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映画「待ち伏せ」の中で、
戦国時代の侍が刀の鍛錬中、板の上に置いた兜を真っ二つに
叩き割るシーンがありました。
剣の名人であればこのようなことが可能なのでしょうか?
また兜といえば鉄兜と思ってしまいますが、当時兜はもっと
やわいものだったのでしょうか?
このような試し切りは実際に行われたものなのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

日本刀の鍛え方や切れ味を確かめるため試し斬りは多く試みられました。



日本刀は固いものを斬撃すると折れたり曲がることが多くありましたのでこれを確かめる為です。

兜の材質は皮革または鉄ですが試し斬りに使用されるのはおそらく鉄製でしょう。
しかし鉄といっても色々あり軟鉄製であれば据え物斬りで太刀さえよければまっぷたつは無理としても切り込むことは可能性はあります。

戦国期、合戦に使用された刀は重ねも厚い重量も重い太刀でした。

他のご回答にある榊原氏の場合も兜にかなり切り込んだので両断したのではありません。
使用した日本刀の詳細が不明なのでどのような刀かわかりませんが恐らくそれ用の刀であったのでは。

日本刀ではありませんが刀状の鉄製の棍棒のような「兜割り」という武器を見た事がありますが、これはたたき割る為のものでした。
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実際に兜斬りを行った武道家の方がいらっしゃるので、下記URLをご覧ください。

斬れてはいますが若干食い込んだだけです。
榊原鍵吉も切り込んだのは兜の約半分、三寸五分までだそうです。刀は胴田貫一門のものだとか。
これらから、通常の刀と兜であれば、真っ二つにというのは無理なのではと思います。

(因みに、兜は台に釘などで打ちつけて固定し、鉢の中には反発を防ぐために土や飯を詰めるのがコツだそうです)

>当時兜はもっとやわいものだったのでしょうか?
粗製品なら分かりませんが、鉄砲で試し撃ちしたり刀で試し斬りして性能を証明したものが好まれた、と聞いたことがあるので、それなりの品であればやわということはないのでは?

余談になりますが、とある昭和の弓道家は、実戦でも使われた明珍の鉄兜を、矢で串刺しにしましたよ。

参考URL:http://www2.odn.ne.jp/ryuseiken/choice05/02/02.htm
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 明治に入ってからの話になりますが、榊原鍵吉という人が明治天皇の御前で兜割りに成功しています。

このとき使ったのは、南蛮製の鉄兜だったそうです。

http://www.bakusin.com/eiketu/ken2.html
http://www.aiki.jp/nagao/soukaku.html
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・・・板の上に置いた兜を真っ二つに・・・というのは多少誇張があるにしても、それに近い「荒試し」というのはあったようです。



詳しくは、参考のURLを貼っておきますので、読んで見て下さい。前半の「・・・二つ胴、三つ胴・・・」は読み飛ばしてもよいかも知れません。

参考URL:http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/wazamono.htm
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 当時使われていた実用の兜であれば、刀では切れません。


 最近はアニメやドラマなどで「鉄で鉄を切るテクニック」(いわゆる斬鉄)が登場することがありますが、いわずもがな、実在の剣術ではありません。
 飾り兜は材質が柔らかい場合もあると思うので、そういうのは多分切れます。でもデコボコの多い物体をまっすぐ切るのは難しいんじゃないかなぁ。

 刀というのはゲームに出てくる武器ほどには寿命は長くなく、人間を数人も切れば棍棒と同程度にまで切れ味は落ち、研ぎなおしが必要になります。お侍さんが研ぎなおしを自分でやるのはそのためです。
 ましてやせっかくの新品の刀を鉄で試し切りなど、当時の人にいわせれば正気の沙汰ではないでしょう。あまりにももったいないです。
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