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私には、外国に20年来の文通相手がいるのですが、その友人に、先日の手紙で、「神道と仏教に興味があり、あなたはどちらですか?」といった内容の質問を受けたんです。私の答えとしては、「どちらも」というのが正しいように思うのです。
日本人としては神道ってだれもが根底に持っているように思いますし…
とにかく、その辺りをうまく説明できないでいます。何かわかりやすく説明しているサイトをご存知の方、または詳しい方教えていただけませんか?

A 回答 (4件)

神道は厳密には宗教ではありません。

教義がありませんので。
天皇と同じ時期に、韓国から伝来したのですが、韓国では神道的行事を各家庭で行っていますが、宗教とは誰も思っていません。
儒教と一体化した生活習慣という感じになっています。

神道が、西洋的宗教の影響を受けて、宗教っぽくなったのは明治以降です。国家運営と密接に。
そもそもカミという言葉は、なんとなくうえのほうという意味でしたが、GODの日本語訳をするときに、神という言葉を選んだ物だから、逆に神=GODという間違ったイメージが発生したとも思います。

神道は他の宗教と並立できる生活習慣的な物だと言っておけばいいでしょう。

東アジアの騎馬民族の国では、神道的な神聖思想がありますが、ルーツはウラルアルタイ地方です。
インド=ヨーロッパの基となるアーリア人も騎馬民族です。

アーリア人の子孫は、北欧、ドイツ、イングランドあたりにいます。
ドイツの神聖思想(ゲーテやシュタイナーやナチス)なども、相当遡れば神道と同じルーツなのです。

神道や他の神聖思想=神経質で几帳面な生活習慣
ということですね。

掃除して塩まけば神道です。
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この回答へのお礼

詳しく説明していただき、ありがとうございました。神道と言われるとなんだか肩に力が入ってしまいますが、生活習慣的なものと考えると納得できます。あたりまえのように普段行っていることの多くが神道に基づくものなんですね。

お礼日時:2006/06/15 20:44

日本神道は、自然崇拝・先祖崇拝の古代宗教の形態をとり、現存するもっとも古典的な宗教と言われています。


ですので、神との契約に基づく宗教(キリスト教・ユダヤ教・イスラム教)から見ると理解しがたいものとされています。

歴史からみても、日本神道の主宰者である天皇家が仏教を庇護しているので、混在した考えが残っていますね。
神仏分離は明治以降に行われたものですので、皇族が門主を勤めている寺院もあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。本当に追究しようと思えば奥が深いですね。
実家には神棚も、仏壇もありますし…
説明するのは難しいです。今回皆さんの回答のおかげで勉強になりました。

お礼日時:2006/06/15 20:55

こんばんは。



神道とは所謂、日本人にとっての生活規範であり道徳律ではないでしょうか。仏教には戒律や経典があり、一つの体系のある宗教ですが、神道の場合はそう言った物が無く、云わば土着のネイティブな信仰であるため、経典などは存在しません。日本に昔からある、「お天道様の下で恥ずかしくないように生きる」のように、自己責任で生活を行う際の精神的規範となって、日本人の血の中に連綿と流れているものだと思います。

ですので、外国の方に説明する際に、(英語は自信ありませんが・・・(恥))
morality=神道
religion=仏教
で良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすく説明いただきありがとうございました。うまく友人に伝わるかどうかわかりませんが、私なりに皆さんのアドバイスを参考に、返事を書きたいと思います。

お礼日時:2006/06/15 20:48

 先に断っておきますがこれは私の個人的意見です。



 「どちらも信仰できる」ことこそが多神教の神道を信仰している証拠だと私は思うのです。

 というのは、一神教の場合、この世に神は一人しかいないわけで、他には存在しないし、他にいてはいけないのですね。だから代表的なところで言うとキリスト教とイスラム教の対立は根が深いのだと思うのです。
 他に政治的なことも絡んでいるので必ずしも宗教だけの問題でもないのですが。

 多神教はもともとその宗教自体に神様がたくさんいて役割分担があるので、他の宗教の神様が入ってこようが受け入れられるんです。懐が広いのですね。
 
 歴史上確かに日本でも宗教対立はありましたが、キリスト教とイスラム教の対立ほどひどくなく、結局日本の地で上手く住み分けています。
 結婚式はキリスト教式と神式が多く、葬式は仏式とキリスト教式が今は主流です。
 除夜の鐘は寺で鳴らして年が明ければ神社で初詣。
 上手く使い分けてますよね?

 これは神道が根底にあってこそと私は考えます。

 だから私は、メインは神道でサブに仏教とキリスト教です、と答えるでしょう。

 但し、神道も色々流派があり、本来は多神教なのですがたった一つを祀る流派も存在するようです。

http://www.cac-net.ne.jp/~kaichiro/sindo.html

 一神教一筋の方々には信じられないでしょうけどね(苦笑)。
 海外の、特に欧米の方が「日本人は信仰心がない」といいますが決してそんなことはないのではないでしょうか。多神教の信仰とはこういうものだと私は思います。

 でも二兎を追って一兎も得られていないというか、宗教的に器用貧乏というか、懐が広すぎてどれに対しても敬虔でない所は一神教と比べると確かにありますね。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
確かに、うまく使い分けていますよね。根底にはやはり神道があるがゆえに、子どものお宮参りなど様々な行事には神社へ足を運んでますし。お葬式となると仏式ですし。恥ずかしながら説明しろといわれると自信がなくて…
本当に参考になりました。

お礼日時:2006/06/15 20:37

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