉百人一首』に入っている光孝天皇の歌を踏まえています。
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この回答へのお礼

NO1の方のお礼でも申し上げましたが、私の言葉が足りないばかりにお手数おかけしました。
確かに教養がないと意味がわかりませんね。この二つを急に出されたとしたら何とかけているのかなんて到底わかりません。昔の人は教養があったんですね。有難うございました。

お礼日時:2006/05/05 14:16

「太平の……」は幕末にペリーが開国を迫って4隻の黒船で浦賀沖に来たときの驚きで夜もねられないほど驚愕したことと上喜撰(宇治茶)を4杯も飲んで眠れなくなることを掛けたもので、


「白河の……」は江戸幕府の老中田沼意次時代は賄賂が横行したが幕府の財政は好転し商人は多いに潤ったが、田沼の失脚後の緊縮政策により庶民はより困窮し田沼が老中であった頃が良かったと詠んだものです。
色々な狂歌の一部として大田南畝(蜀山先生)の小倉百人一首をもじった狂歌百人一首を参考URLで見て下さい。

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/ …
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この回答へのお礼

解答有難うございました。URL大変参考になりました。
私の言葉が足りなかったようで申し訳ありません。「その狂歌が何を指しているか」というのは教えていただく狂歌であって、質問にある二つは存じ上げております。
私の言葉が足りないばかりにお手数をおかけして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2006/05/05 14:13

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