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地上げというのがバブル時代に行われていたそうですが
その仕組みと手段とメカニズムや結果や目論見を知りたいのですが
どなたか教えていただけませんか?

A 回答 (3件)

 都市の土地は、ほとんどが元々都市に住んでいる個人の住宅地です。

ですから、それぞれの区画が50坪とかそれ以下の小さな面積に区切られています。

 このような地域が、都市化が進んで周辺が商業地域となった場合、小さな面積のままでは高層ビルも建てられず、そこに店舗を構えても売り上げが上がりません。つまり土地の価格も低いままです。

 ところが、道路に囲まれた大きな土地にある全部の区画を買い取って、1区画にすることができれば高層マンションや複合商業ビルを作ることができます。
 この様に、広い大規模施設を作ることのできる土地は、当然価格も高くなり、以前の二倍・三倍といった値段で売ることができます。

 普通、その土地に50軒の家が建っているとすれば、45軒程度は普通に買取交渉を行ない適当な価格を提示すれば、買い取ることができます。
 最後に残った5軒が、「どれだけお金を積まれても絶対に売らない。」と言い出したりしたとき、No.1の方の3)のやり方で強引に相手が売るように仕向ける事が行なわれました。
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当時はインターネットの無い時代でした。

商業の大中心地である為には、
大オフィスビルと、そこに近いマンションを沢山造って、地域のビジネス上の
利便性を高める事が、必要?とされました。
で大都市を中心として、古くからそこに住んでいる人達にどいて貰ったり
してまとまった土地を手に入れる事が合法、非合法?で行われたようです。
バブル自体お金のある資産家が、お互いの持ち株や不動産、ゴルフの会員権等を
価値あるモノと認め合って、どんどん高値で売買し、
銀行も調子に乗ってそれらを担保にどんどんお金を貸し、最後には本当の価値を
遙かに上回る値段が付いて、最後に誰も買わなくなるのが(バブルがはじける)
事だと思いますが・・・

当時の世相として、日本以外のアジアには、まだまだ開発途上以前という
感じでしたが、一部シンガポール、香港、韓国等に高層ビルがポンポン立ち
初め、台頭してきた事もありこの先、アジアでのビジネス中心地は東京で無くなる
かも?という事を映画『マルサの女2』で三国蓮太郎扮する、地上げの黒幕が
いってました。これ自体遠からずいい答えに思えます。

で、結果ですが、アメリカの若い、投機家連中にそんなに高いの
続くわけないじゃん、とカラ売りを仕掛けられてその後の
金融政策の失敗もありホントの崩壊が始まりました。
でも、初めの内はみんなそんなに心配してなかったような気もします。
戦後、とにかく右上がり、右上がりの日本でしたから・・・
当時、株の売買をしていた母に朝「もう売ったほうがいいかね?」と訊かれて
「午後までまてばもうちょっと上がるじゃない」なんていい加減に答えてました。
・・・塩漬け。

だいたい、外国人にここはアフリカの田舎より英語が通じない、と言われる国では
シンガポールや香港のほうが便利だし、物価も考えたらアジアの拠点を東京以外に
置かれてしまうのは、仕方ないかもしれません。日本の場合ネットビジネスの寵児達も
結局は六本木大好きなわけで、お金持ちになると気持ちが変わるのかもしれません。
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色々なケースがあったと思いますが、個人的記憶している事をお答えします。



特定の目的を持って、売りに出ている土地を買うのではなく、買いたい土地を買う(所有者が売るように仕向ける)様に行動する事が「地上げ」と言われていました。

当時顕著だったのは、細かく所有者が分かれた区画全体でビルを建てる事を計画し、
1)最初は売却打診をして売る人から買う
2)税金がかからない裏金を払うなど、売り渋りをしている相手を、条件変更で説得する。
3)強硬に売る事を拒否している残った地主に圧力をかけ、売る様に(強引に)仕向けて行く。
といったやり方をしていました。
1)~3)全体が「地上げ」なのですが、特に3)の部分が話題になり、その方法が「地上げ」と言われる事もありました。
3)についても、買い取った土地を全て裸状態にして、全体をゴーストタウン化して、住みにくく商売できないようにすると言う合法的なものから、ヤクザを使って脅し、放火・ダンプの突っ込みなどの完全に犯罪行為にまで至るものもありました。
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