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先日読んだ『孤島の鬼』(角川ホラー文庫)がとても面白く、
乱歩作品を詳しく読んでみたいと思いました。
そこで質問なのですが、光文社文庫から出ています
「江戸川乱歩全集」は乱歩入門にふさわしいでしょうか。
出来れば上記(『孤島~』)のような現代語訳されたものではなく
本来の文章に手が加えられていないものを希望しています。
研究者の方などは何をテキストにしていらっしゃるのでしょうか…。
もしご存知の方がいらっしゃいましたらご回答お願い致します。

A 回答 (3件)

本来の乱歩の世界を楽しみたいのでしたら東京創元社創元推理文庫から出ている全集をお勧めします。


文章が旧仮名遣い・旧漢字ですし、初出誌の挿絵がセットですので条件に見合っていると思います。
タイトルも当時のものを使っていることが多いです。
ただ、昔の文章ですので読みづらいかもしれません(旧漢字にルビは振っていません)
他の出版社から出ている全集は知らないので比較できませんが参考にどうぞ。

参考URL:http://www.tsogen.co.jp/np/index.do
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この回答へのお礼

創元推理文庫ですか。知りませんでした。お勧め有難うございます。ルビなし旧漢字、難しそうですがどの程度受け入れられるか実際手にとって考えてみます。本当はもっと予算があって色々なものを読み比べられればいいんですけれどね…。ご回答有難うございました!

お礼日時:2006/06/15 02:20

乱歩の作品は、まだ乱歩が活躍していたころから、いろいろな事情で、初出版以外に訂正版や伏字版、章を丸々削除したもの(盲獣等)、後半部分が二通りあって、まったく違う結末になるもの(猟奇の果等)、など様々な別バージョンがある作品が結構あります。


出版社によって、どのバージョンを採用しているかは違っていますが、光文社文庫版はこれらの出版社間によるバージョンの違いを可能な限り網羅して、注記しています。
伏字部分も読むことができます。
研究者にも初心者にもお勧めだと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、そんなにも色々なバージョンがあるのですね。最初に挙げた光文社文庫版を推して頂いて、さらに迷ってしまいましたがとても感謝しています。一番書店で見かけるのがこのシリーズなので、売る側としてもお勧めなのかなと考えていたところです。やはり作品との最初の出会いは大事だと思うので、もうちょっと考えてみます。ご回答有難うございました!

お礼日時:2006/06/15 23:24

江戸川乱歩はあまり読んでいないんです。

小学生の時にとにかく、恐かったものですから。
しかし、江戸川乱歩が子どもの頃、夢中で日が暮れるのも気付かずに読みふけり、大人になってからリメイクを発表したという作家さんのことは知っています。
黒岩涙香先生です。
「幽霊塔」「死美人」などは、英国の小説を黒岩涙香先生が新聞連載したものがあります。
ネーミングセンスなどは江戸川先生より、黒岩涙香先生のほうが現代っぽいと思いますが……
例えば、「幽霊塔」の秀子は江戸川先生は「ぎん子」に変えています。
ぎん子って……(「死美人」は江戸川先生版はありません)

まあ、江戸川先生版と読み比べてみるのもまた一興かと。

幽霊塔は、現在は青空文庫入りしています。
1980年に旺文社文庫として刊行されました。

参考URL:http://www.aozora.gr.jp/cards/000179/card943.html
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この回答へのお礼

専門的な情報を有難うございます。いずれ江戸川乱歩についてレポートなり何なり書きたいと思っているので、是非参考にさせて頂きたいと思います。乱歩作品も膨大だしその上乱歩がリメイクした作家さん…となると本当に読み応えがあるなあと思います。頑張ります!ご回答有難うございました!

お礼日時:2006/06/15 02:26

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