映画のセットを作る仕事に付くには・・・

私は、今美大を目指して勉強中の高３です。
アトリエの先生、美術の先生にも、専門学校は就職率が低いと聞いて、専門や短大ではなく、４年生の美大に行きたいと考えています。
将来は、映画のセットを作る仕事をしたいなと思っています。
けれど、美大の費用がとても掛かるという点で、親は素直に賛成してくれていません。もうちょっと周りを広く見てから１つに決めて欲しい、と言われました。
そこで、質問なのですが、美大に行く意外で映画の美術スタッフになれる道はあるでしょうか？　

No.1 ベストアンサー 回答者： asx 回答日時： 2006/06/16 15:26

美大卒業生です。

「美大に行く意外で映画の美術スタッフになれる道はあるでしょうか？」
結論から言ってしまうと、あります。
ただ、比較してしまうと、美大（芸術学部なども含む）のほうが、可能性は高いとは思います。
独学では勉強できないことを沢山学ぶことができ、そういった業界のコネが作れる可能性もあります。
でも大切なことは、出身大学ではなくて、どれだけの技術とセンスとやる気があるか、だと思いますよ。
既にご存知かもしれませんが、そういった業界へ就職活動をする際、相手がチェックするのは、出身大学などが書かれた「履歴書」ではなく、それまでに作った作品が載っている「ポートフォリオ」です。
美大に通っていなくても、自分の作品を作る機会や人に作品を見てもらう機会はあります。
逆に美大に通っているからと言って、授業だけで満足しているようではいけませんしね。美大出身でも就職率は良いとはいえないと思いますし。

ご両親としっかりと話し合って、それでもどうしても美大以外に進学することになったとしても、自分に与えられた環境で、できる限りの勉強と作品作りをすることが大事だと思います。
頑張ってくださいね。

この回答へのお礼

早くにお返事くださってありがとうございました！
与えられた環境で、出来る事をする！という大事な事を、考えていませんでした；
よく調べて、話し合ってみたいと思います。

お礼日時：2006/06/17 19:50

No.2 回答者： isoiso0423 回答日時： 2006/06/17 00:31

映画に関係する美術スタッフといっても、いくつかの職種があります。

”セットを作る”というのはデザイナーってことでしょうか？

”作る”というだけだと大道具さんもそうですし、装飾というパートもあります。

また美術スタッフで美大卒じゃない人はたくさんいると思われます。
ってデザイナーに”どこ出身か？”なぁ～んて訊いたことがないので、なんとも言えないんですけど。

まずは邦画界に足跡を残された有名デザイナーの関係書を読んでみてはどうでしょうか？
映画の美術とはどんなものなのか、ということで参考にはなると思うんですけど。
下記の三冊は大きな図書館だったら置いてあると思いますよ。

「映画美術とは何か　美術監督・西岡善信と巨匠たちとの仕事」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4582282377/50 …

「村木与四郎の映画美術」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4845998858/50 …

「映画美術―擬景・借景・嘘百景」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/489830172X/50 …

あと「シナリオ（台本）」も読んでおいた方がいいです。小説と違いセリフ以外のことはかなり簡素にしか書き込みはありませんし、美術的なことはおよそ何も書いてないんで。
まず自分の好きな映画のシナリオを手に入れて読むことをすすめます。実際の台本を入手するのはむつかしいですけど、有名な作品は雑誌に掲載されたり、著書になってますんで、探してみてください。

映画の美術がふつうの美術？と違うのは、たとえば主人公の部屋のセットを作るにも、”そこに主人公は何年住でいるのか”で”作り込み方”が違ってくる、ということです。
現場では”ヨゴシ”という言い方をするんですけど、作った時はいわゆる”綺麗な新品”のわけですけど、撮影時にはそうであってはいけないんです。
こういったことも映画美術には必要なので（こんなこと美大じゃ教えてくれないと思いますけど）いろいろと勉強してください。

この回答への補足

わたしは、デザイナーになりたいです。

解らない事があるんで質問させてください、装飾はどういう事をするんですか？
あと、セットデザイナーは美術監督のことでいいのでしょうか？

補足日時：2006/06/18 16:06

この回答へのお礼

お返事ありがとうございました！！
本は今度、探してみたいと思います！
あとシナリオのほうも、探してみます（＾＾）

参考になるお話、ありがとうございました。

お礼日時：2006/06/18 16:17