アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

健康診断の結果、肺過膨張といわれました。
「要精密検査」とも書かれてしまいました。

喫煙者であることを申告していないのに
「何年吸っているの?」「1日何本吸っているの?」と聞かれてしまいました。
レントゲンだけで本当にわかるものなのでしょうか。

私は30歳で、20歳の時からタバコを吸っています。
今まで、息苦しくなったり、せきやタンがするようなことは
ありませんでした。
精密検査を受けたほうがいいのでしょうか。
何かアドバイスやご存知のことがありましたら教えて下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

診断として「肺気腫」が疑われているものと思われます。


肺気腫は慢性閉塞性肺疾患の代表的疾患です。
慢性閉塞性肺疾患とは、日本呼吸器学会ガイドラインにて「有毒な粒子やガスの吸入によって生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限(呼吸時、特に呼気時に空気の出し入れがしにくくなる)を呈する疾患。この気流制限には様々な程度の可逆性(治る人も治らない人もいる)を認め、発症と経過が緩徐であり、労作性呼吸困難(動くと息苦しい)を生じる」と定義されています。有毒な粒子やガスとして、喫煙は非常に強い関係があるとされています。
胸部レントゲンで、肺の過膨張所見(肺の陰影の中に肋骨が何本写っているかの対比で見る)や含気量の増加(肺のレントゲンで黒っぽい部分が多い)、心臓陰影の横幅が狭くなっていることなどで初期診断されます。そして精密検査で呼吸機能検査(よく学校検診でやった肺活量の検査に毛が生えた程度のものです)を行い、診断されます。
症状の主なものは、上記の労作性呼吸困難、慢性咳嗽+喀痰など。呼吸機能悪化が進むと、在宅酸素療法も適応されます。公園などで散歩している人をよーく気をつけて見ていると、稀に携帯用の酸素ボンベをゴロゴロ引っ張りながら、鼻にチューブをつけている人を見かけることがあります。こうした人の多くが肺気腫が原因で酸素療法を受けています。進行すれば命にも関わりかねない病気です。
治療の原則は、(完成された病変がなかなか元に戻りにくいため)残された肺機能を温存し、有効に活用することです。その第一は「禁煙」。生命予後にも関わる最も重要な因子です。
現在自覚症状は殆どないようですから、まず精密検査を受けて診断をきちんと受けること、病気の有無に関わらず疑われるレントゲン所見がある以上どっちにしても禁煙すること。とりあえずやるべきことはこの2つと思います。

・・・でも切羽詰らないとなかなかやめられませんよね、タバコ。(将来の)ご自分の体のためと思って頑張って!
    • good
    • 10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!