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チャップリンシリーズの廉価版DVDを買いました。
画質は別に気にならなかったんですが、「街の灯」と「黄金狂時代」が、以前ビデオを借りて観たものとBGMが違うのが気になりました。

「街の灯」は前に観たものより音楽を録音し直した感じで、音がクリアにはなっていたんですが、やけに効果音が動きとズレていて(スパゲッティをピョロロッとすする音など)、前の方が遥かにいいなと思いました。
「黄金狂~」は全編オルガンオンリー&声も効果音も一切なしでした。前に観たのは、もっといろんな楽器があって、ナレーションも効果音も入っていました。

チャップリンが晩年自作を再編集したって聞いたことがあるんですが、これらの違いってそれが原因なんでしょうか?

A 回答 (1件)

ご指摘のDVDを見たことがないので、はっきりとは言えないのですが、こういったクラシックフィルムはオリジナルネガや音源の所在がはっきりしないことも多く、世界各国にある上映用のプリントを元に作られたものが多いようです。



そのため上映用のプリントだとあまりに音質がよくないので、サントラCDを元に音を入れ替えたり、販売元で音を(それこそスパゲッティの効果音など)付け加えたりしているんじゃないでしょうか。

他の理由としては戦前の公開後、70年代にチャップリン作品のリバイバルがありました。
その時にはとうぜん音楽やナレーションが改めて加えられたと思います。
またTV放送時には各局が音響効果のスタッフに音楽やナレーション、または効果音の再構成を頼むので、そういったものが元になっていると、場合によっては監督の意図したモノとかなり違う”音素材”が使われているということもあります。

これは販売元の担当者がオリジナルに近い形での製品を作ろうとしているのか、あるいは手に入る素材のみで製品にしてしまったのかで変わってくると思います。
日本では朝日新聞社のコレクター向けのDVDがオリジナルに近いのではないかと思います。

余談ですが、映画によっては発売国で使用カットや上映の分数が違うということもありまして、「モダンタイムス」も米英仏独などいろんな国から出ているようなので、内容の違いまでひょっとしたらあるのかも?
http://us.imdb.com/title/tt0027977/
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