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「耐薬品性」という言葉を使った注意書きの文章に疑問を感じているので、いい文例がありましたらアドバイスお願いいたします。

当社のある製品Aの取扱説明書原稿をチェックしているのですが、注意事項に(1)のような文章があります。
 ※製品Aは液体などを内部に通過させる、ステンレスやプラスチックでできたものと考えてください。

(1)「本製品が耐薬品性のない物質の送液は行わないでください。」

一方、製品Aと同類の別の製品の取説では(2)のような文章になっています。

(2)「本製品に耐薬品性のない物質の送液は行わないでください。」

(1)は助詞が変な感じなので、(2)のように直そうと思ったのですが、(2)の方も疑問が残ります。

薬品BやCは製品Aの材質を溶かす性質があるとすると、言わんとしているのは、
「本製品(A)が耐えられない物質(B、C)の送液は(製品Aが溶けたり破損してしまうので)行わないでください」
なのですが、(2)の文は、
「本製品(A)に耐えられない物質(B、C)の送液は(B、Cの性質が製品Aにより変化してしまうので)行わないでください」
という解釈もできそうな気がします。

「耐薬品性」という言葉は当社の用語統一規定の関係で出来るだけ削除したくないのですが、意図を誤解されない良い文例がありましたらご教示ください。

A 回答 (8件)

この用語は、“耐薬品性が向上する”や“優れた耐薬品性を誇る”といった使い方をするもので、“(AはBに)耐薬品性がある/ない”と表現すること自体が変なんだと思います。

多くの薬品あるいは濃度の高い薬品に対して総合的な耐性があることを指すのであって、ある特定の薬品に対しては「耐性がある/ない」なのではないかと。

誤読されないことを優先するならば、次のような表現はどうでしょうか。
「本製品が耐性を持たない物質(別表1参照)の送液には使用しないでください。」

違和感はありますが、最低限誤読されないレベルで用語を入れるなら、
「本製品の耐薬品性対象外の物質の送液には使用しないでください。」(以下に耐薬品性表示)

望ましくはこんな表現の方がよいように思います。
「以下の物質は、本製品を変質させる恐れがありますので、送液および洗浄などに使用しないでください。」(いかに物質列挙)

どんなもんでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「耐薬品性」という用語の使い方はおっしゃる通りだと思います。
確認したところ、「耐薬品性」という用語を無理に使う必要はないようなので、「耐性」という言葉を使うか、
素直に「本製品が耐えられない物質」という表現を検討してみます。

お礼日時:2006/06/09 23:05

No.6,7です。


>一般に、「耐薬品性」という用語は固体材料に使用し、気体や液体には使用しません。
であれば「本製品に」という言葉を取り去ることによって、
ますます「耐薬品性のない物質」が何のことか理解できなくなると思います。

No.5のお礼欄をよく読まないで回答してしまいましたが、
「耐薬品性」という言葉を無理に使わなくて良いのなら、
平易な言い方で書くほうが、使う方も楽ですし、質問者様も楽だと思います。
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この回答へのお礼

「(本製品に)耐薬品性のない物質の送液は行わないでください。」
この文章が合っているのか、合っていないのか。
考えれば考えるほど訳がわからなくなって、このサイトに質問した次第であります。
ご指摘のように、「本製品に」という言葉を取り去ると、「耐薬品性のない物質」が一まとまりの言葉として強調された形になり、このわかりにくい表現を無理に解釈するようユーザー様に強要することになってしまいます。
我々メーカー側はこのような曖昧な文章が有っても製品知識が有るが故、適当に解釈して読み流してしまうきらいがあるようです。
お客様の立場に立って文章をチェクする事が大切ですね。

お礼日時:2006/06/10 21:13

>「送液」という言葉は広辞苑に載っていませんが、パイプなどの配管で液体を送るという意味です。


>漢字そのままの意味なので、特に説明書きはありません。
品物を手にしている場合の話ですから事情は違うのでしょうが、
私は「送液」という言葉を「液体を容器に入れて郵送すること」かもしれないと思ってしまいました。

「本製品に」を削除すると、ますます後者の意味になりませんか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>「本製品に」を削除すると、ますます後者の意味になりませんか?
一般に、「耐薬品性」という用語は固体材料に使用し、気体や液体には使用しません。
また、別表の「耐薬品性一覧」には、エタノールは使用可、硫酸は使用不可、という風に、薬品ごとの製品Aの耐性を示しています。
なので、「耐薬品性のない物質」とは、耐薬品性+否定語で「耐薬品性一覧で“使用不可”の物質の事なんだな」と(やや強引ですが)解釈できます。

※「耐薬品性一覧で使用不可の物質」と表現しないのは、一覧表に掲載されている薬品の種類が限られており、意味を限定しないためです。
化学物質は構造が似ているものを挙げればキリが無いですから。

お礼日時:2006/06/10 06:28

質問者様がおっしゃられる二つの解釈は、どちらも物質BやCの使用を禁止しているわけですから


どちらの意味で解釈されても問題が無いのではないでしょうか。
むしろ「本製品に」という言葉が「耐薬品性の無い」と「送液」のどちらにかかるのか明確でないため、
文の意味自体が理解できない虞があるように思います。

また「耐薬品性」という言葉より「送液」という言葉に違和感を覚えますが、
「送液」という言葉についての説明はどこかでなされているのでしょうか。

以上を考えますと
「本製品に耐薬品性のない物質を使用しないでください」というのが良いように思います。
但し「耐薬品性」という言葉のニュアンスがわからないため、適切な用法なのかどうかは判断できません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
質問対象の文章、実は、「本製品に」という言葉を削除すると、幾分マシになるなと感じておりました。
「耐薬品性のない物質の送液は行わないでください。」

「送液」という言葉は広辞苑に載っていませんが、パイプなどの配管で液体を送るという意味です。漢字そのままの
意味なので、特に説明書きはありません。

回答いただいた文例は「送液」以外の動作にも使え、最も汎用性のある文章だと思います。
ただし、No.5さんのご指摘のように、「耐薬品性のない」の部分は変更したほうが良さそうです。

お礼日時:2006/06/09 23:51

2段階に表示されたらどうでしょうか。



たとえば
「本製品の耐薬品性は 薬品BやCにより損なわれます。
安全の為、薬品BやCの送液は行わないでください。」

で良いと思いますが、物質(B、C)によりその効力が損なわれるのに、「耐薬品性」と言う言葉を使う事には、問題があると思います。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
質問対象の注意書きでは、具体的な薬品名は書かないのが慣例となっております(耐えられない薬品の種類が多いので)。
確かに、よく考えると「耐薬品性を損なう」は変というか、特殊な場合にしか使えない表現ですね。
例えば、金属の上に樹脂でコーティングした面があり、コーティングに有機溶剤を接触させて樹脂を溶かし、金属面を剥き出しにすると、強酸などに侵され易くなります。
このとき、有機溶剤が「耐薬品性を損なう」物質となりますよね。

お礼日時:2006/06/09 22:46

  このやうな書き方は如何でせうか。


「本製品は、耐藥品性の素材を使用してゐますが、強アルカリ性もしくは強酸性の液体や、氣體は流さないで下さい。」
  具體的に、ペーハー値の限界を指定するとか、物質名を指定するのが使用者に親切だと思ひます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
当社の取説では、安全上の警告事項として質問対象の耐薬品性の注意書きが入り、具体的な耐薬品性は別表というスタイルをとっています。

別表の無い簡易的な取説には使えそうなので、今後の参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/06/09 22:19

直接の回答ではありませんが、



>「本製品(A)が耐えられない物質(B、C)の送液は(製品Aが溶けたり破損してしまうので)行わないでください」
のことだけを意味する文章にしたとして、ユーザーが、
「本製品(A)に耐えられない物質(B、C)の送液を行い、(B、Cの性質が製品Aにより変化してしまった」場合のことは、考慮しなくても良いということなのですか?

両方について注意書きが必要なような気がするのですが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ご指摘のように、B、Cの性質が製品Aにより変化してしまう場合も考えられるのですが、安全上の警告文章なので、ここでは考慮しません。
ちなみに、(1)、(2)とも、「破損のおそれがあります。」という文が続きます。

お礼日時:2006/06/09 22:03

なるべく原文を尊重して、



「本製品の耐薬品性を損なうような物質の送液(を・は)行わないでください」

てな感じでいかがでしょう。

<まったく余計なお世話、すみません>
術語を多様されるご社風と感じますが、なるべく減らしたほうが安全だと思いますよ。(2)例のように致命的な意味逆転が起きると、QCの点からいってもちょっとまずいのでは?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
原文からの変更が少ない点が良いですね。
参考にさせていただきます。

ご指摘のように、無理して「耐薬品性」という用語を使おうとするから、変な文章になってしまうんですよね。
なお、この用語を必ず使わなければならないというのは私の勘違いだったようです。
よく調べてみたら、別の取説の文章はこの用語を使用しておらず、
「本製品が耐性のない物質の~」という出だしになっていました(こちらも助詞が変ですが…)。

お礼日時:2006/06/09 21:48

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