アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

行くと・行けば・行くなら、この言葉の違いを教えてください。例文も教えて頂ければ嬉しいです。

A 回答 (2件)

共通している用法はありますが、使われ方に少しちがいがあるようです。



「行くと」=動詞「行く」終止形+助詞「と」
「行けば」=動詞「行く」仮定形+助詞「ば」
「行くなら」=動詞「行く」終止形+助動詞「だ」仮定形

「彼が行くとうれしい」
「彼が行けば、僕も行こう」
「彼が行くなら、僕も行こう」「彼が行くならうれしい」
1)順接の仮定条件。その中で「と」はそれらが順当に起きることを示し、やや断定的。「ば」は意志的、推量的なことを示すことが多いようです。「なら」は断定・仮定双方の用法を持ちますので、どちらに使っても違和感がないようです。

「先生が行くと、授業が始まる」
「先生が行けば、授業が始まる」
2)一般条理の条件を示す
この場合に「なら」を用いることは比較的少ないようです。

「と」のみの用法に
3)「その時」「その場合」を示す。
「私が行くと、みんながおどろいた。

また「ば」は「なら」「たら」など仮定形についても使われますが、「なら」も「たら」もそもそも仮定形で仮定条件を示しますので、省いても意味に差は出ません。「彼が行くならばうれしい」「彼が行くならば、僕も行こう」

他にも「と」「ば」「なら」には用法のちがいがありますが、「行く」という動詞に付いた場合では以上のようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。とても分かりやすい書き込み助かりました。

お礼日時:2006/06/01 12:52

い・く【行く】


〔自五〕
(奈良・平安時代から「ゆく」と併存。平安・鎌倉時代の漢文訓読では、ほとんど「ゆく」を使い、「いく」の例は極めて稀。助詞「て」の下では「いく」が多い)「ゆく」に同じ。万葉集(14)「いで吾(あれ)は―・かな」。伊勢物語「伊勢の国にゐて―・きてあらむ」。土佐日記「幣(ぬさ)には御心の―・かねば、み船もゆかぬなり」。世間胸算用(1)「すこしづつ徳の―・くやうにして返す物ぢや」。「納得が―・く」

ゆ・く【行く・往く・逝く】
〔自五〕
(奈良・平安時代からイクと併存。平安・鎌倉時代の漢文訓読ではほとんどユクを使い、イクの例はきわめて稀)
(1)現在いる地点から出発して向うの方へ進行・移動する。
(ア)前方へ向かって進む。離れ去る。万葉集(15)「真楫(まかじ)貫(ぬ)き船し―・かずは見れど飽かぬまりふの浦に宿りせましを」。「―・けども―・けども山の中」
(イ)目的地に向かい進む。出向く。古事記(中)「いざ子ども野蒜摘みに蒜摘みにわが―・く道の」。「外国へ―・く船」
(ウ)目的の所に到達する。とどく。万葉集(5)「家に―・きて如何にか吾がせむ枕づく妻屋さぶしく思ほゆべしも」。「もうじき知らせが―・くはずです」
(エ)ある段階に達する。「そこまで―・けば玄人だ」
(オ)(「そこへ―・くと」「そこへ―・けば」の形で)その点から考える。「そこへ―・くと日本は狭い」
(2)ある所を通過して進む。
(ア)通り過ぎる。通行する。古事記(中)「浜つ千鳥浜よは―・かず磯伝ふ」。「道―・く人」「―・く雁」
(イ)水が流れ去る。また、風が吹きわたる。斉明紀「飛鳥川みなぎらひつつ―・く水の間もなくも思ほゆるかも」。万葉集(11)「わが背子が浜―・く風のいやはやに早事なさば」
(ウ)年月・時日などが経過する。万葉集(9)「とこしへに夏冬―・けや皮衣扇はなたず山に住む人」。「―・く年、来る年」
(3)道などが通じる。通っている。万葉集(2)「三笠山野辺―・く道はこきだくもしじに荒れたるか」。「学校へ―・く道」
(4)ある方法で事を行う。「名案だ。それで―・こう」
(5)《逝》死ぬ。逝去(せいきよ)する。伊勢物語「つひに―・く道とはかねて聞きしかど」
(6)年齢が進む。成長する。平家物語(2)「わが身の年の―・く事をば嘆かずして」。好色五人女(5)「年の程十五か六か、七までは―・かじ」
(7)心が満たされる。万葉集(3)「わが屋前(にわ)に花そ咲きたるそを見れど心も―・かず」。「納得が―・く」
(8)物事がはかどる。進展する。古今著聞集(12)「相論事―・かざりけるに」。愚管抄(3)「万機の沙汰の―・かぬ様になるとき」。「にっちもさっちも―・かない」
(9)ある事態が生起する。生ずる。玉塵抄(23)「風は乱の―・くにたとへられたぞ」。玉塵抄(26)「大ひでりが―・くぞ」。世間胸算用(1)「お伊勢様も損の―・かぬやうに」
(10)(嫁・婿などになって)他家に移る。毛詩抄「その―・く時分が秋冬でよい時分ぢやぞ」。「養子に―・く」
(11)他の動詞に付いて「物事が次第に進行する」「引き続いて進行する」意を表す。口語では助詞「て」を介して動詞に付く。万葉集(3)「語り継ぎ言ひ継ぎ―・かむ富士の高嶺は」。「やせて―・く」
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。とても詳しく勉強になりました。

お礼日時:2006/06/01 12:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!