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「羽」「羽根」の違いは、何でしょうか?
真面目な質問です。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

こんにちは。



これまでの回答者のご意見は、一枚一枚の羽毛が「羽根」で、翼が「羽」ということのようですが、そしてあるいは一般的なイメージとしてはそうなのかもしれませんが、鳥類学の語法ではだいぶ違います。

鳥類学の専門用語としては、(羽毛であれ翼であれ)「羽根」という表記は使いません。また、「羽」は翼の意味というのも鳥類学では当たりません。(鳥類研究を仕事とするある団体に在籍された方が「羽根図鑑」という本を著されていますが、推察するにタイトルの表記は、一般むけに編集者が考えたものではないかと思います)

鳥類学の表記では、翼はあくまで「翼」と言い、一枚一枚の「はね」は通常「羽毛」と言います。それぞれの「羽毛」を部位や機能により区別して言うときには、「風切羽(かざきりばね)」「尾羽(おばね、びう)」「体羽(たいう)」「真羽(しんう)」「綿羽(めんう)」というように「羽」を使って表記します。

Wikipediaの「羽毛」「羽根」あたりの解説は、鳥類学の世界で一般に受け入れられている定義とはまったくことなり、私には噴飯もののように感じられます(どこの世界でこのような定義が使われているのか教えていただきたいものです)。インターネットの情報が玉石混淆と言われることの良い実例のように思われます。
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【羽】


(1)鳥の全身を覆う毛。羽毛(うもう)。万葉集(8)「水鳥の鴨の―の色の」
(2)つばさ。今昔物語集(4)「鳥のいはく、…我が―に乗るべしと」
(3)虫のはね。源氏物語(空蝉)「空蝉の―にをく露の」
(4)矢につける鳥の羽根。矢羽根。
【羽根・羽・翅】
(1)鳥の羽の根もと。〈和名抄(18)〉
(2)鳥または昆虫類のつばさ。また、飛行機のつばさにもいう。万葉集(10)「梅が枝に鳴きて移ろふ鶯の―白(しろたえ)に沫雪そ降る」。平家物語(8)「蝶の―をひろげたるやうに左右の袖をひろげて」
(3)鳥の全身に生えている羽毛。「―蒲団」
(4)矢の頭の羽。やばね。
(5)(「羽子」とも書く)羽子(はご)に同じ。(季)新年。「―をつく」
(6)蒸気タービン・水車・送風機などで蒸気や水の衝撃を受けたり、空気に圧力を与えたりする薄い金属片。→羽根車。
(7)紋所の名。はねの形を合せて描いたもの。
◇「羽根」は、~や羽を加工した場合(例「赤い羽根」)に多く使う。「翅」は、昆虫の場合に使う。
→―が生えて飛ぶ
→―を交(かわ)す
→―を交(かわ)せる鳥
→―を垂る
→―を並べる
→―を伸ばす
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No.4のものです。

鳥類学は一応、専門家ですが、国語学は一般人です。

鳥類学のことを夢中で書いてしまいましたが、一般的な用法としてどうか、という話であれば、「はね」は大和言葉ですので、漢字を当てるさいに「羽」をあてるか「羽根」を当てるかは、ほとんど趣味の問題で、どちらがどう違うという区別はなく、どちらでもよいのではないかと思います。
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以下、「朝日新聞の用語の手引 '05-'06年版」(発行:朝日新聞社)の引用です。





〔主に翼、昆虫のはね。比喩にも〕
トンボの羽、羽が生えたように、羽を伸ばす、羽を広げる、飛行機の羽

羽根
〔バラバラにした鳥の羽、羽根形の器具・部品〕
赤い羽根<共同募金>、追い羽根、タービンの羽根車、羽根付き、羽根布団、風車・扇風機・竹とんぼ・プロペラ・スクリューの羽根、ヘリコプターの羽根<回転翼>、矢羽根
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「羽」は「生えているもの」


「羽根」は「抜けたもの」
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「羽」は翼の意味で、「羽根」は翼にはえている1本1本のことを言うのでは?


「はねをのばす」、「はねをやすめる」は、「羽を伸ばす」、「羽を休める」で、「あかいはね」、「はねぺん」は「赤い羽根」、「羽根ペン」です。
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