戦争に参加する理由が分かりません

Question

私の主人はアメリカ人です。もしイラク戦争の召集があれば行くと言っています。理由は自分の国を守るためだそうです。でも私にはどうしても理解できません。自分の大切な人を守るためなら、相手の国の誰かにとっての大切な人を殺めても仕方がない、というのは、どうも腑に落ちません。以前TV番組で、テロ事件で被害にあって旦那さんを亡くしてしまった奥さんがおっしゃっていたのですが、「私は、憎しみでは戦わない。復讐はさらに新しい復讐を生むだけ。私は子供たちと幸せになって、この幸せをテロリストに見せて、私達を傷つけようとしても無駄だということをみせつける。それが私の戦い方」というような事を言われ、強く心を打たれました。うまく言えないのですが、私は主人が戦争で人を殺してしまうかもしれないのは、どうしても間違っている気がしてなりません。周りの人は、「国のためだから」と言うのですが、国のためなら自衛隊員の家族や相手の国の家族は犠牲になっても仕方ない、っていうのはどういうことでしょうか？まとまりがなくて申し訳ないのですが、皆様のご意見をお待ちしております。

Kindon98 · Accepted Answer

まず、アメリカがイラクに介入した理由の1つに、石油の問題があります。
ご承知のように、湾岸地域は石油の産油国が多く、安定してもらわないと困るわけです。
フセイン氏は隣国に戦争を仕掛けたりしていますから、湾岸地域の安定のために退場してもらいたいと言うアメリカの思惑があって、現在の状態になっています。
本来はイラクの安定はイラク国民が自らの手で行うべき問題ですが、現在のイラクではご承知のようにフセイン支持派や原理主義者も多く、政府の支持基盤も脆弱なため、アメリカが手を引けば内戦状態に陥る危険があります。
アメリカとしては、現状では軍隊を撤退させることが出来ないのですが、アメリカ人だけが血を流すことは不公平ではないかと考えている。
日本も中東から大量の石油を買っているのだから応分の負担はしてもらいたい。
これまでは、憲法を盾にお金を払って軍隊を出しませんでしたが、国際社会はこれではアンフェアな国として、認めてくれません。
考えても分かることですが、アメリカ人は死んでもかまわないが、日本人が死ぬことはいけないなど、命の重さは同じですから、そんな理屈が通るはずもないことは明白です。
石油を安定して買うためには、誰かが体を張って中東に行って、秩序を守るしかない。
その誰かを誰にするかといえば、日本では自衛隊しかいません。
日本では自衛のためでも人を殺してはいけないといえるようになったのは、虐殺があったからということはご承知でしょうか。
戦国時代は一般民衆も自らの命は自分が守るという時代で、農民も商人も武装し、盗賊と戦いました。
織田信長、豊臣秀吉などが、反対勢力を虐殺し、すべてを叩き殺した結果、民衆は武器を持たなくても安心して暮らせるようになった。
イラクでも皮肉なことに、独裁者のフセインがグルドなどを虐殺し、恐怖による箍を締めている内は平和でしたが、恐怖という箍が外れた途端、内戦に突入です。
戦争とは、こういった矛盾は常に出てきます。
日本でも話し合いで解決すべきとか、いろいろ言った政治家は多々いますが、現実現地に飛んで命がけの交渉をした政治家は、私の知る限り、参議院議員だったアントニオ猪木氏（パフォーマンスが好きな方なので）くらいしかいなかったのではないかな。
残りは安全な場所できれいごとを言うのみ。
同じように、スパルタヨット教室の戸塚氏が釈放されましたが、彼を批判した方々で、問題児を見事に立ち直らせたという人を私は知りません。
戦争がいけないことは誰でも分かるのですが、戦争をしないで平和をもたらす方法を誰も知らないというところに根本的な問題があるわけです。
ご質問者も、具体的な方法を提案でき、自分で実行することは可能でしょうか。
アメリカ人は伝統的に、自己防衛の民族ですから、国のためという気概がありますが、日本は安全と空気はタダと考える国民ですから、安全がどうやって確保されているか分からないのでしょう。

waruitomodachi · Answer

国に対する認識がアメリカ人と日本人では大きな差があります。あなたは日本という国の為、愛国心という認識を持ったことがありますか？ないでしょう？何故か？それはそういう認識を持つような経験がないからですよね。
それと戦争というものへの認識も戦争経験者を除いて一般の日本人は非現実的な認識しか持てないのではないでしょうか。対岸の火事というような。

あなたがもし敵（と仮にいいますが）があなたと愛する者を殺すという状況におかれたとき「人殺しはいけないことだ」といって何もせず、愛する者が殺されるのに何もしませんか？あなたのご主人が戦争に行っても彼は殺すだけでなく殺されるかもしれません。それでも殺さずに殺された方がいいと思うのですか？

ご主人は自分の大切なもの、それはあなたを含む家族だと思いますがその家族を守る為には必要なら闘うことが当然だと思っていられます。そして日常その家族を守ってくれるのが国であると認識しているのです。それは国（政治）は自分達の為に何かしてくれるという信頼や経験があってのことですし実際アメリカに長く住むとそれは日常的に直接間接的に経験することが出来ます。
あなたの言っていられることは結局戦争に反対ということだと思いますが、ご主人も戦争には反対だがもしそうなったら自分の身（家族と国）を守る為に闘うことを選ぶということだと思います。誰もまともな人なら戦争がいいと思うわけありません。一般のアメリカ人は非常にまともで善良な人々ですよ。

noname#18887 · Answer

「幸せ」とか「復讐」の解釈はともかくとして
それと、イラクとの戦争の是非はともかくとして、
その方の言い分は見当違いも甚だしいと思います。

「自分の国を守るため」と言う言葉は
アメリカ以外の国の人が言う言葉ではないでしょうか。
アメリカは常に「攻める」側の国です。
自分からしかけておいて「守る」とは
いかにも訴訟の好きな国民が言いそうな言葉ですね。
日本の暴力団の縄張り争いだってそんな理不尽な事は言いませんよ、きっと。

それでも、もしその方が戦争が好きで、人を殺してみたいと思って
それを誤魔化すために「国を守る」などと言っているのなら
それはそれで「よく思いつきましたね笑」と誉めてやってもいいでしょうが
心底から「国を守る」だなどと思っているのだったら、
知性を疑ってみる必要があるかもしれません。

戦争はあっても仕方ないと思います。
その理由が「侵略」でも「制裁」でも「国を守るため」でも「復讐」でも
何でも構わないと思います。生き物は争う事も必要です。
ただ、理由のすり替えだけはするべきじゃありません。
どんな理由だろうと、それを隠さずに堂々と前に出して戦うべきです。
同じように、勘違いをしたまま争いに加わるのも恥ずべき事だと思います。

cliomaxi · Answer

先の大戦以後日本は幸運にも交戦していませんが、アメリカは朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン侵攻、イラク戦争等何度も交戦しています。
日本人には理解し難いかも知れませんがアメリカでは或る意味当たり前のようなのもです。
彼らにとって彼らこそが正義ですからその正義を遂行する事は正しく尊い事なのです。
納得なんてしたくないですけどね。
世界の警察と言うより世界のジャイアンだと感じます。

blindcrow · Answer

こんばんは。

基本的に戦争を好きな人はいませんが、時には戦争が必要な時があります。イラク戦争でイラクがアメリカに対して宣戦布告をしました。なぜでしょう？明らかに力の差があるにもかかわらず、あえて戦うことを選択したのです。

戦争が起こる前には必ず理由が生まれます。それは民族性であったり、経済的な反発であったりしますが、大抵の場合は大義名分があるはずです。
しかしながらアメリカは適当な理由を挙げて大義名分を作り、将来アメリカにとって脅威となるような国に対して予防措置として戦争を起こしてしまいました。
これからもイランやアラブ諸国に対して無意味な戦争を仕掛けていくでしょう。
これは大陸民族の感覚で、特にアメリカは他民族が集まってできている為、他の国を敵にしておかないとまとまらないからです。そうしないとアメリカ自体が内紛に陥ります。

質問者さんの旦那さんは大陸民族ですので、基本的に他の国を敵とするのは当たり前のことなのです。そういう環境で育っていますから。
戦争に参加することを考える前に相手の国柄、考え方をまず知りましょう。
イラク戦争にしろ大東亜戦争にしろ、アメリカは自分の国にとって脅威となる相手は潰すことが大前提です。
日本では昔から「服従させる」といった感覚がないために不自然に思えますが、大陸民族では普通です。自分たち以外はみな敵なのです。

イラク戦争は昔日本が起こした大東亜戦争とよく似ています。自分たちの民族性、習慣を壊されるとなれば人民も立ち上がります。「窮鼠猫を噛む」ということわざ通りです。

＃１さんの意見はちょっと過激ですが、私も賛同できます。イラク戦争で見つからなかった大量破壊兵器がアメリカの大義名分です。なかったんですよね？それについての保障や謝罪はどうなるんでしょう？
一度旦那さんに聞いてみて下さい。それと大東亜戦争で使った原爆は一般市民を巻き込んで大量虐殺しています。日本はあくまでも軍事施設しか襲っていません。
この辺に関しても是非聞いてみて下さい。

「アメリカはいつまでテロ活動するのか？」と。

sansui5555 · Answer

ご主人は立派な愛国者であると思います。
アメリカの対イラク政策には色々批判が多いですが、私はブッシュ大統領のイラク戦争開戦の決断は正しかったと思っています。
「大量殺戮兵器が無かった」事で、批判を受けていますが、サダム・フセインは必ず近い将来、核兵器を手に入れたはずです。
そうなってからでは遅いのです。
フセインが核兵器を手に入れれば必ず、世界を恐怖と混乱に陥らせるでしょう。それを防ぐ為の戦争であり、「復讐の為」ではありません。
フセインを倒す事により、中東に民主主義国家を建設する事、長い間、独裁者の圧政に苦しんだイラクの人々を解放する事。
イラク戦争の意義は非常に深く、遠大な目標の為に戦っているのです。
決して「石油利権の為」などでは無いと思います。
石油など、ドルでいくらでも買えます。アメリカの若者が命を捧げる価値などありません。

戦争に参加する理由が分かりません

まず、アメリカがイラクに介入した理由の1つに、石油の問題があります。

国に対する認識がアメリカ人と日本人では大きな差があります。

「幸せ」とか「復讐」の解釈はともかくとして

先の大戦以後日本は幸運にも交戦していませんが、アメリカは朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン侵攻、イラク戦争等何度も交戦しています。

こんばんは。

ご主人は立派な愛国者であると思います。

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