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この20年で「未婚率」が急上昇しています。
国勢調査結果では、1980年→2000年で、30代前半の男性が21%→43%に倍増、女性が9%→27%に3倍増となっています。

未婚率の増加自体は、欧米やアジアでもある一般的な状況のようですが、この日本で、この20年の間に、どういう「価値観の変化があったかのか?」に興味をもっています。

特に、未婚率が3倍増となった女性についての仮説として、
・「シゴトに人生をかけ、ずっと自立していたい」と考えて結婚しない女性は少ない
・ひとり気ままな“現状の安定”をよしとして、積極的に結婚しようと考えない女性が多い
を想定し、

その社会的背景の価値観変化として、
◎「家族=血縁や婚姻の繋がり」への絶対信頼や欲求が大きく低下している・・・
と考えています。

また、仕事の生きがい度や、オフの人間関係が急上昇したとの傾向はないようで、それらが家族の繋がりの低下をカバーしている訳ではないようなので、

現在の未婚率上昇は、
「アンカーを喪失した、浮草現象」と想定しています。

この20年、雇用の多様化、税制や社会保障サービスの方向転換、国際的には社会主義国の崩壊など大きな変化があり、社会環境やその評価は大きく変わりましたが、その他含めた社会変化が結果として・・
上記の仮説「血縁や婚姻の繋がりへの絶対欲求の低下」を検証したいと思っています。

どなたか参考になる情報をお持ちではないでしょうか?
よろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

未婚率上昇の要因は複数あると思いますが、質問者さんの「血縁や婚姻へのつながりへの絶対要求の低下」という仮説はあまり実感がありません。


というのは、周囲にいる30歳以上の女性未婚者の多くは親と同居のケースが多く、むしろ血縁(自分の親)との繋がりが強いため結婚しないように思えるからです。もちろん親との同居は経済的な理由からだとだと思いますが、男女雇用均等法施行以降、女性の経済力があがり自立できる収入が得られるようになったにも関わらず自立しようとしないのは、精神的な自立心が弱くなったのでしょう。

ちなみに、参考URL(厚生労働省の国民生活白書)の付表3-1-1(親同居未婚者数の推移)では1975年と1996年までの間、仕事を持つ若年未婚女性の親同居率は全ての世代で上がっており、私の実感に合致しています。

「価値観の変化」という視点で考えれば、経済的な事情がライフスタイルに影響しているという点では今も昔も変わらないように思います。
昔は、女性が生涯続けられる職業が限られていたため結婚することで収入の安定を得ようとしましたが、今は女性が仕事を続けることも可能であり、夫となる世代の男性より親のほうが収入(年金を含む)が安定しているため結婚しなくなっただけのことだと思います。

参考URL:http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h15/ho …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
大変参考になりました!

そうですね、「母娘」とかよく言われますよね
確かに、未婚者でもほとんどは婚姻希望もあるようですし、私の仮説より、「精神的な自立心が弱くなった」と考える方がまず自然ですね。

ありがとうございます。
「自立」をテーマに考えてみます。

お礼日時:2006/06/02 09:50

婚姻は男女双方の同意に基づいて行なわれるものなので、


女性に関する仮説のみでは何もわからないと思います。
同時に女性に対する政策の実行でも何も解決しません。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
女性だけを取り上げたのは、両方だと文章が長くなるのと、法制度等も含む社会環境の変化が、女性についての方が大きかったと考えたためです。
仮説(アンカーをなくした浮草現象)については、むしろ男性の方が顕著かもしれないと考えています。

お礼日時:2006/06/02 09:44

足:車、飛行機など


目:情報。隣の家の芝生は青い。を通り越して都会の芝生は青い。が見えるようになった。

など、発達したのが原因。
昔の人間の行動範囲って限られたんです。

飛び出したはいいけど、特定の場所に根を張ることを止めた人間が多いですね。

>>、「結婚とうるさく言う人が減ってきた」
これはイベントが形式化したことが原因です。
敬語と同じく、本来使うべくして使う時に使わなくなった。
結婚の価値が堕落した。
結婚詐欺、偽装結婚、仮面夫婦、熟年離婚など。
消費者金融から逃れるための偽装結婚は流行ってますからね。
戸籍泥棒も。

結婚に対する価値を堂々と下げる輩を駆除しない事には解決は出来ないでしょう。
芸能人も離婚しすぎ。
家庭人でもない人間が尊敬される世の中も良くない。
役所自身も戸籍の扱いが悪い。

こういった「結婚の価値」に何も対策を立てていないのが良くないのでしょう。
口で言って価値が上がるはずも無いですからね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。

日本に限らず、欧州やアジアの一部など、経済が成長し生活が便利になった国はどこも婚姻率、出生率とも日本と同じくらい低下していますので、「生きていくことの簡単さ」が、「ひとりでも・・、ひとりの方が・・」的な考えに繋がっていると思います。

お礼日時:2006/06/02 09:56

>日本的意味は何か?を理解したいと思っています。




一言で言うと、成長への欲望の欠如ですね。

努力して大きな成功を目指すよりも、努力せずほどほどの成功を目指す人が増えたという事です。

団塊の世代が学生運動を失敗した後に、大学は教育を放棄しました。
教育するとアカになるからですね。
お馬鹿でお人好しで人のいいなりになる人が理想という社会になったわけです。

浅間山荘事件が一つの分岐点だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「成長への欲望の欠如」「努力せずほどほどの成功を目指す人が増えた」とおっしゃる通りだと思います。

未婚率が急上昇を始めたのは80年代で、高度成長が終わり、家電や娯楽も既に浸透してしまった時代でした・・

お礼日時:2006/06/02 10:05

結婚は、カップルが自然の流れでゴールに至るケースもありますが、社会の圧力でゴールインということも多いです。


昔は、親が戦中生まれや戦前生まれだったので、同棲に抵抗があったり、20代の内に結婚するように圧力をかけていたと思います。
又、価値観や嗜好の差が少なかったので、誠実であれば、それなりに気に入って結婚というパターンも多かったと思います。

現在は、団塊の世代が親ですから、友達親子という感じですから、結婚よりも母娘で楽しむという生活も増えていますし、子供に圧力をかける親も減りました。

30代になると、男性も女性も社会での立場も上がり、何かと忙しくなるので、初々しく結婚という流れにはなりにくいです。
やはり、20代の勢いと若さがあるうちだったら、欠点も目に付きにくく、結婚しやすいと思います。

団塊の世代と、団塊二世がキーワードだと思います。

過密で競争が激しかった団塊の世代は、子供にはそれは要求していません。その結果、子供を産まず、人口を減らす(競争を減らす)という社会に誘導しているということでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通り、「圧力をかける親が減ってきた」通りだと思います。

ただその原因が、「団塊世代」「団塊ジュニア」かについては疑問があります。
日本の世代変化を、戦後世代→団塊世代→断層世代→新人類→団塊ジュニア→ポストバブルと説明するものがありますが、団塊の次、断層世代や新人類が親なら“圧力をかける”ようになるとは想像しにくい所があります。

現在の便利な時代は、モノだけでなく、ヒトすらも流動性が高く、シゴトもナカマも、実は簡単に代替できる時代ですが、家族や子供や親は、とって替えることができない=個人の存在の証しだと思います。

そこへの関心が低下している状態、これは日本に限らないようですが、その日本的意味は何か?を理解したいと思っています。

よろしくお願い致します。

お礼日時:2006/06/01 15:33

結婚、結婚とうるさく言う人が減ってきたからでは。


相応の歳になると、「結婚してない」というレッテルで見られていましたが、最近は結婚していなくても普通と言う風潮があります。

あせって結婚したいオーラを出したり、お見合いなどをしなくなったから。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「結婚とうるさく言う人が減ってきた」その通りだと思います。

ただ、今回知りたいのは、「結婚とうるさく言う人が減ってきた」というのはどういうことか?ということで、それが「“家族”への絶対欲求の低下」「アンカーのない浮草現象」なのか確かめたいということです。
よろしくお願い致します。

お礼日時:2006/06/01 15:13

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